2015年3月28日土曜日

3/28 出エジプト記39、ヨハネの福音書18、箴言15、ピリピ人への手紙2   

出エジプト記39
39:1 彼らは青糸、紫糸、緋糸で、聖所の務のための編物の服を作った。またアロンのために聖なる服を作った。主がモーセに命じられたとおりである。
39:2 また金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸でエポデを作った。
39:3 また金を打ち延べて板とし、これを切って糸とし、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸に交えて、巧みな細工とした。
39:4 また、これがために肩ひもを作ってこれにつけ、その両端でこれにつけた。
39:5 エポデの上で、これをつかねる帯は、同じきれで、同じように、金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で作った。主がモーセに命じられたとおりである。
39:6 また、縞めのうを細工して、金糸の編細工にはめ、これに印を彫刻するように、イスラエルの子たちの名を刻み、
39:7 これをエポデの肩ひもにつけて、イスラエルの子たちの記念の石とした。主がモーセに命じられたとおりである。
39:8 また胸当を巧みなわざをもって、エポデの作りのように作った。すなわち金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で作った。
39:9 胸当は二つに折って四角にした。すなわち二つに折って、長さを一指当りとし、幅も一指当りとした。
39:10 その中に宝石四列をはめた。すなわち、紅玉髄、貴かんらん石、水晶の列を第一列とし、
39:11 第二列は、ざくろ石、るり、赤縞めのう、
39:12 第三列は黄水晶、めのう、紫水晶、
39:13 第四列は黄碧玉、縞めのう、碧玉であって、これらを金の編細工の中にはめ込んだ。
39:14 その宝石はイスラエルの子たちの名にしたがい、その名と等しく十二とし、おのおの印の彫刻のように、十二部族のためにその名を刻んだ。
39:15 またひも細工にねじた純金のくさりを胸当につけた。
39:16 また金の二つの編細工と、二つの金の環とを作り、その二つの環を胸当の両端につけた。
39:17 かの二筋の金のひもを胸当の端の二つの環につけた。
39:18 ただし、その二筋のひもの他の両端を、かの二つの編細工につけ、エポデの肩ひもにつけて前にくるようにした。
39:19 また二つの金の環を作って、これを胸当の両端につけた。すなわちエポデに接する内側の縁にこれをつけた。
39:20 また金の環二つを作って、これをエポデの二つの肩ひもの下の部分につけ、前の方で、そのつなぎ目に近く、エポデの帯の上の方にくるようにした。
39:21 胸当は青ひもをもって、その環をエポデの環に結びつけ、エポデの帯の上の方にくるようにした。こうして、胸当がエポデから離れないようにした。主がモーセに命じられたとおりである。
39:22 またエポデに属する上服は、すべて青地の織物で作った。
39:23 上服の口はそのまん中にあって、その口の周囲には、よろいのえりのように縁をつけて、ほころびないようにした。
39:24 上服のすそには青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、ざくろを作りつけ、
39:25 また純金で鈴を作り、その鈴を上服のすその周囲の、ざくろとざくろとの間につけた。
39:26 すなわち鈴にざくろ、鈴にざくろと、務の上服のすその周囲につけた。主がモーセに命じられたとおりである。
39:27 またアロンとその子たちのために、亜麻糸で織った下服を作り、
39:28 亜麻布で帽子を作り、亜麻布で麗しい頭布を作り、亜麻の撚糸の布で、下ばきを作り、
39:29 亜麻の撚糸および青糸、紫糸、緋糸で、色とりどりに織った帯を作った。主がモーセに命じられたとおりである。
39:30 また純金をもって、聖なる冠の前板を作り、印の彫刻のように、その上に「主に聖なる者」という文字を書き、
39:31 これに青ひもをつけて、それを帽子の上に結びつけた。主がモーセに命じられたとおりである。
39:32 こうして会見の天幕なる幕屋の、もろもろの工事が終った。イスラエルの人々はすべて主がモーセに命じられたようにおこなった。
39:33 彼らは幕屋と天幕およびそのもろもろの器をモーセのもとに携えてきた。すなわち、その鉤、その枠、その横木、その柱、その座、
39:34 あかね染めの雄羊の皮のおおい、じゅごんの皮のおおい、隔ての垂幕、
39:35 あかしの箱と、そのさお、贖罪所、
39:36 机と、そのもろもろの器、供えのパン、
39:37 純金の燭台と、そのともしび皿、すなわち列に並べるともしび皿と、そのもろもろの器、およびそのともし油、
39:38 金の祭壇、注ぎ油、香ばしい薫香、幕屋の入口のとばり、
39:39 青銅の祭壇、その青銅の格子と、そのさお、およびそのもろもろの器、洗盤とその台、
39:40 庭のあげばり、その柱とその座、庭の門のとばり、そのひもとその釘、また会見の天幕の幕屋に用いるもろもろの器、
39:41 聖所で務をなす編物の服、すなわち祭司の務をなすための祭司アロンの聖なる服およびその子たちの服。
39:42 イスラエルの人々は、すべて主がモーセに命じられたように、そのすべての工事をした。
39:43 モーセがそのすべての工事を見ると、彼らは主が命じられたとおりに、それをなしとげていたので、モーセは彼らを祝福した。

ヨハネの福音書18
1 イエスはこれらのことを語り終えて、弟子たちと一緒にケデロンの谷の向こうへ行かれた。そこには園があって、イエスは弟子たちと一緒にその中にはいられた。
2 イエスを裏切ったユダは、その所をよく知っていた。イエスと弟子たちとがたびたびそこで集まったことがあるからである。
3 さてユダは、一隊の兵卒と祭司長やパリサイ人たちの送った下役どもを引き連れ、たいまつやあかりや武器を持って、そこへやってきた。
4 しかしイエスは、自分の身に起ろうとすることをことごとく承知しておられ、進み出て彼らに言われた、「だれを捜しているのか」。
5 彼らは「ナザレのイエスを」と答えた。イエスは彼らに言われた、「わたしが、それである」。イエスを裏切ったユダも、彼らと一緒に立っていた。
6 イエスが彼らに「わたしが、それである」と言われたとき、彼らはうしろに引きさがって地に倒れた。
7 そこでまた彼らに、「だれを捜しているのか」とお尋ねになると、彼らは「ナザレのイエスを」と言った。
8 イエスは答えられた、「わたしがそれであると、言ったではないか。わたしを捜しているのなら、この人たちを去らせてもらいたい」。
9 それは、「あなたが与えて下さった人たちの中のひとりも、わたしは失わなかった」とイエスの言われた言葉が、成就するためである。
10 シモン・ペテロは剣を持っていたが、それを抜いて、大祭司の僕に切りかかり、その右の耳を切り落した。その僕の名はマルコスであった。
11 すると、イエスはペテロに言われた、「剣をさやに納めなさい。父がわたしに下さった杯は、飲むべきではないか」。
12 それから一隊の兵卒やその千卒長やユダヤ人の下役どもが、イエスを捕え、縛りあげて、
13 まずアンナスのところに引き連れて行った。彼はその年の大祭司カヤパのしゅうとであった。
14 カヤパは前に、ひとりの人が民のために死ぬのはよいことだと、ユダヤ人に助言した者であった。
15 シモン・ペテロともうひとりの弟子とが、イエスについて行った。この弟子は大祭司の知り合いであったので、イエスと一緒に大祭司の中庭にはいった。
16 しかし、ペテロは外で戸口に立っていた。すると大祭司の知り合いであるその弟子が、外に出て行って門番の女に話し、ペテロを内に入れてやった。
17 すると、この門番の女がペテロに言った、「あなたも、あの人の弟子のひとりではありませんか」。ペテロは「いや、そうではない」と答えた。
18 僕や下役どもは、寒い時であったので、炭火をおこし、そこに立ってあたっていた。ペテロもまた彼らに交じり、立ってあたっていた。
19 大祭司はイエスに、弟子たちのことやイエスの教のことを尋ねた。
20 イエスは答えられた、「わたしはこの世に対して公然と語ってきた。すべてのユダヤ人が集まる会堂や宮で、いつも教えていた。何事も隠れて語ったことはない。
21 なぜ、わたしに尋ねるのか。わたしが彼らに語ったことは、それを聞いた人々に尋ねるがよい。わたしの言ったことは、彼らが知っているのだから」。
22 イエスがこう言われると、そこに立っていた下役のひとりが、「大祭司にむかって、そのような答をするのか」と言って、平手でイエスを打った。
23 イエスは答えられた、「もしわたしが何か悪いことを言ったのなら、その悪い理由を言いなさい。しかし、正しいことを言ったのなら、なぜわたしを打つのか」。
24 それからアンナスは、イエスを縛ったまま大祭司カヤパのところへ送った。
25 シモン・ペテロは、立って火にあたっていた。すると人々が彼に言った、「あなたも、あの人の弟子のひとりではないか」。彼はそれをうち消して、「いや、そうではない」と言った。
26 大祭司の僕のひとりで、ペテロに耳を切りおとされた人の親族の者が言った、「あなたが園であの人と一緒にいるのを、わたしは見たではないか」。
27 ペテロはまたそれを打ち消した。するとすぐに、鶏が鳴いた。
28 それから人々は、イエスをカヤパのところから官邸につれて行った。時は夜明けであった。彼らは、けがれを受けないで過越の食事ができるように、官邸にはいらなかった。
29 そこで、ピラトは彼らのところに出てきて言った、「あなたがたは、この人に対してどんな訴えを起すのか」。
30 彼らはピラトに答えて言った、「もしこの人が悪事をはたらかなかったなら、あなたに引き渡すようなことはしなかったでしょう」。
31 そこでピラトは彼らに言った、「あなたがたは彼を引き取って、自分たちの律法でさばくがよい」。ユダヤ人らは彼に言った、「わたしたちには、人を死刑にする権限がありません」。
32 これは、ご自身がどんな死にかたをしようとしているかを示すために言われたイエスの言葉が、成就するためである。
33 さて、ピラトはまた官邸にはいり、イエスを呼び出して言った、「あなたは、ユダヤ人の王であるか」。
34 イエスは答えられた、「あなたがそう言うのは、自分の考えからか。それともほかの人々が、わたしのことをあなたにそう言ったのか」。
35 ピラトは答えた、「わたしはユダヤ人なのか。あなたの同族や祭司長たちが、あなたをわたしに引き渡したのだ。あなたは、いったい、何をしたのか」。
36 イエスは答えられた、「わたしの国はこの世のものではない。もしわたしの国がこの世のものであれば、わたしに従っている者たちは、わたしをユダヤ人に渡さないように戦ったであろう。しかし事実、わたしの国はこの世のものではない」。
37 そこでピラトはイエスに言った、「それでは、あなたは王なのだな」。イエスは答えられた、「あなたの言うとおり、わたしは王である。わたしは真理についてあかしをするために生れ、また、そのためにこの世にきたのである。だれでも真理につく者は、わたしの声に耳を傾ける」
38 ピラトはイエスに言った、「真理とは何か」。こう言って、彼はまたユダヤ人の所に出て行き、彼らに言った、「わたしには、この人になんの罪も見いだせない。
39 過越の時には、わたしがあなたがたのために、ひとりの人を許してやるのが、あなたがたのしきたりになっている。ついては、あなたがたは、このユダヤ人の王を許してもらいたいのか」。
40 すると彼らは、また叫んで「その人ではなく、バラバを」と言った。このバラバは強盗であった。

箴言15
1 柔らかい答は憤りをとどめ、激しい言葉は怒りをひきおこす。
2 知恵ある者の舌は知識をわかち与え、愚かな者の口は愚かを吐き出す。
3 主の目はどこにでもあって、悪人と善人とを見張っている。
4 優しい舌は命の木である、乱暴な言葉は魂を傷つける。
5 愚かな者は父の教訓を軽んじる、戒めを守る者は賢い者である。
6 正しい者の家には多くの宝がある、悪しき者の所得には煩いがある。
7 知恵ある者のくちびるは知識をひろめる、愚かな者の心はそうでない。
8 悪しき者の供え物は主に憎まれ、正しい者の祈は彼に喜ばれる。
9 悪しき者の道は主に憎まれ、正義を求める者は彼に愛せられる。
10 道を捨てる者には、きびしい懲らしめがあり、戒めを憎む者は死に至る。
11 陰府と滅びとは主の目の前にあり、人の心はなおさらである。
12 あざける者は戒められることを好まない、また知恵ある者に近づかない。
13 心に楽しみがあれば顔色も喜ばしい、心に憂いがあれば気はふさぐ。
14 さとき者の心は知識をたずね、愚かな者の口は愚かさを食物とする。
15 悩んでいる者の日々はことごとくつらく、心の楽しい人は常に宴会をもつ。
16 少しの物を所有して主を恐れるのは、多くの宝をもって苦労するのにまさる。
17 野菜を食べて互に愛するのは、肥えた牛を食べて互に憎むのにまさる。
18 憤りやすい者は争いをおこし、怒りをおそくする者は争いをとどめる。
19 なまけ者の道には、いばらがはえしげり、正しい者の道は平らかである。
20 知恵ある子は父を喜ばせる、愚かな人はその母を軽んじる。
21 無知な者は愚かなことを喜び、さとき者はまっすぐに歩む。
22 相はかることがなければ、計画は破れる、はかる者が多ければ、それは必ず成る。
23 人は口から出る好ましい答によって喜びを得る、時にかなった言葉は、いかにも良いものだ。
24 知恵ある人の道は上って命に至る、こうしてその人は下にある陰府を離れる。
25 主は高ぶる者の家を滅ぼし、やもめの地境を定められる。
26 悪人の計りごとは主に憎まれ、潔白な人の言葉は彼に喜ばれる。
27 不正な利をむさぼる者はその家を煩わせる、まいないを憎む者は生きながらえる。
28 正しい者の心は答えるべきことを考える、悪しき者の口は悪を吐き出す。
29 主は悪しき者に遠ざかり、正しい者の祈を聞かれる。
30 目の光は心を喜ばせ、よい知らせは骨を潤す。
31 ためになる戒めを聞く耳をもつ者は、知恵ある者の中にとどまる。
32 教訓を捨てる者はおのれの命を軽んじ、戒めを重んじる者は悟りを得る。
33 主を恐れることは知恵の教訓である、謙遜は、栄誉に先だつ。

ピリピ人への手紙2
1 そこで、あなたがたに、キリストによる勧め、愛の励まし、御霊の交わり、熱愛とあわれみとが、いくらかでもあるなら、
2 どうか同じ思いとなり、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、一つ思いになって、わたしの喜びを満たしてほしい。
3 何事も党派心や虚栄からするのでなく、へりくだった心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい。
4 おのおの、自分のことばかりでなく、他人のことも考えなさい。
5 キリスト・イエスにあっていだいているのと同じ思いを、あなたがたの間でも互に生かしなさい。
6 キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、
7 かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられた。その有様は人と異ならず、
8 おのれを低くして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた。
9 それゆえに、神は彼を高く引き上げ、すべての名にまさる名を彼に賜わった。
10 それは、イエスの御名によって、天上のもの、地上のもの、地下のものなど、あらゆるものがひざをかがめ、
11 また、あらゆる舌が、「イエス・キリストは主である」と告白して、栄光を父なる神に帰するためである。
12 わたしの愛する者たちよ。そういうわけだから、あなたがたがいつも従順であったように、わたしが一緒にいる時だけでなく、いない今は、いっそう従順でいて、恐れおののいて自分の救の達成に努めなさい。
13 あなたがたのうちに働きかけて、その願いを起させ、かつ実現に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである。
14 すべてのことを、つぶやかず疑わないでしなさい。
15 それは、あなたがたが責められるところのない純真な者となり、曲った邪悪な時代のただ中にあって、傷のない神の子となるためである。あなたがたは、いのちの言葉を堅く持って、彼らの間で星のようにこの世に輝いている。
16 このようにして、キリストの日に、わたしは自分の走ったことがむだでなく、労したこともむだではなかったと誇ることができる。
17 そして、たとい、あなたがたの信仰の供え物をささげる祭壇に、わたしの血をそそぐことがあっても、わたしは喜ぼう。あなたがた一同と共に喜ぼう。
18 同じように、あなたがたも喜びなさい。わたしと共に喜びなさい。
19 さて、わたしは、まもなくテモテをあなたがたのところに送りたいと、主イエスにあって願っている。それは、あなたがたの様子を知って、わたしも力づけられたいからである。
20 テモテのような心で、親身になってあなたがたのことを心配している者は、ほかにひとりもない。
21 人はみな、自分のことを求めるだけで、キリスト・イエスのことは求めていない。
22 しかし、テモテの錬達ぶりは、あなたがたの知っているとおりである。すなわち、子が父に対するようにして、わたしと一緒に福音に仕えてきたのである。
23 そこで、この人を、わたしの成行きがわかりしだい、すぐにでも、そちらへ送りたいと願っている。
24 わたし自身もまもなく行けるものと、主にあって確信している。
25 しかし、さしあたり、わたしの同労者で戦友である兄弟、また、あなたがたの使者としてわたしの窮乏を補ってくれたエパフロデトを、あなたがたのもとに送り返すことが必要だと思っている。
26 彼は、あなたがた一同にしきりに会いたがっているからである。その上、自分の病気のことがあなたがたに聞えたので、彼は心苦しく思っている。
27 彼は実に、ひん死の病気にかかったが、神は彼をあわれんで下さった。彼ばかりではなく、わたしをもあわれんで下さったので、わたしは悲しみに悲しみを重ねないですんだのである。
28 そこで、大急ぎで彼を送り返す。これで、あなたがたは彼と再び会って喜び、わたしもまた、心配を和らげることができよう。
29 こういうわけだから、大いに喜んで、主にあって彼を迎えてほしい。また、こうした人々は尊重せねばならない。
30 彼は、わたしに対してあなたがたが奉仕のできなかった分を補おうとして、キリストのわざのために命をかけ、死ぬばかりになったのである

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