2015年6月15日月曜日

6/15 申命記20、詩篇107、イザヤ書47、ヨハネの黙示録17

申命記20
1 あなたが敵と戦うために出る時、馬と戦車と、あなたよりも大ぜいの軍隊を見ても、彼らを恐れてはならない。あなたをエジプトの国から導きのぼられたあなたの神、主が共におられるからである。
2 あなたがたが戦いに臨むとき、祭司は進み出て民に告げて、
3 彼らに言わなければならない、『イスラエルよ聞け。あなたがたは、きょう、敵と戦おうとしている。気おくれしてはならない。恐れてはならない。あわててはならない。彼らに驚いてはならない。
4 あなたがたの神、主が共に行かれ、あなたがたのために敵と戦って、あなたがたを救われるからである』。
5 次につかさたちは民に告げて言わなければならない。『新しい家を建てて、まだそれをささげていない者があれば、その人を家に帰らせなければならない。そうしなければ、彼が戦いに死んだとき、ほかの人がそれをささげるようになるであろう。
6 ぶどう畑を作って、まだその実を食べていない者があれば、その人を家に帰らせなければならない。そうしなければ彼が戦いに死んだとき、ほかの人がそれを食べるようになるであろう。
7 女と婚約して、まだその女をめとっていない者があれば、その人を家に帰らせなければならない。そうしなければ彼が戦いに死んだとき、ほかの人が彼女をめとるようになるであろう』。
8 つかさたちは、また民に告げて言わなければならない。『恐れて気おくれする者があるならば、その人を家に帰らせなければならない。そうしなければ、兄弟たちの心が彼の心のようにくじけるであろう』。
9 つかさたちがこのように民に告げ終ったならば、軍勢のかしらたちを立てて民を率いさせなければならない。
10 一つの町へ進んで行って、それを攻めようとする時は、まず穏やかに降服することを勧めなければならない。
11 もしその町が穏やかに降服しようと答えて、門を開くならば、そこにいるすべての民に、みつぎを納めさせ、あなたに仕えさせなければならない。
12 もし穏やかに降服せず、戦おうとするならば、あなたはそれを攻めなければならない。
13 そしてあなたの神、主がそれをあなたの手にわたされる時、つるぎをもってそのうちの男をみな撃ち殺さなければならない。
14 ただし女、子供、家畜およびすべて町のうちにあるもの、すなわちぶんどり物は皆、戦利品として取ることができる。また敵からぶんどった物はあなたの神、主が賜わったものだから、あなたはそれを用いることができる。
15 遠く離れている町々、すなわちこれらの国々に属さない町々には、すべてこのようにしなければならない。
16 ただし、あなたの神、主が嗣業として与えられるこれらの民の町々では、息のある者をひとりも生かしておいてはならない。
17 すなわちヘテびと、アモリびと、カナンびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとはみな滅ぼして、あなたの神、主が命じられたとおりにしなければならない。
18 これは彼らがその神々を拝んでおこなったすべての憎むべき事を、あなたがたに教えて、それを行わせ、あなたがたの神、主に罪を犯させることのないためである。
19 長く町を攻め囲んで、それを取ろうとする時でも、おのをふるって、そこの木を切り枯らしてはならない。それはあなたの食となるものだから、切り倒してはならない。あなたは田野の木までも、人のように攻めなければならないであろうか。
20 ただし実を結ばない木とわかっている木は切り倒して、あなたと戦っている町にむかい、それをもってとりでを築き、陥落するまで、それを攻めることができる。

詩篇107
1 「主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と、
2 主にあがなわれた者は言え。主は彼らを悩みからあがない、
3 もろもろの国から、東、西、北、南から彼らを集められた。
4 彼らは人なき荒野にさまよい、住むべき町にいたる道を見いださなかった。
5 彼らは飢え、またかわき、その魂は彼らのうちに衰えた。
6 彼らはその悩みのうちに主に呼ばわったので、主は彼らをその悩みから助け出し、
7 住むべき町に行き着くまで、まっすぐな道に導かれた。
8 どうか、彼らが主のいつくしみと、人の子らになされたくすしきみわざとのために、主に感謝するように。
9 主はかわいた魂を満ち足らせ、飢えた魂を良き物で満たされるからである。
10 暗黒と深いやみの中にいる者、苦しみと、くろがねに縛られた者、
11 彼らは神の言葉にそむき、いと高き者の勧めを軽んじたので、
12 主は重い労働をもって彼らの心を低くされた。彼らはつまずき倒れても、助ける者がなかった。
13 彼らはその悩みのうちに主に呼ばわったので、主は彼らをその悩みから救い、
14 暗黒と深いやみから彼らを導き出して、そのかせをこわされた。
15 どうか、彼らが主のいつくしみと、人の子らになされたくすしきみわざとのために、主に感謝するように。
16 主は青銅のとびらをこわし、鉄の貫の木を断ち切られたからである。
17 ある者はその罪に汚れた行いによって病み、その不義のゆえに悩んだ。
18 彼らはすべての食物をきらって、死の門に近づいた。
19 彼らはその悩みのうちに主に呼ばわったので、主は彼らをその悩みから救い、
20 そのみ言葉をつかわして、彼らをいやし、彼らを滅びから助け出された。
21 どうか、彼らが主のいつくしみと、人の子らになされたくすしきみわざとのために、主に感謝するように。
22 彼らが感謝のいけにえをささげ、喜びの歌をもって、そのみわざを言いあらわすように。
23 舟で海にくだり、大海で商売をする者は、
24 主のみわざを見、また深い所でそのくすしきみわざを見た。
25 主が命じられると暴風が起って、海の波をあげた。
26 彼らは天にのぼり、淵にくだり、悩みによってその勇気は溶け去り、
27 酔った人のようによろめき、よろめいて途方にくれる。
28 彼らはその悩みのうちに主に呼ばわったので、主は彼らをその悩みから救い出された。
29 主があらしを静められると、海の波は穏やかになった。
30 こうして彼らは波の静まったのを喜び、主は彼らをその望む港へ導かれた。
31 どうか、彼らが主のいつくしみと、人の子らになされたくすしきみわざとのために、主に感謝するように。
32 彼らが民の集会で主をあがめ、長老の会合で主をほめたたえるように。
33 主は川を野に変らせ、泉をかわいた地に変らせ、
34 肥えた地をそれに住む者の悪のゆえに塩地に変らせられる。
35 主は野を池に変らせ、かわいた地を泉に変らせ、
36 飢えた者をそこに住まわせられる。こうして彼らはその住むべき町を建て、
37 畑に種をまき、ぶどう畑を設けて多くの収穫を得た。
38 主が彼らを祝福されたので彼らは大いにふえ、その家畜の減るのをゆるされなかった。
39 彼らがしえたげと、悩みと、悲しみとによって減り、かつ卑しめられたとき、
40 主はもろもろの君に侮りをそそぎ、道なき荒れ地にさまよわせられた。
41 しかし主は貧しい者を悩みのうちからあげて、その家族を羊の群れのようにされた。
42 正しい者はこれを見て喜び、もろもろの不義はその口を閉じた。
43 すべて賢い者はこれらの事に心をよせ、主のいつくしみをさとるようにせよ。

イザヤ書47
1 処女なるバビロンの娘よ、下って、ちりの中にすわれ。カルデヤびとの娘よ、王座のない地にすわれ。あなたはもはや、やさしく、たおやかな女ととなえられることはない。
2 石うすをとって粉をひけ、顔おおいを取り去り、うちぎを脱ぎ、すねをあらわして川を渡れ。
3 あなたの裸はあらわれ、あなたの恥は見られる。わたしはあだを報いて、何人をも助けない。
4 われわれをあがなう者はその名を万軍の主といい、イスラエルの聖者である。
5 カルデヤびとの娘よ、黙してすわれ、また暗い所にはいれ。あなたはもはや、もろもろの国の女王ととなえられることはない。
6 わたしはわが民を憤り、わが嗣業を汚して、これをあなたの手に渡した。あなたはこれに、あわれみを施さず、年老いた者の上に、はなはだ重いくびきを負わせた。
7 あなたは言った、「わたしは、とこしえに女王となる」と。そして、あなたはこれらの事を心にとめず、またその終りを思わなかった。
8 楽しみにふけり、安らかにおり、心のうちに「ただわたしだけで、わたしのほかにだれもなく、わたしは寡婦となることはない、また子を失うことはない」と言う者よ、今この事を聞け。
9 これらの二つの事は一日のうちに、またたくまにあなたに臨む。すなわち子を失い、寡婦となる事はたといあなたが多くの魔術を行い、魔法の大いなる力をもってしてもことごとくあなたに臨む。
10 あなたは自分の悪に寄り頼んで言う、「わたしを見る者はない」と。あなたの知恵と、あなたの知識とはあなたを惑わした。あなたは心のうちに言った、「ただわたしだけで、わたしのほかにだれもない」と。
11 しかし、わざわいが、あなたに臨む、あなたは、それをあがなうことができない。なやみが、あなたを襲う、あなたは、それをつぐなうことができない。滅びが、にわかにあなたに臨む、あなたは、それについて何も知らない。
12 あなたが若い時から勤め行ったあなたの魔法と、多くの魔術とをもって立ちむかってみよ、あるいは成功するかもしれない、あるいは敵を恐れさせるかもしれない。
13 あなたは多くの計りごとによってうみ疲れた。かの天を分かつ者、星を見る者、新月によって、あなたに臨む事を告げる者を立ちあがらせて、あなたを救わせてみよ。
14 見よ、彼らはわらのようになって、火に焼き滅ぼされ、自分の身を炎の勢いから、救い出すことができない。その火は身を暖める炭火ではない、またその前にすわるべき火でもない。
15 あなたが勤めて行ったものと、あなたの若い時からあなたと売り買いした者とは、ついにこのようになる。彼らはめいめい自分の方向にさすらいゆき、ひとりもあなたを救う者はない。

ヨハネの黙示録17
1 それから、七つの鉢を持つ七人の御使のひとりがきて、わたしに語って言った、「さあ、きなさい。多くの水の上にすわっている大淫婦に対するさばきを、見せよう。
2 地の王たちはこの女と姦淫を行い、地に住む人々はこの女の姦淫のぶどう酒に酔いしれている」。
3 御使は、わたしを御霊に感じたまま、荒野へ連れて行った。わたしは、そこでひとりの女が赤い獣に乗っているのを見た。その獣は神を汚すかずかずの名でおおわれ、また、それに七つの頭と十の角とがあった。
4 この女は紫と赤の衣をまとい、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものと自分の姦淫の汚れとで満ちている金の杯を手に持ち、
5 その額には、一つの名がしるされていた。それは奥義であって、「大いなるバビロン、淫婦どもと地の憎むべきものらとの母」というのであった。
6 わたしは、この女が聖徒の血とイエスの証人の血に酔いしれているのを見た。この女を見た時、わたしは非常に驚きあやしんだ。
7 すると、御使はわたしに言った、「なぜそんなに驚くのか。この女の奥義と、女を乗せている七つの頭と十の角のある獣の奥義とを、話してあげよう。
8 あなたの見た獣は、昔はいたが、今はおらず、そして、やがて底知れぬ所から上ってきて、ついには滅びに至るものである。地に住む者のうち、世の初めからいのちの書に名をしるされていない者たちは、この獣が、昔はいたが今はおらず、やがて来るのを見て、驚きあやしむであろう。
9 ここに、知恵のある心が必要である。七つの頭は、この女のすわっている七つの山であり、また、七人の王のことである。
10 そのうちの五人はすでに倒れ、ひとりは今おり、もうひとりは、まだきていない。それが来れば、しばらくの間だけおることになっている。
11 昔はいたが今はいないという獣は、すなわち第八のものであるが、またそれは、かの七人の中のひとりであって、ついには滅びに至るものである。
12 あなたの見た十の角は、十人の王のことであって、彼らはまだ国を受けてはいないが、獣と共に、一時だけ王としての権威を受ける。
13 彼らは心をひとつにしている。そして、自分たちの力と権威とを獣に与える。
14 彼らは小羊に戦いをいどんでくるが、小羊は、主の主、王の王であるから、彼らにうち勝つ。また、小羊と共にいる召された、選ばれた、忠実な者たちも、勝利を得る」。
15 御使はまた、わたしに言った、「あなたの見た水、すなわち、淫婦のすわっている所は、あらゆる民族、群衆、国民、国語である。
16 あなたの見た十の角と獣とは、この淫婦を憎み、みじめな者にし、裸にし、彼女の肉を食い、火で焼き尽すであろう。
17 神は、御言が成就する時まで、彼らの心の中に、御旨を行い、思いをひとつにし、彼らの支配権を獣に与える思いを持つようにされたからである。
18 あなたの見たかの女は、地の王たちを支配する大いなる都のことである」。

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