2015年10月2日金曜日

10/2 列王記第一4,5、エペソ人への手紙2、エゼキエル書35、詩篇85

列王記第一4 
4:1 ソロモン王はイスラエルの全地の王であった。
4:2 彼の高官たちは次のとおりである。ザドクの子アザリヤは祭司。
4:3 シシャの子エリホレフとアヒヤは書記官。アヒルデの子ヨシャバテは史官。
4:4 エホヤダの子ベナヤは軍の長。ザドクとアビヤタルは祭司。
4:5 ナタンの子アザリヤは代官の長。ナタンの子ザブデは祭司で、王の友であった。
4:6 アヒシャルは宮内卿。アブダの子アドニラムは徴募の長であった。
4:7 ソロモンはまたイスラエルの全地に十二人の代官を置いた。その人々は王とその家のために食物を備えた。すなわちおのおの一年に一月ずつ食物を備えるのであった。
4:8 その名は次のとおりである。エフライムの山地にはベンホル。
4:9 マカヅと、シャラビムと、ベテシメシと、エロン・ベテハナンにはベンデケル。
4:10 アルボテにはベンヘセデ、(彼はソコとヘペルの全地を担当した)。
4:11 ドルの高地の全部にはベン・アビナダブ、(彼はソロモンの娘タパテを妻とした)。
4:12 アヒルデの子バアナはタアナクとメギドと、エズレルの下、ザレタンのかたわらにあるベテシャンの全地を担当して、ベテシャンからアベル・メホラに至り、ヨクメアムの向こうにまで及んだ。
4:13 ラモテ・ギレアデにはベンゲベル、(彼はギレアデにあるマナセの子ヤイルの村々を担当し、またバシャンにあるアルゴブの地方の城壁と青銅の貫の木のある大きな町六十を担当した)。
4:14 マハナイムにはイドの子アヒナダブ。
4:15 ナフタリにはアヒマアズ、(彼もソロモンの娘バスマテを妻にめとった)。
4:16 アセルとベアロテにはホシャイの子バアナ。
4:17 イッサカルにはパルアの子ヨシャパテ。
4:18 ベニヤミンにはエラの子シメイ。
4:19 アモリびとの王シホンの地およびバシャンの王オグの地なるギレアデの地にはウリの子ゲベル。彼はその地のただひとりの代官であった。
4:20 ユダとイスラエルの人々は多くて、海べの砂のようであったが、彼らは飲み食いして楽しんだ。
4:21 ソロモンはユフラテ川からペリシテびとの地と、エジプトの境に至るまでの諸国を治めたので、皆みつぎ物を携えてきて、ソロモンの一生のあいだ仕えた。
4:22 さてソロモンの一日の食物は細かい麦粉三十コル、荒い麦粉六十コル、
4:23 肥えた牛十頭、牧場の牛二十頭、羊百頭で、そのほかに雄じか、かもしか、こじか、および肥えた鳥があった。
4:24 これはソロモンがユフラテ川の西の地方をテフサからガザまで、ことごとく治めたからである。すなわち彼はユフラテ川の西の諸王をことごとく治め、周囲至る所に平安を得た。
4:25 ソロモンの一生の間、ユダとイスラエルはダンからベエルシバに至るまで、安らかにおのおの自分たちのぶどうの木の下と、いちじくの木の下に住んだ。
4:26 ソロモンはまた戦車の馬の、うまや四千と、騎兵一万二千を持っていた。
4:27 そしてそれらの代官たちはおのおの当番の月にソロモン王のため、およびすべてソロモン王の食卓に連なる者のために、食物を備えて欠けることのないようにした。
4:28 また彼らはおのおのその割当にしたがって馬および早馬に食わせる大麦とわらを、その馬のいる所に持ってきた。
4:29 神はソロモンに非常に多くの知恵と悟りを授け、また海べの砂原のように広い心を授けられた。
4:30 ソロモンの知恵は東の人々の知恵とエジプトのすべての知恵にまさった。
4:31 彼はすべての人よりも賢く、エズラびとエタンよりも、またマホルの子ヘマン、カルコル、ダルダよりも賢く、その名声は周囲のすべての国々に聞えた。
4:32 彼はまた箴言三千を説いた。またその歌は一千五首あった。
4:33 彼はまた草木のことを論じてレバノンの香柏から石がきにはえるヒソプにまで及んだ。彼はまた獣と鳥と這うものと魚のことを論じた。
4:34 諸国の人々はソロモンの知恵を聞くためにきた。地の諸王はソロモンの知恵を聞いて人をつかわした。

列王記第一5 5:1 さてツロの王ヒラムは、ソロモンが油を注がれ、その父に代って、王となったのを聞いて、家来をソロモンにつかわした。ヒラムは常にダビデを愛したからである。
5:2 そこでソロモンはヒラムに人をつかわして言った、
5:3 「あなたの知られるとおり、父ダビデはその周囲にあった敵との戦いのゆえに、彼の神、主の名のために宮を建てることができず、主が彼らをその足の裏の下に置かれるのを待ちました。
5:4 ところが今わが神、主はわたしに四方の太平を賜わって、敵もなく、災もなくなったので、
5:5 主が父ダビデに『おまえに代って、おまえの位に、わたしがつかせるおまえの子、その人がわが名のために宮を建てるであろう』と言われたように、わが神、主の名のために宮を建てようと思います。
5:6 それゆえ、あなたは命令を下して、レバノンの香柏をわたしのために切り出させてください。わたしのしもべたちをあなたのしもべたちと一緒に働かせます。またわたしはすべてあなたのおっしゃるとおり、あなたのしもべたちの賃銀をあなたに払います。あなたの知られるとおり、わたしたちのうちにはシドンびとのように木を切るに巧みな人がないからです」。
5:7 ヒラムはソロモンの言葉を聞いて大いに喜び、「きょう、主はあがむべきかな。主はこのおびただしい民を治める賢い子をダビデに賜わった」と言った。
5:8 そしてヒラムはソロモンに人をつかわして言った、「わたしはあなたが申しおくられたことを聞きました。香柏の材木と、いとすぎの材木については、すべてお望みのようにいたします。
5:9 わたしのしもべどもにそれをレバノンから海に運びおろさせましょう。わたしはそれをいかだに組んで、海路、あなたの指示される場所まで送り、そこでそれをくずしましょう。あなたはそれを受け取ってください。また、あなたはわたしの家のために食物を供給して、わたしの望みをかなえてください」。
5:10 こうしてヒラムはソロモンにすべて望みのように香柏の材木と、いとすぎの材木を与えた。
5:11 またソロモンはヒラムにその家の食物として小麦二万コルを与え、またオリブをつぶして取った油二万コルを与えた。このようにソロモンは年々ヒラムに与えた。
5:12 主は約束されたようにソロモンに知恵を賜わった。またヒラムとソロモンの間は平和であって、彼らふたりは条約を結んだ。
5:13 ソロモン王はイスラエルの全地から強制的に労働者を徴募した。その徴募人員は三万人であった。
5:14 ソロモンは彼らを一か月交代に一万人ずつレバノンにつかわした。すなわち一か月レバノンに、二か月家にあり、アドニラムは徴募の監督であった。
5:15 ソロモンにはまた荷を負う者が七万人、山で石を切る者が八万人あった。
5:16 ほかにソロモンには工事を監督する上役の官吏が三千三百人あって、工事に働く民を監督した。
5:17 王は命じて大きい高価な石を切り出させ、切り石をもって宮の基をすえさせた。
5:18 こうしてソロモンの建築者と、ヒラムの建築者およびゲバルびとは石を切り、材木と石とを宮を建てるために備えた

エペソ人への手紙2

2:1 さてあなたがたは、先には自分の罪過と罪とによって死んでいた者であって、
2:2 かつてはそれらの中で、この世のならわしに従い、空中の権をもつ君、すなわち、不従順の子らの中に今も働いている霊に従って、歩いていたのである。
2:3 また、わたしたちもみな、かつては彼らの中にいて、肉の欲に従って日を過ごし、肉とその思いとの欲するままを行い、ほかの人々と同じく、生れながらの怒りの子であった。
2:4 しかるに、あわれみに富む神は、わたしたちを愛して下さったその大きな愛をもって、
2:5 罪過によって死んでいたわたしたちを、キリストと共に生かし——あなたがたの救われたのは、恵みによるのである——
2:6 キリスト・イエスにあって、共によみがえらせ、共に天上で座につかせて下さったのである。
2:7 それは、キリスト・イエスにあってわたしたちに賜わった慈愛による神の恵みの絶大な富を、きたるべき世々に示すためであった。
2:8 あなたがたの救われたのは、実に、恵みにより、信仰によるのである。それは、あなたがた自身から出たものではなく、神の賜物である。
2:9 決して行いによるのではない。それは、だれも誇ることがないためなのである。
2:10 わたしたちは神の作品であって、良い行いをするように、キリスト・イエスにあって造られたのである。神は、わたしたちが、良い行いをして日を過ごすようにと、あらかじめ備えて下さったのである。
2:11 だから、記憶しておきなさい。あなたがたは以前には、肉によれば異邦人であって、手で行った肉の割礼ある者と称せられる人々からは、無割礼の者と呼ばれており、
2:12 またその当時は、キリストを知らず、イスラエルの国籍がなく、約束されたいろいろの契約に縁がなく、この世の中で希望もなく神もない者であった。
2:13 ところが、あなたがたは、このように以前は遠く離れていたが、今ではキリスト・イエスにあって、キリストの血によって近いものとなったのである。
2:14 キリストはわたしたちの平和であって、二つのものを一つにし、敵意という隔ての中垣を取り除き、ご自分の肉によって、
2:15 数々の規定から成っている戒めの律法を廃棄したのである。それは、彼にあって、二つのものをひとりの新しい人に造りかえて平和をきたらせ、
2:16 十字架によって、二つのものを一つのからだとして神と和解させ、敵意を十字架にかけて滅ぼしてしまったのである。
2:17 それから彼は、こられた上で、遠く離れているあなたがたに平和を宣べ伝え、また近くにいる者たちにも平和を宣べ伝えられたのである。
2:18 というのは、彼によって、わたしたち両方の者が一つの御霊の中にあって、父のみもとに近づくことができるからである。
2:19 そこであなたがたは、もはや異国人でも宿り人でもなく、聖徒たちと同じ国籍の者であり、神の家族なのである。
2:20 またあなたがたは、使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられたものであって、キリスト・イエスご自身が隅のかしら石である。
2:21 このキリストにあって、建物全体が組み合わされ、主にある聖なる宮に成長し、
2:22 そしてあなたがたも、主にあって共に建てられて、霊なる神のすまいとなるのである。

エゼキエル書35
35:1 主の言葉がわたしに臨んだ、
35:2 「人の子よ、あなたの顔をセイル山に向け、これに対して預言し、
35:3 これに言え。主なる神はこう言われる、セイル山よ、見よ、わたしはあなたを敵とし、わたしの手をあなたに向かって伸べ、あなたを全く荒し、
35:4 あなたの町々を滅ぼす。あなたは荒れはてる。そしてわたしが主であることを悟る。
35:5 あなたは限りない敵意をいだいて、イスラエルの人々をその災の時、終りの刑罰の時に、つるぎの手に渡した。
35:6 それゆえ、主なる神は言われる、わたしは生きている。わたしはあなたを血にわたす。血はあなたを追いかける。あなたには血のとががあるゆえ、血はあなたを追いかける
35:7 わたしはセイル山を全く荒し、そこに行き来する者を断ち、
35:8 その山々を殺された者で満たす。つるぎで殺された者が、あなたのもろもろの丘、もろもろの谷、もろもろのくぼ地に倒れる。
35:9 わたしはあなたを、永遠の荒れ地とし、あなたの町々には住む者がなくなる。そしてあなたがたは、わたしが主であることを悟る。
35:10 あなたは言う、『これら二つの国民、二つの国はわたしのもの、われわれはこれを獲よう』と。しかし主はそこにおられる。
35:11 それゆえ、主なる神は言われる、わたしは生きている。あなたが彼らを憎んで、彼らに示した怒りと、ねたみにしたがって、わたしはあなたを扱う。わたしがあなたをさばく時、わたし自身をあなたに示す。
35:12 あなたがイスラエルの山々に向かって、『これは荒れはてて、われわれの食となる』と言ったもろもろのそしりを、主なるわたしが聞いたことをあなたは悟る。
35:13 あなたがたは、わたしに対して口をもって誇り、またわたしに対して、あなたがたの言葉を多くした。わたしはそれを聞いた。
35:14 主なる神はこう言われる、全地の喜びのために、わたしはあなたを荒れ地とする。
35:15 あなたが、イスラエルの家の嗣業の荒れるのを喜んだように、わたしはあなたに、そのようにする。セイル山よ、あなたは荒れ地となる。エドムもすべてそのようになる。そのとき彼らは、わたしが主であることを悟るようになる。

詩篇85
85:0 聖歌隊の指揮者によってうたわせたコラの子の歌
85:1 主よ、あなたはみ国にめぐみを示し、ヤコブの繁栄を回復されました。
85:2 あなたはその民の不義をゆるし、彼らの罪をことごとくおおわれました。〔セラ
85:3 あなたはすべての怒りを捨て、激しい憤りを遠ざけられました。
85:4 われらの救の神よ、われらを回復し、われらに対するあなたの憤りをおやめください。
85:5 あなたはとこしえにわれらを怒り、よろずよまで、あなたの怒りを延ばされるのですか。
85:6 あなたの民が、あなたによって喜びを得るため、われらを再び生かされないのですか。
85:7 主よ、あなたのいつくしみをわれらに示し、あなたの救をわれらに与えてください。
85:8 わたしは主なる神の語られることを聞きましょう。主はその民、その聖徒、ならびにその心を主に向ける者に、平和を語られるからです。
85:9 まことに、その救は神を恐れる者に近く、その栄光はわれらの国にとどまるでしょう。
85:10 いつくしみと、まこととは共に会い、義と平和とは互に口づけし、
85:11 まことは地からはえ、義は天から見おろすでしょう。
85:12 主が良い物を与えられるので、われらの国はその産物を出し、
85:13 義は主のみ前に行き、その足跡を道とするでしょう。

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