2015年6月2日火曜日

6/2 申命記6、詩篇89、イザヤ書34、ヨハネの黙示録4

申命記6
1 これはあなたがたの神、主があなたがたに教えよと命じられた命令と、定めと、おきてであって、あなたがたは渡って行って獲る地で、これを行わなければならない。
2 これはあなたが子や孫と共に、あなたの生きながらえる日の間、つねにあなたの神、主を恐れて、わたしが命じるもろもろの定めと、命令とを守らせるため、またあなたが長く命を保つことのできるためである。
3 それゆえ、イスラエルよ、聞いて、それを守り行え。そうすれば、あなたはさいわいを得、あなたの先祖の神、主があなたに言われたように、乳と蜜の流れる国で、あなたの数は大いに増すであろう。
4 イスラエルよ聞け。われわれの神、主は唯一の主である。
5 あなたは心をつくし、精神をつくし、力をつくして、あなたの神、主を愛さなければならない。
6 きょう、わたしがあなたに命じるこれらの言葉をあなたの心に留め、
7 努めてこれをあなたの子らに教え、あなたが家に座している時も、道を歩く時も、寝る時も、起きる時も、これについて語らなければならない。
8 またあなたはこれをあなたの手につけてしるしとし、あなたの目の間に置いて覚えとし、
9 またあなたの家の入口の柱と、あなたの門とに書きしるさなければならない。
10 あなたの神、主は、あなたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに向かって、あなたに与えると誓われた地に、あなたをはいらせられる時、あなたが建てたものでない大きな美しい町々を得させ、
11 あなたが満たしたものでないもろもろの良い物を満たした家を得させ、あなたが掘ったものでない掘り井戸を得させ、あなたが植えたものでないぶどう畑とオリブの畑とを得させられるであろう。あなたは食べて飽きるであろう。
12 その時、あなたはみずから慎み、エジプトの地、奴隷の家から導き出された主を忘れてはならない。
13 あなたの神、主を恐れてこれに仕え、その名をさして誓わなければならない。
14 あなたがたは他の神々すなわち周囲の民の神々に従ってはならない。
15 あなたのうちにおられるあなたの神、主はねたむ神であるから、おそらく、あなたに向かって怒りを発し、地のおもてからあなたを滅ぼし去られるであろう。
16 あなたがたがマッサでしたように、あなたがたの神、主を試みてはならない。
17 あなたがたの神、主があなたがたに命じられた命令と、あかしと、定めとを、努めて守らなければならない。
18 あなたは主が見て正しいとし、良いとされることを行わなければならない。そうすれば、あなたはさいわいを得、かつ主があなたの先祖に誓われた、あの良い地にはいって、自分のものとすることができるであろう。
19 また主が仰せられたように、あなたの敵を皆あなたの前から追い払われるであろう。
20 後の日となって、あなたの子があなたに問うて言うであろう、『われわれの神、主があなたがたに命じられたこのあかしと、定めと、おきてとは、なんのためですか』。
21 その時あなたはその子に言わなければならない。『われわれはエジプトでパロの奴隷であったが、主は強い手をもって、われわれをエジプトから導き出された。
22 主はわれわれの目の前で、大きな恐ろしいしるしと不思議とをエジプトと、パロとその全家とに示され、
23 われわれをそこから導き出し、かつてわれわれの先祖に誓われた地にはいらせ、それをわれわれに賜わった。
24 そして主はこのすべての定めを行えと、われわれに命じられた。これはわれわれの神、主を恐れて、われわれが、つねにさいわいであり、また今日のように、主がわれわれを守って命を保たせるためである。
25 もしわれわれが、命じられたとおりに、このすべての命令をわれわれの神、主の前に守って行うならば、それはわれわれの義となるであろう』。
詩篇89
0 エズラびとエタンのマスキールの歌
1 主よ、わたしはとこしえにあなたのいつくしみを歌い、わたしの口をもってあなたのまことをよろずよに告げ知らせます。
2 あなたのいつくしみはとこしえに堅く立ち、あなたのまことは天のようにゆるぐことはありません。
3 あなたは言われました、「わたしはわたしの選んだ者と契約を結び、わたしのしもべダビデに誓った、
4 『わたしはあなたの子孫をとこしえに堅くし、あなたの王座を建てて、よろずよに至らせる』」。〔セラ
5 主よ、もろもろの天にあなたのくすしきみわざをほめたたえさせ、聖なる者のつどいで、あなたのまことをほめたたえさせてください。
6 大空のうちに、だれか主と並ぶものがあるでしょうか。神の子らのうちに、だれか主のような者があるでしょうか。
7 主は聖なる者の会議において恐るべき神、そのまわりにあるすべての者にまさって大いなる恐るべき者です。
8 万軍の神、主よ、主よ、だれかあなたのように大能のある者があるでしょうか。あなたのまことは、あなたをめぐっています。
9 あなたは海の荒れるのを治め、その波の起るとき、これを静められます。
10 あなたはラハブを、殺された者のように打ち砕き、あなたの敵を力ある腕をもって散らされました。
11 もろもろの天はあなたのもの、地もまたあなたのもの、世界とその中にあるものとはあなたがその基をおかれたものです。
12 北と南はあなたがこれを造られました。タボルとヘルモンは、み名を喜び歌います。
13 あなたは大能の腕をもたれます。あなたの手は強く、あなたの右の手は高く、
14 義と公平はあなたのみくらの基、いつくしみと、まことはあなたの前に行きます。
15 祭の日の喜びの声を知る民はさいわいです。主よ、彼らはみ顔の光のなかを歩み、
16 ひねもす、み名によって喜び、あなたの義をほめたたえます。
17 あなたは彼らの力の栄光だからです。われらの角はあなたの恵みによって高くあげられるでしょう。
18 われらの盾は主に属し、われらの王はイスラエルの聖者に属します。
19 昔あなたは幻をもってあなたの聖徒に告げて言われました、「わたしは勇士に栄冠を授け、民の中から選ばれた者を高くあげた。
20 わたしはわがしもべダビデを得て、これにわが聖なる油をそそいだ。
21 わが手は常に彼と共にあり、わが腕はまた彼を強くする。
22 敵は彼をだますことなく、悪しき者は彼を卑しめることはない。
23 わたしは彼の前にもろもろのあだを打ち滅ぼし、彼を憎む者どもを打ち倒す。
24 わがまことと、わがいつくしみは彼と共にあり、わが名によって彼の角は高くあげられる。
25 わたしは彼の手を海の上におき、彼の右の手を川の上におく。
26 彼はわたしにむかい『あなたはわが父、わが神、わが救の岩』と呼ぶであろう。
27 わたしはまた彼をわがういごとし、地の王たちのうちの最も高い者とする。
28 わたしはとこしえに、わがいつくしみを彼のために保ち、わが契約は彼のために堅く立つ。
29 わたしは彼の家系をとこしえに堅く定め、その位を天の日数のようにながらえさせる。
30 もしその子孫がわがおきてを捨て、わがさばきに従って歩まないならば、
31 もし彼らがわが定めを犯し、わが戒めを守らないならば、
32 わたしはつえをもって彼らのとがを罰し、むちをもって彼らの不義を罰する。
33 しかし、わたしはわがいつくしみを彼から取り去ることなく、わがまことにそむくことはない。
34 わたしはわが契約を破ることなく、わがくちびるから出た言葉を変えることはない。
35 わたしはひとたびわが聖によって誓った。わたしはダビデに偽りを言わない。
36 彼の家系はとこしえに続き、彼の位は太陽のように常にわたしの前にある。
37 また月のようにとこしえに堅く定められ、大空の続くかぎり堅く立つ」。〔セラ
38 しかしあなたは、あなたの油そそがれた者を捨ててしりぞけ、彼に対して激しく怒られました。
39 あなたはそのしもべとの契約を廃棄し、彼の冠を地になげうって、けがされました。
40 あなたはその城壁をことごとくこわし、そのとりでを荒れすたれさせられました。
41 そこを通り過ぎる者は皆彼をかすめ、彼はその隣り人のあざけりとなりました。
42 あなたは彼のあだの右の手を高くあげ、そのもろもろの敵を喜ばせられました。
43 まことに、あなたは彼のつるぎの刃をかえして、彼を戦いに立たせられなかったのです。
44 あなたは彼の手から王のつえを取り去り、その王座を地に投げすてられました。
45 あなたは彼の若き日をちぢめ、恥をもって彼をおおわれました。〔セラ
46 主よ、いつまでなのですか。とこしえにお隠れになるのですか。あなたの怒りはいつまで火のように燃えるのですか。
47 主よ、人のいのちの、いかに短く、すべての人の子を、いかにはかなく造られたかを、みこころにとめてください。
48 だれか生きて死を見ず、その魂を陰府の力から救いうるものがあるでしょうか。〔セラ
49 主よ、あなたがまことをもってダビデに誓われた昔のいつくしみはどこにありますか。
50 主よ、あなたのしもべがうけるはずかしめをみこころにとめてください。主よ、あなたのもろもろの敵はわたしをそしり、あなたの油そそがれた者の足跡をそしります。わたしはもろもろの民のそしりをわたしのふところにいだいているのです。
51 (50節に合節)
52 主はとこしえにほむべきかな。アァメン、アァメン。
イザヤ書34
1 もろもろの国よ、近づいて聞け。もろもろの民よ、耳を傾けよ。地とそれに満ちるもの、世界とそれから出るすべてのものよ、聞け。
2 主はすべての国にむかって怒り、そのすべての軍勢にむかって憤り、彼らをことごとく滅ぼし、彼らをわたして、ほふらせられた。
3 彼らは殺されて投げすてられ、その死体の悪臭は立ちのぼり、山々はその血で溶けて流れる。
4 天の万象は衰え、もろもろの天は巻物のように巻かれ、その万象はぶどうの木から葉の落ちるように、いちじくの木から葉の落ちるように落ちる。
5 わたしのつるぎは天において憤りをもって酔った。見よ、これはエドムの上にくだり、わたしが滅びに定めた民の上にくだって、これをさばく。
6 主のつるぎは血で満ち、脂肪で肥え、小羊とやぎの血、雄羊の腎臓の脂肪で肥えている。主がボズラで犠牲の獣をほふり、エドムの地で大いに殺されたからである。
7 野牛は彼らと共にほふり場にくだり、子牛は力ある雄牛と共にくだる。その国は血で酔い、その土は脂肪で肥やされる。
8 主はあだをかえす日をもち、シオンの訴えのために報いられる年をもたれるからである。
9 エドムのもろもろの川は変って樹脂となり、その土は変って硫黄となり、その地は変って燃える樹脂となって、
10 夜も昼も消えず、その煙は、とこしえに立ちのぼる。これは世々荒れすたれて、とこしえまでもそこを通る者はない。
11 たかと、やまあらしとがそこをすみかとし、ふくろうと、からすがそこに住む。主はその上に荒廃をきたらせる測りなわを張り、尊い人々の上に混乱を起す下げ振りをさげられる。
12 人々はこれを名づけて「国なき所」といい、その君たちは皆うせてなくなる。
13 そのとりでの上には、いばらが生え、その城には、いらくさと、あざみとが生え、山犬のすみか、だちょうのおる所となる。
14 野の獣はハイエナと出会い、鬼神はその友を呼び、夜の魔女もそこに降りてきて、休み所を得る。
15 ふくろうはそこに巣をつくって卵を産み、それをかえして、そのひなを翼の陰に集める。とびもまた、おのおのその連れ合いと共に、そこに集まる。
16 あなたがたは主の書をつまびらかにたずねて、これを読め。これらのものは一つも欠けることなく、また一つもその連れ合いを欠くものはない。これは主の口がこれを命じ、その霊が彼らを集められたからである。
17 主は彼らのためにくじを引き、手ずから測りなわをもって、この地を分け与え、長く彼らに所有させ、世々ここに住まわせられる。
ヨハネの黙示録4
1 その後、わたしが見ていると、見よ、開いた門が天にあった。そして、さきにラッパのような声でわたしに呼びかけるのを聞いた初めの声が、「ここに上ってきなさい。そうしたら、これから後に起るべきことを、見せてあげよう」と言った。
2 すると、たちまち、わたしは御霊に感じた。見よ、御座が天に設けられており、その御座にいますかたがあった。
3 その座にいますかたは、碧玉や赤めのうのように見え、また、御座のまわりには、緑玉のように見えるにじが現れていた。
4 また、御座のまわりには二十四の座があって、二十四人の長老が白い衣を身にまとい、頭に金の冠をかぶって、それらの座についていた。
5 御座からは、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴とが、発していた。また、七つのともし火が、御座の前で燃えていた。これらは、神の七つの霊である。
6 御座の前は、水晶に似たガラスの海のようであった。御座のそば近くそのまわりには、四つの生き物がいたが、その前にも後にも、一面に目がついていた。
7 第一の生き物はししのようであり、第二の生き物は雄牛のようであり、第三の生き物は人のような顔をしており、第四の生き物は飛ぶわしのようであった。
8 この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、その翼のまわりも内側も目で満ちていた。そして、昼も夜も、絶え間なくこう叫びつづけていた、「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、全能者にして主なる神。昔いまし、今いまし、やがてきたるべき者」。
9 これらの生き物が、御座にいまし、かつ、世々限りなく生きておられるかたに、栄光とほまれとを帰し、また、感謝をささげている時、
10 二十四人の長老は、御座にいますかたのみまえにひれ伏し、世々限りなく生きておられるかたを拝み、彼らの冠を御座のまえに、投げ出して言った、
11 「われらの主なる神よ、あなたこそは、栄光とほまれと力とを受けるにふさわしいかた。あなたは万物を造られました。御旨によって、万物は存在し、また造られたのであります」。

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