2015年5月17日日曜日

5/17 民数記26、詩篇69、イザヤ書16、ペテロの手紙第一4

民数記26
1 疫病の後、主はモーセと祭司アロンの子エレアザルとに言われた、
2 「イスラエルの人々の全会衆の総数をその父祖の家にしたがって調べ、イスラエルにおいて、すべて戦争に出ることのできる二十歳以上の者を数えなさい」。
3 そこでモーセと祭司エレアザルとは、エリコに近いヨルダンのほとりにあるモアブの平野で彼らに言った、
4 「主がモーセに命じられたように、あなたがたのうちの二十歳以上の者を数えなさい」。エジプトの地から出てきたイスラエルの人々は次のとおりである。
5 ルベンはイスラエルの長子である。ルベンの子孫は、ヘノクからヘノクびとの氏族が出、パルからパルびとの氏族が出、
6 ヘヅロンからヘヅロンびとの氏族が出、カルミからカルミびとの氏族が出た。
7 これらはルベンびとの氏族であって、数えられた者は四万三千七百三十人であった。
8 またパルの子はエリアブ。
9 エリアブの子はネムエル、ダタン、アビラムである。このダタンとアビラムとは会衆のうちから選び出された者で、コラのともがらと共にモーセとアロンとに逆らって主と争った時、
10 地は口を開いて彼らとコラとをのみ、その仲間は死んだ。その時二百五十人が火に焼き滅ぼされて、戒めの鏡となった。
11 ただし、コラの子たちは死ななかった。
12 シメオンの子孫は、その氏族によれば、ネムエルからネムエルびとの氏族が出、ヤミンからヤミンびとの氏族が出、ヤキンからヤキンびとの氏族が出、
13 ゼラからゼラびとの氏族が出、シャウルからシャウルびとの氏族が出た。
14 これらはシメオンびとの氏族であって、数えられた者は二万二千二百人であった。
15 ガドの子孫は、その氏族によれば、ゼポンからゼポンびとの氏族が出、ハギからハギびとの氏族が出、シュニからシュニびとの氏族が出、
16 オズニからオズニびとの氏族が出、エリからエリびとの氏族が出、
17 アロドからアロドびとの氏族が出、アレリからアレリびとの氏族が出た。
18 これらはガドの子孫の氏族であって、数えられた者は四万五百人であった。
19 ユダの子らはエルとオナンとであって、エルとオナンとはカナンの地で死んだ。
20 ユダの子孫は、その氏族によれば、シラからシラびとの氏族が出、ペレヅからペレヅびとの氏族が出、ゼラからゼラびとの氏族が出た。
21 ペレヅの子孫は、ヘヅロンからヘヅロンびとの氏族が出、ハムルからハムルびとの氏族が出た。
22 これらはユダの氏族であって、数えられた者は七万六千五百人であった。
23 イッサカルの子孫は、その氏族によれば、トラからトラびとの氏族が出、プワからプワびとの氏族が出、
24 ヤシュブからヤシュブびとの氏族が出、シムロンからシムロンびとの氏族が出た。
25 これらはイッサカルの氏族であって、数えられた者は六万四千三百人であった。
26 ゼブルンの子孫は、その氏族によれば、セレデからセレデびとの氏族が出、エロンからエロンびとの氏族が出、ヤリエルからヤリエルびとの氏族が出た。
27 これらはゼブルンびとの氏族であって、数えられた者は六万五百人であった。
28 ヨセフの子らは、その氏族によれば、マナセとエフライムとであって、
29 マナセの子孫は、マキルからマキルびとの氏族が出た。マキルからギレアデが生れ、ギレアデからギレアデびとの氏族が出た。
30 ギレアデの子孫は次のとおりである。イエゼルからイエゼルびとの氏族が出、ヘレクからヘレクびとの氏族が出、
31 アスリエルからアスリエルびとの氏族が出、シケムからシケムびとの氏族が出、
32 セミダからセミダびとの氏族が出、ヘペルからヘペルびとの氏族が出た。
33 ヘペルの子ゼロペハデには男の子がなく、ただ女の子のみで、ゼロペハデの女の子の名はマアラ、ノア、ホグラ、ミルカ、テルザといった。
34 これらはマナセの氏族であって、数えられた者は五万二千七百人であった。
35 エフライムの子孫は、その氏族によれば、次のとおりである。シュテラからはシュテラびとの氏族が出、ベケルからベケルびとの氏族が出、タハンからタハンびとの氏族が出た。
36 またシュテラの子孫は次のとおりである。すなわちエランからエランびとの氏族が出た。
37 これらはエフライムの子孫の氏族であって、数えられた者は三万二千五百人であった。以上はヨセフの子孫で、その氏族によるものである。
38 ベニヤミンの子孫は、その氏族によれば、ベラからベラびとの氏族が出、アシベルからアシベルびとの氏族が出、アヒラムからアヒラムびとの氏族が出、
39 シュパムからシュパムびとの氏族が出、ホパムからホパムびとの氏族が出た。
40 ベラの子はアルデとナアマンとであって、アルデからアルデびとの氏族が出、ナアマンからナアマンびとの氏族が出た。
41 これらはベニヤミンの子孫であって、その氏族によれば数えられた者は四万五千六百人であった。
42 ダンの子孫は、その氏族によれば、次のとおりである。シュハムからシュハムびとの氏族が出た。これらはダンの氏族であって、その氏族によるものである。
43 シュハムびとのすべての氏族のうち、数えられた者は六万四千四百人であった。
44 アセルの子孫は、その氏族によれば、エムナからエムナびとの氏族が出、エスイからエスイびとの氏族が出、ベリアからベリアびとの氏族が出た。
45 ベリアの子孫のうちヘベルからヘベルびとの氏族が出、マルキエルからマルキエルびとの氏族が出た。
46 アセルの娘の名はサラといった。
47 これらはアセルの子孫の氏族であって、数えられた者は五万三千四百人であった。
48 ナフタリの子孫は、その氏族によれば、ヤジエルからヤジエルびとの氏族が出、グニからグニびとの氏族が出、
49 エゼルからエゼルびとの氏族が出、シレムからシレムびとの氏族が出た。
50 これらはナフタリの氏族であって、その氏族により、数えられた者は四万五千四百人であった。
51 これらはイスラエルの子孫の数えられた者であって、六十万一千七百三十人であった。
52 主はモーセに言われた、
53 「これらの人々に、その名の数にしたがって地を分け与え、嗣業とさせなさい。
54 大きい部族には多くの嗣業を与え、小さい部族には少しの嗣業を与えなさい。すなわち数えられた数にしたがって、おのおのの部族にその嗣業を与えなければならない。
55 ただし地は、くじをもって分け、その父祖の部族の名にしたがって、それを継がなければならない。
56 すなわち、くじをもってその嗣業を大きいものと、小さいものとに分けなければならない」。
57 レビびとのその氏族にしたがって数えられた者は次のとおりである。ゲルションからゲルションびとの氏族が出、コハテからコハテびとの氏族が出、メラリからメラリびとの氏族が出た。
58 レビの氏族は次のとおりである。すなわちリブニびとの氏族、ヘブロンびとの氏族、マヘリびとの氏族、ムシびとの氏族、コラびとの氏族であって、コハテからアムラムが生れた。
59 アムラムの妻の名はヨケベデといって、レビの娘である。彼女はエジプトでレビに生れた者であるが、アムラムにとついで、アロンとモーセおよびその姉妹ミリアムを産んだ。
60 アロンにはナダブ、アビウ、エレアザルおよびイタマルが生れた。
61 ナダブとアビウは異火を主の前にささげた時に死んだ。
62 その数えられた一か月以上のすべての男子は二万三千人であった。彼らはイスラエルの人々のうちに嗣業を与えられなかったため、イスラエルの人々のうちに数えられなかった者である。
63 これらはモーセと祭司エレアザルが、エリコに近いヨルダンのほとりにあるモアブの平野で数えたイスラエルの人々の数である。
64 ただしそのうちには、モーセと祭司アロンがシナイの荒野でイスラエルの人々を数えた時に数えられた者はひとりもなかった。
65 それは主がかつて彼らについて「彼らは必ず荒野で死ぬであろう」と言われたからである。それで彼らのうちエフンネの子カレブとヌンの子ヨシュアのほか、ひとりも残った者はなかった。
詩篇69
0 聖歌隊の指揮者によってゆりの花のしらべにあわせてうたわせたダビデの歌
1 神よ、わたしをお救いください。大水が流れ来て、わたしの首にまで達しました。
2 わたしは足がかりもない深い泥の中に沈みました。わたしは深い水に陥り、大水がわたしの上を流れ過ぎました。
3 わたしは叫びによって疲れ、わたしののどはかわき、わたしの目は神を待ちわびて衰えました。
4 ゆえなく、わたしを憎む者はわたしの頭の毛よりも多く、偽ってわたしの敵となり、わたしを滅ぼそうとする者は強いのです。わたしは盗まなかった物をも償わなければならないのですか。
5 神よ、あなたはわたしの愚かなことを知っておられます。わたしのもろもろのとがはあなたに隠れることはありません。
6 万軍の神、主よ、あなたを待ち望む者がわたしの事によって、はずかしめられることのないようにしてください。イスラエルの神よ、あなたを求める者がわたしの事によって、恥を負わせられることのないようにしてください。
7 わたしはあなたのためにそしりを負い、恥がわたしの顔をおおったのです。
8 わたしはわが兄弟には、知らぬ者となり、わが母の子らには、のけ者となりました。
9 あなたの家を思う熱心がわたしを食いつくし、あなたをそしる者のそしりがわたしに及んだからです。
10 わたしが断食をもってわたしの魂を悩ませば、かえってそれによってそしりをうけました。
11 わたしが荒布を衣とすれば、かえって彼らのことわざとなりました。
12 わたしは門に座する者の話題となり、酔いどれの歌となりました。
13 しかし主よ、わたしはあなたに祈ります。神よ、恵みの時に、あなたのいつくしみの豊かなるにより、わたしにお答えください。
14 あなたのまことの救により、わたしを泥の中に沈まぬよう助け出してください。わたしを憎む者から、また深い水からわたしを助け出してください。
15 大水がわたしの上を流れ過ぎることなく、淵がわたしをのむことなく、穴がその口をわたしの上に閉じることのないようにしてください。
16 主よ、あなたのいつくしみの深きにより、わたしにお答えください。あなたのあわれみの豊かなるにより、わたしを顧みてください。
17 あなたの顔をしもべに隠さないでください。わたしは悩んでいるのです。すみやかにわたしにお答えください。
18 わたしに近く寄って、わたしをあがない、わが敵のゆえにわたしをお救いください。
19 あなたはわたしの受けるそしりと、恥と、はずかしめとを知っておられます。わたしのあだは皆あなたの前にあります。
20 そしりがわたしの心を砕いたので、わたしは望みを失いました。わたしは同情する者を求めたけれども、ひとりもなく、慰める者を求めたけれども、ひとりも見ませんでした。
21 彼らはわたしの食物に毒を入れ、わたしのかわいた時に酢を飲ませました。
22 彼らの前の食卓を網とし、彼らが犠牲をささげる祭を、わなとしてください。
23 彼らの目を暗くして見えなくし、彼らの腰を常に震わせ、
24 あなたの憤りを彼らの上にそそぎ、あなたの激しい怒りを彼らに追いつかせてください。
25 彼らの宿営を荒し、ひとりもその天幕に住まわせないでください。
26 彼らはあなたが撃たれた者を迫害し、あなたが傷つけられた者をさらに苦しめるからです。
27 彼らに、罰に罰を加え、あなたの赦免にあずからせないでください。
28 彼らをいのちの書から消し去って、義人のうちに記録されることのないようにしてください。
29 しかしわたしは悩み苦しんでいます。神よ、あなたの救がわたしを高い所に置かれますように。
30 わたしは歌をもって神の名をほめたたえ、感謝をもって神をあがめます。
31 これは雄牛または角とひずめのある雄牛にまさって主を喜ばせるでしょう。
32 へりくだる者は、これを見て喜べ。神を求める者よ、あなたがたの心を生きかえらせよ。
33 主は乏しい者に聞き、その捕われ人をかろしめられないからである。
34 天と地は主をほめたたえ、海とその中に動くあらゆるものは主をほめたたえよ。
35 神はシオンを救い、ユダの町々を建て直されるからである。そのしもべらはそこに住んでこれを所有し、
36 そのしもべらの子孫はこれを継ぎ、み名を愛する者はその中に住むであろう。
イザヤ書16
1 彼らはセラから荒野の道によって小羊をシオンの娘の山に送り、国のつかさに納めた。
2 モアブの娘らはアルノンの渡しで、さまよう鳥のように、巣を追われたひなのようである。
3 「相はかって、事を定めよ。真昼の中でも、あなたの陰を夜のようにし、さすらい人を隠し、のがれて来た者をわたさず、
4 モアブのさすらい人を、あなたのうちにやどらせ、彼らの避け所となって、滅ぼす者からのがれさせよ。しえたげる者がなくなり、滅ぼす者が絶え、踏みにじる者が地から断たれたとき、
5 一つの玉座がいつくしみによって堅く立てられ、ダビデの幕屋にあって、さばきをなし、公平を求め、正義を行うに、すみやかなる者が真実をもってその上に座する」。
6 われわれはモアブの高ぶりのことを聞いた、その高ぶることは、はなはだしい。われわれはその誇と、高ぶりと、そのおごりとのことを聞いた、その自慢は偽りである。
7 それゆえ、モアブは泣き叫べ、民はみなモアブのために泣き叫べ。全く撃ちのめされて、キルハレセテの干ぶどうのために嘆け。
8 ヘシボンの畑と、シブマのぶどうの木とは、しぼみ衰えた。国々のもろもろの主が、その枝を打ち落したからである。その枝はさきにはヤゼルまでいたり、荒野にまではびこり、そのつるは広がって海を越えた。
9 それゆえ、わたしはヤゼルと共に、シブマのぶどうの木のために泣く。ヘシボンよ、エレアレよ、わたしは涙をもってあなたを浸す。ときの声が、あなたの果実と、あなたの収穫の上にふりかかってきたからである。
10 喜びと楽しみとは土肥えた畑から取り去られ、ぶどう畑には歌うことなく、喜び呼ばわることなく、酒ぶねを踏んで酒を絞る者なく、ぶどうの収穫を喜ぶ声はやんだ。
11 それゆえ、わが魂はモアブのために、わが心はキルハレスのために、琴のように鳴りひびく。
12 モアブが高き所に出て、おのれを疲れさせ、またその聖所にきて祈っても、効果はない。
13 これは主がさきにモアブについて語られたみ言葉である。
14 しかし今、主は語って言われる、「モアブの栄えはその大いなる群衆にもかかわらず、雇人の年期とひとしく三年のうちに、はずかしめを受け、残れる者はまことに少なく、力がない」。
ペテロの手紙第一4
1 このように、キリストは肉において苦しまれたのであるから、あなたがたも同じ覚悟で心の武装をしなさい。肉において苦しんだ人は、それによって罪からのがれたのである。
2 それは、肉における残りの生涯を、もはや人間の欲情によらず、神の御旨によって過ごすためである。
3 過ぎ去った時代には、あなたがたは、異邦人の好みにまかせて、好色、欲情、酔酒、宴楽、暴飲、気ままな偶像礼拝などにふけってきたが、もうそれで十分であろう。
4 今はあなたがたが、そうした度を過ごした乱行に加わらないので、彼らは驚きあやしみ、かつ、ののしっている。
5 彼らは、やがて生ける者と死ねる者とをさばくかたに、申し開きをしなくてはならない。
6 死人にさえ福音が宣べ伝えられたのは、彼らは肉においては人間としてさばきを受けるが、霊においては神に従って生きるようになるためである。
7 万物の終りが近づいている。だから、心を確かにし、身を慎んで、努めて祈りなさい。
8 何よりもまず、互の愛を熱く保ちなさい。愛は多くの罪をおおうものである。
9 不平を言わずに、互にもてなし合いなさい。
10 あなたがたは、それぞれ賜物をいただいているのだから、神のさまざまな恵みの良き管理人として、それをお互のために役立てるべきである。
11 語る者は、神の御言を語る者にふさわしく語り、奉仕する者は、神から賜わる力による者にふさわしく奉仕すべきである。それは、すべてのことにおいてイエス・キリストによって、神があがめられるためである。栄光と力とが世々限りなく、彼にあるように、アァメン。
12 愛する者たちよ。あなたがたを試みるために降りかかって来る火のような試錬を、何か思いがけないことが起ったかのように驚きあやしむことなく、
13 むしろ、キリストの苦しみにあずかればあずかるほど、喜ぶがよい。それは、キリストの栄光が現れる際に、よろこびにあふれるためである。
14 キリストの名のためにそしられるなら、あなたがたはさいわいである。その時には、栄光の霊、神の霊が、あなたがたに宿るからである。
15 あなたがたのうち、だれも、人殺し、盗人、悪を行う者、あるいは、他人に干渉する者として苦しみに会うことのないようにしなさい。
16 しかし、クリスチャンとして苦しみを受けるのであれば、恥じることはない。かえって、この名によって神をあがめなさい。
17 さばきが神の家から始められる時がきた。それが、わたしたちからまず始められるとしたら、神の福音に従わない人々の行く末は、どんなであろうか。
18 また義人でさえ、かろうじて救われるのだとすれば、不信なる者や罪人は、どうなるであろうか。
19 だから、神の御旨に従って苦しみを受ける人々は、善をおこない、そして、真実であられる創造者に、自分のたましいをゆだねるがよい。

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