2015年3月27日金曜日

3/27 出エジピト記38、箴言14、ヨハネの福音書17、ピリピ人への手紙1

出エジプト記38
38:1 またアカシヤ材で燔祭の祭壇を造った。長さ五キュビト、幅五キュビトの四角で、高さは三キュビトである。
38:2 その四すみの上に、その一部とし、それの角を造り、青銅で祭壇をおおった。
38:3 また祭壇のもろもろの器、すなわち、つぼ、十能、鉢、肉叉、火皿を造った。そのすべての器を青銅で造った。
38:4 また祭壇のために、青銅の網細工の格子を造り、これを祭壇の出張りの下に取りつけて、祭壇の高さの半ばに達するようにした。
38:5 また青銅の格子の四すみのために、環四つを鋳て、さおを通す所とした。
38:6 アカシヤ材で、そのさおを造り、青銅でこれをおおい、
38:7 そのさおを祭壇の両側にある環に通して、それをかつぐようにした。祭壇は板をもって、空洞に造った。
38:8 また洗盤と、その台を青銅で造った。すなわち会見の幕屋の入口で務をなす女たちの鏡をもって造った。
38:9 また庭を造った。その南側のために百キュビトの亜麻の撚糸の庭のあげばりを設けた。
38:10 その柱は二十、その柱の二十の座は青銅で、その柱の鉤と桁は銀とした。
38:11 また北側のためにも百キュビトのあげばりを設けた。その柱二十、その柱の二十の座は青銅で、その柱の鉤と桁は銀とした。
38:12 また西側のために、五十キュビトのあげばりを設けた。その柱は十、その座も十で、その柱の鉤と桁は銀とした。
38:13 また東側のためにも、五十キュビトのあげばりを設けた。
38:14 その一方に十五キュビトのあげばりを設けた。その柱は三つ、その座も三つ。
38:15 また他の一方にも、同じようにした。すなわち庭の門のこなたかなたともに、十五キュビトのあげばりを設けた。その柱は三つ、その座も三つ。
38:16 庭の周囲のあげばりはみな亜麻の撚糸である。
38:17 柱の座は青銅、柱の鉤と桁とは銀、柱の頭のおおいも銀である。庭の柱はみな銀の桁で連ねた。
38:18 庭の門のとばりは青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、色とりどりに織ったものであった。長さは二十キュビト、幅なる高さは五キュビトで、庭のあげばりと等しかった。
38:19 その柱は四つ、その座も四つで、ともに青銅。その鉤は銀、柱の頭のおおいと桁は銀である。
38:20 ただし、幕屋および、その周囲の庭の釘はみな青銅であった。
38:21 幕屋、すなわちあかしの幕屋に用いた物の総計は次のとおりである。すなわちモーセの命に従い、祭司アロンの子イタマルがレビびとを用いて量ったものである。
38:22 ユダの部族に属するホルの子なるウリの子ベザレルは、主がモーセに命じられた事をことごとくした。
38:23 ダンの部族に属するアヒサマクの子アホリアブは彼と共にあって彫刻、浮き織をなし、また青糸、紫糸、緋糸、亜麻糸で、縫取りをする者であった。
38:24 聖所のもろもろの工作に用いたすべての金、すなわち、ささげ物なる金は聖所のシケルで、二十九タラント七百三十シケルであった。
38:25 会衆のうちの数えられた者のささげた銀は聖所のシケルで、百タラント千七百七十五シケルであった。
38:26 これはひとり当り一ベカ、すなわち聖所のシケルの半シケルであって、すべて二十歳以上で数えられた者が六十万三千五百五十人であったからである。
38:27 聖所の座と垂幕の座とを鋳るために用いた銀は百タラントであった。すなわち百座につき百タラント、一座につき一タラントである。
38:28 また千七百七十五シケルで柱の鉤を造り、また柱の頭をおおい、柱のために桁を造った。
38:29 ささげ物なる青銅は七十タラント二千四百シケルであった。
38:30 これを用いて会見の幕屋の入口の座、青銅の祭壇と、それにつく青銅の格子、および祭壇のもろもろの器を造った。
38:31 また庭の周囲の座、庭の門の座、および幕屋のもろもろの釘と、庭の周囲のもろもろの釘を造った。

箴言14
14:1 知恵はその家を建て、愚かさは自分の手でそれをこわす。
14:2 まっすぐに歩む者は主を恐れる、曲って歩む者は主を侮る。
14:3 愚かな者の言葉は自分の背にむちを当てる、知恵ある者のくちびるはその身を守る。
14:4 牛がなければ穀物はない、牛の力によって農作物は多くなる。
14:5 真実な証人はうそをいわない、偽りの証人はうそをつく。
14:6 あざける者は知恵を求めても得られない、さとき者は知識を得ることがたやすい。
14:7 愚かな者の前を離れ去れ、そこには知識の言葉がないからである。
14:8 さとき者の知恵は自分の道をわきまえることにあり、愚かな者の愚かは、欺くことにある。
14:9 神は悪しき者をあざけられる、正しい者は、その恵みを受ける。
14:10 心の苦しみは心みずからが知る、その喜びには他人はあずからない。
14:11 悪しき者の家は滅ぼされ、正しい者の幕屋は栄える。
14:12 人が見て自ら正しいとする道でも、その終りはついに死に至る道となるものがある。
14:13 笑う時にも心に悲しみがあり、喜びのはてに憂いがある。
14:14 心のもとれる者はそのしわざの実を刈り取り、善良な人もまたその行いの実を刈り取る。
14:15 思慮のない者はすべてのことを信じる、さとき者は自分の歩みを慎む。
14:16 知恵ある者は用心ぶかく、悪を離れる、愚かな者は高ぶって用心しない。
14:17 怒りやすい者は愚かなことを行い、賢い者は忍耐強い。
14:18 思慮のない者は愚かなことを自分のものとする、さとき者は知識をもって冠とする。
14:19 悪人は善人の前にひれ伏し、悪しき者は正しい者の門にひれ伏す。
14:20 貧しい者はその隣にさえも憎まれる、しかし富める者は多くの友をもつ。
14:21 隣り人を卑しめる者は罪びとである、貧しい人をあわれむ者はさいわいである。
14:22 悪を計る者はおのれを誤るではないか、善を計る者にはいつくしみと、まこととがある。
14:23 すべての勤労には利益がある、しかし口先だけの言葉は貧乏をきたらせるだけだ。
14:24 知恵ある者の冠はその知恵である、愚かな者の花の冠はただ愚かさである。
14:25 まことの証人は人の命を救う、偽りを吐く者は裏切者である。
14:26 主を恐れることによって人は安心を得、その子らはのがれ場を得る。
14:27 主を恐れることは命の泉である、人を死のわなからのがれさせる。
14:28 王の栄えは民の多いことにあり、君の滅びは民を失うことにある。
14:29 怒りをおそくする者は大いなる悟りがあり、気の短い者は愚かさをあらわす。
14:30 穏やかな心は身の命である、しかし興奮は骨を腐らせる。
14:31 貧しい者をしえたげる者はその造り主を侮る、乏しい者をあわれむ者は、主をうやまう。
14:32 悪しき者はその悪しき行いによって滅ぼされ、正しい者はその正しきによって、のがれ場を得る。
14:33 知恵はさとき者の心にとどまり、愚かな者の心に知られない。
14:34 正義は国を高くし、罪は民をはずかしめる。
14:35 賢いしもべは王の恵みをうけ、恥をきたらす者はその怒りにあう。

ヨハネの福音書17
17:1 これらのことを語り終えると、イエスは天を見あげて言われた、「父よ、時がきました。あなたの子があなたの栄光をあらわすように、子の栄光をあらわして下さい。
17:2 あなたは、子に賜わったすべての者に、永遠の命を授けさせるため、万民を支配する権威を子にお与えになったのですから。
17:3 永遠の命とは、唯一の、まことの神でいますあなたと、また、あなたがつかわされたイエス・キリストとを知ることであります。
17:4 わたしは、わたしにさせるためにお授けになったわざをなし遂げて、地上であなたの栄光をあらわしました。
17:5 父よ、世が造られる前に、わたしがみそばで持っていた栄光で、今み前にわたしを輝かせて下さい。
17:6 わたしは、あなたが世から選んでわたしに賜わった人々に、み名をあらわしました。彼らはあなたのものでありましたが、わたしに下さいました。そして、彼らはあなたの言葉を守りました。
17:7 いま彼らは、わたしに賜わったものはすべて、あなたから出たものであることを知りました。
17:8 なぜなら、わたしはあなたからいただいた言葉を彼らに与え、そして彼らはそれを受け、わたしがあなたから出たものであることをほんとうに知り、また、あなたがわたしをつかわされたことを信じるに至ったからです。
17:9 わたしは彼らのためにお願いします。わたしがお願いするのは、この世のためにではなく、あなたがわたしに賜わった者たちのためです。彼らはあなたのものなのです。
17:10 わたしのものは皆あなたのもの、あなたのものはわたしのものです。そして、わたしは彼らによって栄光を受けました。
17:11 わたしはもうこの世にはいなくなりますが、彼らはこの世に残っており、わたしはみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに賜わった御名によって彼らを守って下さい。それはわたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためであります。
17:12 わたしが彼らと一緒にいた間は、あなたからいただいた御名によって彼らを守り、また保護してまいりました。彼らのうち、だれも滅びず、ただ滅びの子だけが滅びました。それは聖書が成就するためでした。
17:13 今わたしはみもとに参ります。そして世にいる間にこれらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らのうちに満ちあふれるためであります。
17:14 わたしは彼らに御言を与えましたが、世は彼らを憎みました。わたしが世のものでないように、彼らも世のものではないからです。
17:15 わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、彼らを悪しき者から守って下さることであります。
17:16 わたしが世のものでないように、彼らも世のものではありません。
17:17 真理によって彼らを聖別して下さい。あなたの御言は真理であります。
17:18 あなたがわたしを世につかわされたように、わたしも彼らを世につかわしました。
17:19 また彼らが真理によって聖別されるように、彼らのためわたし自身を聖別いたします。
17:20 わたしは彼らのためばかりではなく、彼らの言葉を聞いてわたしを信じている人々のためにも、お願いいたします。
17:21 父よ、それは、あなたがわたしのうちにおられ、わたしがあなたのうちにいるように、みんなの者が一つとなるためであります。すなわち、彼らをもわたしたちのうちにおらせるためであり、それによって、あなたがわたしをおつかわしになったことを、世が信じるようになるためであります。
17:22 わたしは、あなたからいただいた栄光を彼らにも与えました。それは、わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためであります。
17:23 わたしが彼らにおり、あなたがわたしにいますのは、彼らが完全に一つとなるためであり、また、あなたがわたしをつかわし、わたしを愛されたように、彼らをお愛しになったことを、世が知るためであります。
17:24 父よ、あなたがわたしに賜わった人々が、わたしのいる所に一緒にいるようにして下さい。天地が造られる前からわたしを愛して下さって、わたしに賜わった栄光を、彼らに見させて下さい。
17:25 正しい父よ、この世はあなたを知っていません。しかし、わたしはあなたを知り、また彼らも、あなたがわたしをおつかわしになったことを知っています。
17:26 そしてわたしは彼らに御名を知らせました。またこれからも知らせましょう。それは、あなたがわたしを愛して下さったその愛が彼らのうちにあり、またわたしも彼らのうちにおるためであります」。

ピリピ人への手紙1
1:1 キリスト・イエスの僕たち、パウロとテモテから、ピリピにいる、キリスト・イエスにあるすべての聖徒たち、ならびに監督たちと執事たちへ。
1:2 わたしたちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安とが、あなたがたにあるように。
1:3 わたしはあなたがたを思うたびごとに、わたしの神に感謝し、
1:4 あなたがた一同のために祈るとき、いつも喜びをもって祈り、
1:5 あなたがたが最初の日から今日に至るまで、福音にあずかっていることを感謝している。
1:6 そして、あなたがたのうちに良いわざを始められたかたが、キリスト・イエスの日までにそれを完成して下さるにちがいないと、確信している。
1:7 わたしが、あなたがた一同のために、そう考えるのは当然である。それは、わたしが獄に捕われている時にも、福音を弁明し立証する時にも、あなたがたをみな、共に恵みにあずかる者として、わたしの心に深く留めているからである。
1:8 わたしがキリスト・イエスの熱愛をもって、どんなに深くあなたがた一同を思っていることか、それを証明して下さるかたは神である。
1:9 わたしはこう祈る。あなたがたの愛が、深い知識において、するどい感覚において、いよいよ増し加わり、
1:10 それによって、あなたがたが、何が重要であるかを判別することができ、キリストの日に備えて、純真で責められるところのないものとなり、
1:11 イエス・キリストによる義の実に満たされて、神の栄光とほまれとをあらわすに至るように。
1:12 さて、兄弟たちよ。わたしの身に起った事が、むしろ福音の前進に役立つようになったことを、あなたがたに知ってもらいたい。
1:13 すなわち、わたしが獄に捕われているのはキリストのためであることが、兵営全体にもそのほかのすべての人々にも明らかになり、
1:14 そして兄弟たちのうち多くの者は、わたしの入獄によって主にある確信を得、恐れることなく、ますます勇敢に、神の言を語るようになった。
1:15 一方では、ねたみや闘争心からキリストを宣べ伝える者がおり、他方では善意からそうする者がいる。
1:16 後者は、わたしが福音を弁明するために立てられていることを知り、愛の心でキリストを伝え、
1:17 前者は、わたしの入獄の苦しみに更に患難を加えようと思って、純真な心からではなく、党派心からそうしている。
1:18 すると、どうなのか。見えからであるにしても、真実からであるにしても、要するに、伝えられているのはキリストなのだから、わたしはそれを喜んでいるし、また喜ぶであろう。
1:19 なぜなら、あなたがたの祈と、イエス・キリストの霊の助けとによって、この事がついには、わたしの救となることを知っているからである。
1:20 そこで、わたしが切実な思いで待ち望むことは、わたしが、どんなことがあっても恥じることなく、かえって、いつものように今も、大胆に語ることによって、生きるにも死ぬにも、わたしの身によってキリストがあがめられることである。
1:21 わたしにとっては、生きることはキリストであり、死ぬことは益である。
1:22 しかし、肉体において生きていることが、わたしにとっては実り多い働きになるのだとすれば、どちらを選んだらよいか、わたしにはわからない。
1:23 わたしは、これら二つのものの間に板ばさみになっている。わたしの願いを言えば、この世を去ってキリストと共にいることであり、実は、その方がはるかに望ましい。
1:24 しかし、肉体にとどまっていることは、あなたがたのためには、さらに必要である。
1:25 こう確信しているので、わたしは生きながらえて、あなたがた一同のところにとどまり、あなたがたの信仰を進ませ、その喜びを得させようと思う。
1:26 そうなれば、わたしが再びあなたがたのところに行くので、あなたがたはわたしによってキリスト・イエスにある誇を増すことになろう。
1:27 ただ、あなたがたはキリストの福音にふさわしく生活しなさい。そして、わたしが行ってあなたがたに会うにしても、離れているにしても、あなたがたが一つの霊によって堅く立ち、一つ心になって福音の信仰のために力を合わせて戦い、
1:28 かつ、何事についても、敵対する者どもにろうばいさせられないでいる様子を、聞かせてほしい。このことは、彼らには滅びのしるし、あなたがたには救のしるしであって、それは神から来るのである。
1:29 あなたがたはキリストのために、ただ彼を信じることだけではなく、彼のために苦しむことをも賜わっている。
1:30 あなたがたは、さきにわたしについて見、今またわたしについて聞いているのと同じ苦闘を、続けているのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿