2015年6月21日日曜日

6/21 申命記26、詩篇117~118、イザヤ書53、マタイの福音書1

申命記26  
1 あなたの神、主が嗣業として賜わる国にはいって、それを所有し、そこに住む時は、
2 あなたの神、主が賜わる国にできる、地のすべての実の初物を取ってかごに入れ、あなたの神、主がその名を置くために選ばれる所へ携えて行かなければならない。
3 そしてその時の祭司の所へ行って彼に言わなければならない、『きょう、あなたの神、主にわたしは申します。主がわれわれに与えると先祖たちに誓われた国に、わたしははいることができました』。
4 そのとき祭司はあなたの手からそのかごを受け取ってあなたの神、主の祭壇の前に置かなければならない。
5 そして、あなたはあなたの神、主の前に述べて言わなければならない、『わたしの先祖は、さすらいの一アラムびとでありましたが、わずかの人を連れてエジプトへ下って行って、その所に寄留し、ついにそこで大きく、強い、人数の多い国民になりました。
6 ところがエジプトびとはわれわれをしえたげ、また悩まして、つらい労役を負わせましたが、
7 われわれが先祖たちの神、主に叫んだので、主はわれわれの声を聞き、われわれの悩みと、骨折りと、しえたげとを顧み、
8 主は強い手と、伸べた腕と、大いなる恐るべき事と、しるしと、不思議とをもって、われわれをエジプトから導き出し、
9 われわれをこの所へ連れてきて、乳と蜜の流れるこの地をわれわれに賜わりました。
10 主よ、ごらんください。あなたがわたしに賜わった地の実の初物を、いま携えてきました』。そしてあなたはそれをあなたの神、主の前に置いて、あなたの神、主の前に礼拝し、
11 あなたの神、主があなたとあなたの家とに賜わったすべての良い物をもって、レビびとおよびあなたのなかにいる寄留の他国人と共に喜び楽しまなければならない。
12 第三年すなわち十分の一を納める年に、あなたがすべての産物の十分の一を納め終って、それをレビびとと寄留の他国人と孤児と寡婦とに与え、町のうちで彼らに飽きるほど食べさせた時、
13 あなたの神、主の前で言わなければならない、『わたしはその聖なる物を家から取り出し、またレビびとと寄留の他国人と孤児と寡婦とにそれを与え、すべてあなたが命じられた命令のとおりにいたしました。わたしはあなたの命令にそむかず、またそれを忘れませんでした。
14 わたしはその聖なる物を喪のうちで食べたことがなく、また汚れた身でそれを取り出したことがなく、また死人にそれを供えたことがありませんでした。わたしはわたしの神、主の声に聞き従い、すべてあなたがわたしに命じられたとおりにいたしました。
15 あなたの聖なるすみかである天からみそなわして、あなたの民イスラエルと、あなたがわれわれに与えられた地とを祝福してください。これはあなたがわれわれの先祖に誓われた乳と蜜の流れる地です』。
16 きょう、あなたの神、主はこれらの定めと、おきてとを行うことをあなたに命じられる。それゆえ、あなたは心をつくし、精神をつくしてそれを守り行わなければならない。
17 きょう、あなたは主をあなたの神とし、かつその道に歩み、定めと、戒めと、おきてとを守り、その声に聞き従うことを明言した。
18 そして、主は先に約束されたように、きょう、あなたを自分の宝の民とされること、また、あなたがそのすべての命令を守るべきことを明言された。
19 主は誉と良き名と栄えとをあなたに与えて、主の造られたすべての国民にまさるものとされるであろう。あなたは主が言われたように、あなたの神、主の聖なる民となるであろう」。

詩篇117
1 もろもろの国よ、主をほめたたえよ。もろもろの民よ、主をたたえまつれ。
2 われらに賜わるそのいつくしみは大きいからである。主のまことはとこしえに絶えることがない。主をほめたたえよ。
1 主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。
2 イスラエルは言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。
3 アロンの家は言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。
4 主をおそれる者は言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。
5 わたしが悩みのなかから主を呼ぶと、主は答えて、わたしを広い所に置かれた。
6 主がわたしに味方されるので、恐れることはない。人はわたしに何をなし得ようか。
7 主はわたしに味方し、わたしを助けられるので、わたしを憎む者についての願いを見るであろう。
8 主に寄り頼むは人にたよるよりも良い。
9 主に寄り頼むはもろもろの君にたよるよりも良い。
10 もろもろの国民はわたしを囲んだ。わたしは主のみ名によって彼らを滅ぼす。
11 彼らはわたしを囲んだ、わたしを囲んだ。わたしは主のみ名によって彼らを滅ぼす。
12 彼らは蜂のようにわたしを囲み、いばらの火のように燃えたった。わたしは主のみ名によって彼らを滅ぼす。
13 わたしはひどく押されて倒れようとしたが、主はわたしを助けられた。
14 主はわが力、わが歌であって、わが救となられた。
15 聞け、勝利の喜ばしい歌が正しい者の天幕にある。「主の右の手は勇ましいはたらきをなし、
16 主の右の手は高くあがり、主の右の手は勇ましいはたらきをなす」。
17 わたしは死ぬことなく、生きながらえて、主のみわざを物語るであろう。
18 主はいたくわたしを懲らされたが、死にはわたされなかった。
19 わたしのために義の門を開け、わたしはその内にはいって、主に感謝しよう。
20 これは主の門である。正しい者はその内にはいるであろう。
21 わたしはあなたに感謝します。あなたがわたしに答えて、わが救となられたことを。
22 家造りらの捨てた石は隅のかしら石となった。
23 これは主のなされた事でわれらの目には驚くべき事である。
24 これは主が設けられた日であって、われらはこの日に喜び楽しむであろう。
25 主よ、どうぞわれらをお救いください。主よ、どうぞわれらを栄えさせてください。
26 主のみ名によってはいる者はさいわいである。われらは主の家からあなたをたたえます。
27 主は神であって、われらを照された。枝を携えて祭の行列を祭壇の角にまで進ませよ。
28 あなたはわが神、わたしはあなたに感謝します。あなたはわが神、わたしはあなたをあがめます。
29 主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。
 
詩篇 118
1 主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。
2 イスラエルは言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。
3 アロンの家は言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。
4 主をおそれる者は言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。
5 わたしが悩みのなかから主を呼ぶと、主は答えて、わたしを広い所に置かれた。
6 主がわたしに味方されるので、恐れることはない。人はわたしに何をなし得ようか。
7 主はわたしに味方し、わたしを助けられるので、わたしを憎む者についての願いを見るであろう。
8 主に寄り頼むは人にたよるよりも良い。
9 主に寄り頼むはもろもろの君にたよるよりも良い。
10 もろもろの国民はわたしを囲んだ。わたしは主のみ名によって彼らを滅ぼす。
11 彼らはわたしを囲んだ、わたしを囲んだ。わたしは主のみ名によって彼らを滅ぼす。
12 彼らは蜂のようにわたしを囲み、いばらの火のように燃えたった。わたしは主のみ名によって彼らを滅ぼす。
13 わたしはひどく押されて倒れようとしたが、主はわたしを助けられた。
14 主はわが力、わが歌であって、わが救となられた。
15 聞け、勝利の喜ばしい歌が正しい者の天幕にある。「主の右の手は勇ましいはたらきをなし、
16 主の右の手は高くあがり、主の右の手は勇ましいはたらきをなす」。
17 わたしは死ぬことなく、生きながらえて、主のみわざを物語るであろう。
18 主はいたくわたしを懲らされたが、死にはわたされなかった。
19 わたしのために義の門を開け、わたしはその内にはいって、主に感謝しよう。
20 これは主の門である。正しい者はその内にはいるであろう。
21 わたしはあなたに感謝します。あなたがわたしに答えて、わが救となられたことを。
22 家造りらの捨てた石は隅のかしら石となった。
23 これは主のなされた事でわれらの目には驚くべき事である。
24 これは主が設けられた日であって、われらはこの日に喜び楽しむであろう。
25 主よ、どうぞわれらをお救いください。主よ、どうぞわれらを栄えさせてください。
26 主のみ名によってはいる者はさいわいである。われらは主の家からあなたをたたえます。
27 主は神であって、われらを照された。枝を携えて祭の行列を祭壇の角にまで進ませよ。
28 あなたはわが神、わたしはあなたに感謝します。あなたはわが神、わたしはあなたをあがめます。
29 主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

イザヤ書53 
1 だれがわれわれの聞いたことを信じ得たか。主の腕は、だれにあらわれたか。
2 彼は主の前に若木のように、かわいた土から出る根のように育った。彼にはわれわれの見るべき姿がなく、威厳もなく、われわれの慕うべき美しさもない。
3 彼は侮られて人に捨てられ、悲しみの人で、病を知っていた。また顔をおおって忌みきらわれる者のように、彼は侮られた。われわれも彼を尊ばなかった。
4 まことに彼はわれわれの病を負い、われわれの悲しみをになった。しかるに、われわれは思った、彼は打たれ、神にたたかれ、苦しめられたのだと。
5 しかし彼はわれわれのとがのために傷つけられ、われわれの不義のために砕かれたのだ。彼はみずから懲らしめをうけて、われわれに平安を与え、その打たれた傷によって、われわれはいやされたのだ。
6 われわれはみな羊のように迷って、おのおの自分の道に向かって行った。主はわれわれすべての者の不義を、彼の上におかれた。
7 彼はしえたげられ、苦しめられたけれども、口を開かなかった。ほふり場にひかれて行く小羊のように、また毛を切る者の前に黙っている羊のように、口を開かなかった。
8 彼は暴虐なさばきによって取り去られた。その代の人のうち、だれが思ったであろうか、彼はわが民のとがのために打たれて、生けるものの地から断たれたのだと。
9 彼は暴虐を行わず、その口には偽りがなかったけれども、その墓は悪しき者と共に設けられ、その塚は悪をなす者と共にあった。
10 しかも彼を砕くことは主のみ旨であり、主は彼を悩まされた。彼が自分を、とがの供え物となすとき、その子孫を見ることができ、その命をながくすることができる。かつ主のみ旨が彼の手によって栄える。
11 彼は自分の魂の苦しみにより光を見て満足する。義なるわがしもべはその知識によって、多くの人を義とし、また彼らの不義を負う。
12 それゆえ、わたしは彼に大いなる者と共に物を分かち取らせる。彼は強い者と共に獲物を分かち取る。これは彼が死にいたるまで、自分の魂をそそぎだし、とがある者と共に数えられたからである。しかも彼は多くの人の罪を負い、とがある者のためにとりなしをした。

マタイの福音書1
1 アブラハムの子であるダビデの子、イエス・キリストの系図。
2 アブラハムはイサクの父であり、イサクはヤコブの父、ヤコブはユダとその兄弟たちとの父、
3 ユダはタマルによるパレスとザラとの父、パレスはエスロンの父、エスロンはアラムの父、
4 アラムはアミナダブの父、アミナダブはナアソンの父、ナアソンはサルモンの父、
5 サルモンはラハブによるボアズの父、ボアズはルツによるオベデの父、オベデはエッサイの父、
6 エッサイはダビデ王の父であった。ダビデはウリヤの妻によるソロモンの父であり、
7 ソロモンはレハベアムの父、レハベアムはアビヤの父、アビヤはアサの父、
8 アサはヨサパテの父、ヨサパテはヨラムの父、ヨラムはウジヤの父、
9 ウジヤはヨタムの父、ヨタムはアハズの父、アハズはヒゼキヤの父、
10 ヒゼキヤはマナセの父、マナセはアモンの父、アモンはヨシヤの父、
11 ヨシヤはバビロンへ移されたころ、エコニヤとその兄弟たちとの父となった。
12 バビロンへ移されたのち、エコニヤはサラテルの父となった。サラテルはゾロバベルの父、
13 ゾロバベルはアビウデの父、アビウデはエリヤキムの父、エリヤキムはアゾルの父、
14 アゾルはサドクの父、サドクはアキムの父、アキムはエリウデの父、
15 エリウデはエレアザルの父、エレアザルはマタンの父、マタンはヤコブの父、
16 ヤコブはマリヤの夫ヨセフの父であった。このマリヤからキリストといわれるイエスがお生れになった。
17 だから、アブラハムからダビデまでの代は合わせて十四代、ダビデからバビロンへ移されるまでは十四代、そして、バビロンへ移されてからキリストまでは十四代である。
18 イエス・キリストの誕生の次第はこうであった。母マリヤはヨセフと婚約していたが、まだ一緒にならない前に、聖霊によって身重になった。
19 夫ヨセフは正しい人であったので、彼女のことが公けになることを好まず、ひそかに離縁しようと決心した。
20 彼がこのことを思いめぐらしていたとき、主の使が夢に現れて言った、「ダビデの子ヨセフよ、心配しないでマリヤを妻として迎えるがよい。その胎内に宿っているものは聖霊によるのである。
21 彼女は男の子を産むであろう。その名をイエスと名づけなさい。彼は、おのれの民をそのもろもろの罪から救う者となるからである」。
22 すべてこれらのことが起ったのは、主が預言者によって言われたことの成就するためである。すなわち、
23 「見よ、おとめがみごもって男の子を産むであろう。その名はインマヌエルと呼ばれるであろう」。これは、「神われらと共にいます」という意味である。
24 ヨセフは眠りからさめた後に、主の使が命じたとおりに、マリヤを妻に迎えた。
25 しかし、子が生れるまでは、彼女を知ることはなかった。そして、その子をイエスと名づけた。

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