2015年6月14日日曜日

6/14 申命記19、詩篇106、イザヤ書46、ヨハネの黙示録16

申命記19
1 あなたの神、主が国々の民を滅ぼしつくして、あなたの神、主がその地を賜わり、あなたがそれを獲て、その町々と、その家々に住むようになる時は、
2 あなたの神、主が与えて獲させられる地のうちに、三つの町をあなたのために指定しなければならない。
3 そしてそこに行く道を備え、またあなたの神、主があなたに継がせられる地の領域を三区に分け、すべて人を殺した者をそこにのがれさせなければならない。
4 人を殺した者がそこにのがれて、命を全うすべき場合は次のとおりである。すなわち以前から憎むこともないのに、知らないでその隣人を殺した場合、
5 たとえば人が木を切ろうとして、隣人と一緒に林に入り、手におのを取って、木を切り倒そうと撃ちおろすとき、その頭が柄から抜け、隣人にあたって、死なせたような場合がそれである。そういう人はこれらの町の一つにのがれて、命を全うすることができる。
6 そうしなければ、復讐する者が怒って、その殺した者を追いかけ、道が長いために、ついに追いついて殺すであろう。しかし、その人は以前から彼を憎んでいた者でないから、殺される理由はない。
7 それでわたしはあなたに命じて『三つの町をあなたのために指定しなければならない』と言ったのである。
8 あなたの神、主が先祖たちに誓われたように、あなたの領域を広め、先祖たちに与えると言われた地を、ことごとく賜わる時、——
9 わたしが、きょう、命じるこのすべての戒めを守って、それをおこない、あなたの神、主を愛して、常にその道に歩む時——あなたはこれら三つの町のほかに、また三つの町をあなたのために増し加えなければならない。
10 これはあなたの神、主が与えて嗣業とされる地のうちで、罪のない者の血が流されないようにするためである。そうしなければ、その血を流したとがは、あなたに帰するであろう。
11 しかし、もし人が隣人を憎んでそれをつけねらい、立ちかかってその人を撃ち殺し、そしてこれらの町の一つにのがれるならば、
12 その町の長老たちは人をつかわして彼をそこから引いてこさせ、復讐する者にわたして殺させなければならない。
13 彼をあわれんではならない。罪のない者の血を流したとがを、イスラエルから除かなければならない。そうすればあなたにさいわいがあるであろう。
14 あなたの神、主が与えて獲させられる地で、あなたが継ぐ嗣業において、先祖の定めたあなたの隣人の土地の境を移してはならない。
15 どんな不正であれ、どんなとがであれ、すべて人の犯す罪は、ただひとりの証人によって定めてはならない。ふたりの証人の証言により、または三人の証人の証言によって、その事を定めなければならない。
16 もし悪意のある証人が起って、人に対して悪い証言をすることがあれば、
17 その相争うふたりの者は主の前に行って、その時の祭司と裁判人の前に立たなければならない。
18 その時、裁判人は詳細にそれを調べなければならない。そしてその証人がもし偽りの証人であって、兄弟にむかって偽りの証言をした者であるならば、
19 あなたがたは彼が兄弟にしようとしたことを彼に行い、こうしてあなたがたのうちから悪を除き去らなければならない。
20 そうすれば他の人たちは聞いて恐れ、その後ふたたびそのような悪をあなたがたのうちに行わないであろう。
21 あわれんではならない。命には命、目には目、歯には歯、手には手、足には足をもって償わせなければならない。

詩篇106
1 主をほめたたえよ。主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。
2 だれが主の大能のみわざを語り、その誉をことごとく言いあらわすことができようか。
3 公正を守る人々、常に正義を行う人はさいわいである。
4 主よ、あなたがその民を恵まれるとき、わたしを覚えてください。あなたが彼らを救われるとき、わたしを助けてください。
5 そうすれば、わたしはあなたの選ばれた者の繁栄を見、あなたの国民の喜びをよろこび、あなたの嗣業と共に誇ることができるでしょう。
6 われらは先祖たちと同じく罪を犯した。われらは不義をなし、悪しきことを行った。
7 われらの先祖たちはエジプトにいたとき、あなたのくすしきみわざに心を留めず、あなたのいつくしみの豊かなのを思わず、紅海で、いと高き神にそむいた。
8 けれども主はその大能を知らせようと、み名のために彼らを救われた。
9 主は紅海をしかって、それをかわかし、彼らを導いて荒野を行くように、淵を通らせられた。
10 こうして主は彼らをあだの手から救い、敵の力からあがなわれた。
11 水が彼らのあだをおおったので、そのうち、ひとりも生き残った者はなかった。
12 このとき彼らはそのみ言葉を信じ、その誉を歌った。
13 しかし彼らはまもなくそのみわざを忘れ、その勧めを待たず、
14 野でわがままな欲望を起し、荒野で神を試みた。
15 主は彼らにその求めるものを与えられたが、彼らのうちに病気を送って、やせ衰えさせられた。
16 人々が宿営のうちでモーセをねたみ、主の聖者アロンをねたんだとき、
17 地が開けてダタンを飲み、アビラムの仲間をおおった。
18 火はまたこの仲間のうちに燃え起り、炎は悪しき者を焼きつくした。
19 彼らはホレブで子牛を造り、鋳物の像を拝んだ。
20 彼らは神の栄光を草を食う牛の像と取り替えた。
21 彼らは、エジプトで大いなる事をなし、ハムの地でくすしきみわざをなし、紅海のほとりで恐るべき事をなされた救主なる神を忘れた。
22 (21節に合節)
23 それゆえ、主は彼らを滅ぼそうと言われた。しかし主のお選びになったモーセは破れ口で主のみ前に立ち、み怒りを引きかえして、滅びを免れさせた。
24 彼らは麗しい地を侮り、主の約束を信ぜず、
25 またその天幕でつぶやき、主のみ声に聞き従わなかった。
26 それゆえ、主はみ手をあげて、彼らに誓い、彼らを荒野で倒れさせ、
27 またその子孫を、もろもろの国民のうちに追い散らし、もろもろの地に彼らをまき散らそうとされた。
28 また彼らはペオルのバアルを慕って、死んだ者にささげた、いけにえを食べた。
29 彼らはそのおこないをもって主を怒らせたので、彼らのうちに疫病が起った。
30 その時ピネハスが立って仲裁にはいったので、疫病はやんだ。
31 これによってピネハスはよろず代まで、とこしえに義とされた。
32 彼らはまたメリバの水のほとりで主を怒らせたので、モーセは彼らのために災にあった。
33 これは彼らが神の霊にそむいたとき、彼がそのくちびるで軽率なことを言ったからである。
34 彼らは主が命じられたもろもろの民を滅ぼさず、
35 かえってもろもろの国民とまじってそのわざにならい、
36 自分たちのわなとなった偶像に仕えた。
37 彼らはそのむすこ、娘たちを悪霊にささげ、
38 罪のない血、すなわちカナンの偶像にささげたそのむすこ、娘たちの血を流した。こうして国は血で汚された。
39 このように彼らはそのわざによっておのれを汚し、そのおこないによって姦淫をなした。
40 それゆえ、主の怒りがその民にむかって燃え、その嗣業を憎んで、
41 彼らをもろもろの国民の手にわたされた。彼らはおのれを憎む者に治められ、
42 その敵にしえたげられ、その力の下に征服された。
43 主はしばしば彼らを助けられたが、彼らははかりごとを設けてそむき、その不義によって低くされた。
44 それにもかかわらず、主は彼らの叫びを聞かれたとき、その悩みをかえりみ、
45 その契約を彼らのために思い出し、そのいつくしみの豊かなるにより、みこころを変えられ、
46 彼らをとりこにした者どもによって、あわれまれるようにされた。
47 われらの神、主よ、われらを救って、もろもろの国民のなかから集めてください。われらはあなたの聖なるみ名に感謝し、あなたの誉を誇るでしょう。
48 イスラエルの神、主はとこしえからとこしえまでほむべきかな。すべての民は「アァメン」ととなえよ。主をほめたたえよ。

イザヤ書46
1 ベルは伏し、ネボはかがみ、彼らの像は獣と家畜との上にある。あなたがたが持ち歩いたものは荷となり、疲れた獣の重荷となった。
2 彼らはかがみ、彼らは共に伏し、重荷となった者を救うことができずかえって、自分は捕われて行く。
3 「ヤコブの家よ、イスラエルの家の残ったすべての者よ、生れ出た時から、わたしに負われ、胎を出た時から、わたしに持ち運ばれた者よ、わたしに聞け。
4 わたしはあなたがたの年老いるまで変らず、白髪となるまで、あなたがたを持ち運ぶ。わたしは造ったゆえ、必ず負い、持ち運び、かつ救う。
5 あなたがたは、わたしをだれにたぐい、だれと等しくし、だれにくらべ、かつなぞらえようとするのか。
6 彼らは袋からこがねを注ぎ出し、はかりをもって、しろがねをはかり、金細工人を雇って、それを神に造らせ、これにひれ伏して拝む。
7 彼らはこれをもたげて肩に載せ、持って行って、その所に置き、そこに立たせる。これはその所から動くことができない。人がこれに呼ばわっても答えることができない。また彼をその悩みから救うことができない。
8 あなたがたはこの事をおぼえ、よく考えよ。そむける者よ、この事を心にとめよ、
9 いにしえよりこのかたの事をおぼえよ。わたしは神である、わたしのほかに神はない。わたしは神である、わたしと等しい者はない。
10 わたしは終りの事を初めから告げ、まだなされない事を昔から告げて言う、『わたしの計りごとは必ず成り、わが目的をことごとくなし遂げる』と。
11 わたしは東から猛禽を招き、遠い国からわが計りごとを行う人を招く。わたしはこの事を語ったゆえ、必ずこさせる。わたしはこの事をはかったゆえ、必ず行う。
12 心をかたくなにして、救に遠い者よ、わたしに聞け。
13 わたしはわが救を近づかせるゆえ、その来ることは遠くない。わが救はおそくない。わたしは救をシオンに与え、わが栄光をイスラエルに与える」。

ヨハネの黙示録16
1 それから、大きな声が聖所から出て、七人の御使にむかい、「さあ行って、神の激しい怒りの七つの鉢を、地に傾けよ」と言うのを聞いた。
2 そして、第一の者が出て行って、その鉢を地に傾けた。すると、獣の刻印を持つ人々と、その像を拝む人々とのからだに、ひどい悪性のでき物ができた。
3 第二の者が、その鉢を海に傾けた。すると、海は死人の血のようになって、その中の生き物がみな死んでしまった。
4 第三の者がその鉢を川と水の源とに傾けた。すると、みな血になった。
5 それから、水をつかさどる御使がこう言うのを、聞いた、「今いまし、昔いませる聖なる者よ。このようにお定めになったあなたは、正しいかたであります。
6 聖徒と預言者との血を流した者たちに、血をお飲ませになりましたが、それは当然のことであります」。
7 わたしはまた祭壇がこう言うのを聞いた、「全能者にして主なる神よ。しかり、あなたのさばきは真実で、かつ正しいさばきであります」。
8 第四の者が、その鉢を太陽に傾けた。すると、太陽は火で人々を焼くことを許された。
9 人々は、激しい炎熱で焼かれたが、これらの災害を支配する神の御名を汚し、悔い改めて神に栄光を帰することをしなかった。
10 第五の者が、その鉢を獣の座に傾けた。すると、獣の国は暗くなり、人々は苦痛のあまり舌をかみ、
11 その苦痛とでき物とのゆえに、天の神をのろった。そして、自分の行いを悔い改めなかった。
12 第六の者が、その鉢を大ユウフラテ川に傾けた。すると、その水は、日の出る方から来る王たちに対し道を備えるために、かれてしまった。
13 また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。
14 これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。
15 (見よ、わたしは盗人のように来る。裸のままで歩かないように、また、裸の恥を見られないように、目をさまし着物を身に着けている者は、さいわいである。)
16 三つの霊は、ヘブル語でハルマゲドンという所に、王たちを召集した。
17 第七の者が、その鉢を空中に傾けた。すると、大きな声が聖所の中から、御座から出て、「事はすでに成った」と言った。
18 すると、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴とが起り、また激しい地震があった。それは人間が地上にあらわれて以来、かつてなかったようなもので、それほどに激しい地震であった。
19 大いなる都は三つに裂かれ、諸国民の町々は倒れた。神は大いなるバビロンを思い起し、これに神の激しい怒りのぶどう酒の杯を与えられた。
20 島々はみな逃げ去り、山々は見えなくなった。
21 また一タラントの重さほどの大きな雹が、天から人々の上に降ってきた。人々は、この雹の災害のゆえに神をのろった。その災害が、非常に大きかったからである。

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