2015年9月27日日曜日

9/27 サムエル記第二23、ガラテヤ人への手紙3、エゼキエル書30、詩篇78:38~72

サムエル記第二23   
1 これはダビデの最後の言葉である。エッサイの子ダビデの託宣、すなわち高く挙げられた人、ヤコブの神に油を注がれた人、イスラエルの良き歌びとの託宣。
2 「主の霊はわたしによって語る、その言葉はわたしの舌の上にある。
3 イスラエルの神は語られた、イスラエルの岩はわたしに言われた、『人を正しく治める者、神を恐れて、治める者は、
4 朝の光のように、雲のない朝に、輝きでる太陽のように、地に若草を芽ばえさせる雨のように人に臨む』。
5 まことに、わが家はそのように、神と共にあるではないか。それは、神が、よろず備わって確かなとこしえの契約をわたしと結ばれたからだ。どうして彼はわたしの救と願いを、皆なしとげられぬことがあろうか。
6 しかし、よこしまな人は、いばらのようで、手をもって取ることができないゆえ、みな共に捨てられるであろう。
7 これに触れようとする人は鉄や、やりの柄をもって武装する、彼らはことごとく火で焼かれるであろう」。
8 ダビデの勇士たちの名は次のとおりである。タクモンびとヨセブ・バッセベテはかの三人のうちの長であったが、彼はいちじに八百人に向かって、やりをふるい、それを殺した。
9 彼の次はアホアびとドドの子エレアザルであって、三勇士のひとりである。彼は、戦おうとしてそこに集まったペリシテびとに向かって戦いをいどみ、イスラエルの人々が退いた時、ダビデと共にいたが、
10 立ってペリシテびとを撃ち、ついに手が疲れ、手がつるぎに着いて離れないほどになった。その日、主は大いなる勝利を与えられた。民は彼のあとに帰ってきて、ただ殺された者をはぎ取るばかりであった。
11 彼の次はハラルびとアゲの子シャンマであった。ある時、ペリシテびとはレヒに集まった。そこに一面にレンズ豆を作った地所があった。民はペリシテびとの前から逃げたが、
12 彼はその地所の中に立って、これを防ぎ、ペリシテびとを殺した。そして主は大いなる救を与えられた。
13 三十人の長たちのうちの三人は下って行って刈入れのころに、アドラムのほら穴にいるダビデのもとにきた。時にペリシテびとの一隊はレパイムの谷に陣を取っていた。
14 その時ダビデは要害におり、ペリシテびとの先陣はベツレヘムにあったが、
15 ダビデは、せつに望んで、「だれかベツレヘムの門のかたわらにある井戸の水をわたしに飲ませてくれるとよいのだが」と言った。
16 そこでその三人の勇士たちはペリシテびとの陣を突き通って、ベツレヘムの門のかたわらにある井戸の水を汲み取って、ダビデのもとに携えてきた。しかしダビデはそれを飲もうとはせず、主の前にそれを注いで、
17 言った、「主よ、わたしは断じて飲むことをいたしません。いのちをかけて行った人々の血を、どうしてわたしは飲むことができましょう」。こうして彼はそれを飲もうとはしなかった。三勇士はこれらのことを行った。
18 ゼルヤの子ヨアブの兄弟アビシャイは三十人の長であった。彼は三百人に向かって、やりをふるい、それを殺した。そして、彼は三人と共に名を得た。
19 彼は三十人のうち最も尊ばれた者で、彼らの長となった。しかし、かの三人には及ばなかった。
20 エホヤダの子ベナヤはカブジエル出身の勇士であって、多くのてがらを立てた。彼はモアブのアリエルのふたりの子を撃ち殺した。彼はまた雪の日に下っていって、穴の中でししを撃ち殺した。
21 彼はまた姿のうるわしいエジプトびとを撃ち殺した。そのエジプトびとは手にやりを持っていたが、ベナヤはつえをとってその所に下っていき、エジプトびとの手からやりをもぎとって、そのやりをもって殺した。
22 エホヤダの子ベナヤはこれらの事をして三勇士と共に名を得た。
23 彼は三十人のうちに有名であったが、かの三人には及ばなかった。ダビデは彼を侍衛の長とした。
24 三十人のうちにあったのは、ヨアブの兄弟アサヘル。ベツレヘム出身のドドの子エルハナン。
25 ハロデ出身のシャンマ。ハロデ出身のエリカ。
26 パルテびとヘレヅ。テコア出身のイッケシの子イラ。
27 アナトテ出身のアビエゼル。ホシャびとメブンナイ。
28 アホアびとザルモン。ネトパ出身のマハライ。
29 ネトパ出身のバアナの子ヘレブ。ベニヤミンびとのギベアから出たリバイの子イッタイ。
30 ピラトンのベナヤ。ガアシの谷出身のヒダイ。
31 アルバテびとアビアルボン。バホリム出身のアズマウテ。
32 シャルボン出身のエリヤバ。ヤセンの子たち。ヨナタン。
33 ハラルびとシャンマ。ハラルびとシャラルの子アヒアム。
34 マアカ出身のアハスバイの子エリペレテ。ギロ出身のアヒトペルの子エリアム。
35 カルメル出身のヘヅロ。アルバびとパアライ。
36 ゾバ出身のナタンの子イガル。ガドびとバニ。
37 アンモンびとゼレク。ゼルヤの子ヨアブの武器を執る者、ベエロテ出身のナハライ。
38 イテルびとイラ。イテルびとガレブ。
39 ヘテびとウリヤ。合わせて三十七人である。

ガラテヤ人への手紙3 
1 ああ、物わかりのわるいガラテヤ人よ。十字架につけられたイエス・キリストが、あなたがたの目の前に描き出されたのに、いったい、だれがあなたがたを惑わしたのか。
2 わたしは、ただこの一つの事を、あなたがたに聞いてみたい。あなたがたが御霊を受けたのは、律法を行ったからか、それとも、聞いて信じたからか。
3 あなたがたは、そんなに物わかりがわるいのか。御霊で始めたのに、今になって肉で仕上げるというのか。
4 あれほどの大きな経験をしたことは、むだであったのか。まさか、むだではあるまい。
5 すると、あなたがたに御霊を賜い、力あるわざをあなたがたの間でなされたのは、律法を行ったからか、それとも、聞いて信じたからか。
6 このように、アブラハムは「神を信じた。それによって、彼は義と認められた」のである。
7 だから、信仰による者こそアブラハムの子であることを、知るべきである。
8 聖書は、神が異邦人を信仰によって義とされることを、あらかじめ知って、アブラハムに、「あなたによって、すべての国民は祝福されるであろう」との良い知らせを、予告したのである。
9 このように、信仰による者は、信仰の人アブラハムと共に、祝福を受けるのである。
10 いったい、律法の行いによる者は、皆のろいの下にある。「律法の書に書いてあるいっさいのことを守らず、これを行わない者は、皆のろわれる」と書いてあるからである。
11 そこで、律法によっては、神のみまえに義とされる者はひとりもないことが、明らかである。なぜなら、「信仰による義人は生きる」からである。
12 律法は信仰に基いているものではない。かえって、「律法を行う者は律法によって生きる」のである。
13 キリストは、わたしたちのためにのろいとなって、わたしたちを律法ののろいからあがない出して下さった。聖書に、「木にかけられる者は、すべてのろわれる」と書いてある。
14 それは、アブラハムの受けた祝福が、イエス・キリストにあって異邦人に及ぶためであり、約束された御霊を、わたしたちが信仰によって受けるためである。
15 兄弟たちよ。世のならわしを例にとって言おう。人間の遺言でさえ、いったん作成されたら、これを無効にしたり、これに付け加えたりすることは、だれにもできない。
16 さて、約束は、アブラハムと彼の子孫とに対してなされたのである。それは、多数をさして「子孫たちとに」と言わずに、ひとりをさして「あなたの子孫とに」と言っている。これは、キリストのことである。
17 わたしの言う意味は、こうである。神によってあらかじめ立てられた契約が、四百三十年の後にできた律法によって破棄されて、その約束がむなしくなるようなことはない。
18 もし相続が、律法に基いてなされるとすれば、もはや約束に基いたものではない。ところが事実、神は約束によって、相続の恵みをアブラハムに賜わったのである。
19 それでは、律法はなんであるか。それは違反を促すため、あとから加えられたのであって、約束されていた子孫が来るまで存続するだけのものであり、かつ、天使たちをとおし、仲介者の手によって制定されたものにすぎない。
20 仲介者なるものは、一方だけに属する者ではない。しかし、神はひとりである。
21 では、律法は神の約束と相いれないものか。断じてそうではない。もし人を生かす力のある律法が与えられていたとすれば、義はたしかに律法によって実現されたであろう。
22 しかし、約束が、信じる人々にイエス・キリストに対する信仰によって与えられるために、聖書はすべての人を罪の下に閉じ込めたのである。
23 しかし、信仰が現れる前には、わたしたちは律法の下で監視されており、やがて啓示される信仰の時まで閉じ込められていた。
24 このようにして律法は、信仰によって義とされるために、わたしたちをキリストに連れて行く養育掛となったのである。
25 しかし、いったん信仰が現れた以上、わたしたちは、もはや養育掛のもとにはいない。
26 あなたがたはみな、キリスト・イエスにある信仰によって、神の子なのである。
27 キリストに合うバプテスマを受けたあなたがたは、皆キリストを着たのである。
28 もはや、ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男も女もない。あなたがたは皆、キリスト・イエスにあって一つだからである。
29 もしキリストのものであるなら、あなたがたはアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのである。

エゼキエル書30 
1 主の言葉がわたしに臨んだ、
2 「人の子よ、預言して言え、主なる神はこう言われる、嘆け、その日はわざわいだ。
3 その日は近い、主の日は近い。これは雲の日、異邦人の滅びの時である。
4 つるぎがエジプトに臨む。エジプトで殺される者の倒れる時、エチオピヤには苦しみがあり、その財宝は奪い去られ、その基は破られる。
5 エチオピヤ、プテ、ルデ、アラビヤ、リビヤおよび同盟国の人々は、彼らと共につるぎに倒れる。
6 主はこう言われる、エジプトを助ける者は倒れ、その誇る力はうせる。ミグドルからスエネまで、人々はつるぎによってそのうちに倒れると主なる神が言われる。
7 それは荒れて、荒れはてた国々のうちにあり、その町々は荒れた町々のうちにある。
8 わたしがエジプトに火を送り、これを助ける者が皆滅びる時、彼らはわたしが主であることを知る。
9 その日、早足の使者がわたしから出て、何事も知らぬエチオピヤびとを恐れさせる。そしてかのエジプトの滅びの日に、彼らに苦しみが来る。見よ、これはかならず来る。
10 主なる神はこう言われる、わたしはバビロンの王ネブカデレザルの手によってエジプトの富を滅ぼす。
11 彼と彼に従うその民、すなわち国民のうちの最も恐るべき者がきて、その地を滅ぼす。彼らはつるぎを抜いて、エジプトを攻め、殺した者を国に満たす。
12 わたしはナイル川をからし、その国を悪しき者の手に売り、異邦人の手によって国とその中のものとを荒す。主なるわたしはこれを言った。
13 主なる神はこう言われる、わたしは偶像をこわし、メンピスで偶像を滅ぼす。エジプトの国には、もはや君たる者がなくなる。わたしはエジプトの国に恐れを与える。
14 わたしはパテロスを荒し、ゾアンに火を放ち、テーベにさばきをおこない、
15 わたしの怒りを、エジプトの要害であるペルシゥムに注ぎ、テーベの群衆を断ち、
16 エジプトに火を下す。ペルシゥムはいたく苦しみ、テーベは打ち破られ、その城壁は破壊され、
17 オンとピベセテの若者はつるぎに倒れ、女たちは捕え移される。
18 わたしがエジプトの支配を砕く時、テパネスでは日は暗くなり、その誇る力は絶え、雲はこれをおおい、その娘たちは捕え移される。
19 このようにわたしはエジプトにさばきを行う。そのとき彼らはわたしが主であることを知る」。
20 第十一年の一月七日に主の言葉がわたしに臨んだ、
21 「人の子よ、わたしはエジプトの王パロの腕を折った。見よ、これは包まれず、いやされず、ほうたいをも施されない。それは強くなって、つるぎを執ることができない。
22 それゆえ、主なる神はこう言われる、見よ、わたしはエジプトの王パロを攻め、その強い腕と、折れた腕とを共に折り、その手からつるぎを落させる。
23 わたしはエジプトびとを、もろもろの国民の中に散らし、国々に散らす。
24 わたしはバビロンの王の腕を強くし、わたしのつるぎを、その手に与える。しかしわたしはパロの腕を折るゆえ、彼は深手を負った者のように、彼の前にうめく。
25 わたしがバビロンの王の腕を強くし、パロの腕がたれる時、彼らはわたしが主であることを知る。わたしがわたしのつるぎを、バビロンの王に授け、これをエジプトの国に向かって伸べさせ、
26 わたしがエジプトびとを、もろもろの国民の中に散らし、国々に散らす時、彼らはわたしが主であることを知る」。

詩篇78:38~72
38 しかし神はあわれみに富まれるので、彼らの不義をゆるして滅ぼさず、しばしばその怒りをおさえて、その憤りをことごとくふり起されなかった。
39 また神は、彼らがただ肉であって、過ぎ去れば再び帰りこぬ風であることを思い出された。
40 幾たび彼らは野で神にそむき、荒野で神を悲しませたことであろうか。
41 彼らはかさねがさね神を試み、イスラエルの聖者を怒らせた。
42 彼らは神の力をも、神が彼らをあだからあがなわれた日をも思い出さなかった。
43 神はエジプトでもろもろのしるしをおこない、ゾアンの野でもろもろの奇跡をおこない、
44 彼らの川を血に変らせて、その流れを飲むことができないようにされた。
45 神ははえの群れを彼らのうちに送って彼らを食わせ、かえるを送って彼らを滅ぼされた。
46 また神は彼らの作物を青虫にわたし、彼らの勤労の実をいなごにわたされた。
47 神はひょうをもって彼らのぶどうの木を枯らし、霜をもって彼らのいちじく桑の木を枯らされた。
48 神は彼らの家畜をひょうにわたし、彼らの群れを燃えるいなずまにわたされた。
49 神は彼らの上に激しい怒りと、憤りと、恨みと、悩みと、滅ぼす天使の群れとを放たれた。
50 神はその怒りのために道を設け、彼らの魂を死から免れさせず、そのいのちを疫病にわたされた。
51 神はエジプトですべてのういごを撃ち、ハムの天幕で彼らの力の初めの子を撃たれた。
52 こうして神はおのれの民を羊のように引き出し、彼らを荒野で羊の群れのように導き、
53 彼らを安らかに導かれたので彼らは恐れることがなかった。しかし海は彼らの敵をのみつくした。
54 神は彼らをその聖地に伴い、その右の手をもって獲たこの山に伴いこられた。
55 神は彼らの前からもろもろの国民を追い出し、その地を分けて嗣業とし、イスラエルの諸族を彼らの天幕に住まわせられた。
56 しかし彼らはいと高き神を試み、これにそむいて、そのもろもろのあかしを守らず、
57 そむき去って、先祖たちのように真実を失い、狂った弓のようにねじれた。
58 彼らは高き所を設けて神を怒らせ、刻んだ像をもって神のねたみを起した。
59 神は聞いて大いに怒り、イスラエルを全くしりぞけられた。
60 神は人々のなかに設けた幕屋なるシロのすまいを捨て、
61 その力をとりことならせ、その栄光をあだの手にわたされた。
62 神はその民をつるぎにわたし、その嗣業にむかって大いなる怒りをもらされた。
63 火は彼らの若者たちを焼きつくし、彼らのおとめたちは婚姻の歌を失い、
64 彼らの祭司たちはつるぎによって倒れ、彼らのやもめたちは嘆き悲しむことさえしなかった。
65 そのとき主は眠った者のさめたように、勇士が酒によって叫ぶように目をさまして、
66 そのあだを撃ち退け、とこしえの恥を彼らに負わせられた。
67 神はヨセフの天幕をしりぞけ、エフライムの部族を選ばず、
68 ユダの部族を選び、神の愛するシオンの山を選ばれた。
69 神はその聖所を高い天のように建て、とこしえに基を定められた地のように建てられた。
70 神はそのしもべダビデを選んで、羊のおりから取り、
71 乳を与える雌羊の番をするところからつれて来て、その民ヤコブ、その嗣業イスラエルの牧者とされた。
72 こうして彼は直き心をもって彼らを牧し、巧みな手をもって彼らを導いた。

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