2015年5月22日金曜日

5/22 民数記31、詩篇75~76、イザヤ書23、ヨハネの手紙第一1

民数記31
1 さて主はモーセに言われた、
2 「ミデアンびとにイスラエルの人々のあだを報いなさい。その後、あなたはあなたの民に加えられるであろう」。
3 モーセは民に言った、「あなたがたのうちから人を選んで戦いのために武装させ、ミデアンびとを攻めて、主のためミデアンびとに復讐しなさい。
4 すなわちイスラエルのすべての部族から、部族ごとに千人ずつを戦いに送り出さなければならない」。
5 そこでイスラエルの部族のうちから部族ごとに千人ずつを選び、一万二千人を得て、戦いのために武装させた。
6 モーセは各部族から千人ずつを戦いにつかわし、また祭司エレアザルの子ピネハスに、聖なる器と吹き鳴らすラッパとを執らせて、共に戦いにつかわした。
7 彼らは主がモーセに命じられたようにミデアンびとと戦って、その男子をみな殺した。
8 その殺した者のほかにまたミデアンの王五人を殺した。その名はエビ、レケム、ツル、フル、レバである。またベオルの子バラムをも、つるぎにかけて殺した。
9 またイスラエルの人々はミデアンの女たちとその子供たちを捕虜にし、その家畜と、羊の群れと、貨財とをことごとく奪い取り、
10 そのすまいのある町々と、その部落とを、ことごとく火で焼いた。
11 こうして彼らはすべて奪ったものと、かすめたものとは人をも家畜をも取り、
12 その生けどった者と、かすめたものと、奪ったものとを携えて、エリコに近いヨルダンのほとりのモアブの平野の宿営におるモーセと祭司エレアザルとイスラエルの人々の会衆のもとへもどってきた。
13 ときにモーセと祭司エレアザルと会衆のつかさたちはみな宿営の外に出て迎えたが、
14 モーセは軍勢の将たち、すなわち戦場から帰ってきた千人の長たちと、百人の長たちに対して怒った。
15 モーセは彼らに言った、「あなたがたは女たちをみな生かしておいたのか。
16 彼らはバラムのはかりごとによって、イスラエルの人々に、ペオルのことで主に罪を犯させ、ついに主の会衆のうちに疫病を起すに至った。
17 それで今、この子供たちのうちの男の子をみな殺し、また男と寝て、男を知った女をみな殺しなさい。
18 ただし、まだ男と寝ず、男を知らない娘はすべてあなたがたのために生かしておきなさい。
19 そしてあなたがたは七日のあいだ宿営の外にとどまりなさい。あなたがたのうちすべて人を殺した者、およびすべて殺された者に触れた者は、あなたがた自身も、あなたがたの捕虜も共に、三日目と七日目とに身を清めなければならない。
20 またすべての衣服と、すべての皮の器と、すべてやぎの毛で作ったものと、すべての木の器とを清めなければならない」。
21 祭司エレアザルは戦いに出たいくさびとたちに言った、「これは主がモーセに命じられた律法の定めである。
22 金、銀、青銅、鉄、すず、鉛など、
23 すべて火に耐える物は火の中を通さなければならない。そうすれば清くなるであろう。なおその上、汚れを清める水で、清めなければならない。しかし、すべて火に耐えないものは水の中を通さなければならない。
24 あなたがたは七日目に衣服を洗わなければならない。そして清くなり、その後宿営にはいることができる」。
25 主はモーセに言われた、
26 「あなたと祭司エレアザルおよび会衆の氏族のかしらたちは、その生けどった人と家畜の獲物の総数を調べ、
27 その獲物を戦いに出た勇士と、全会衆とに折半しなさい。
28 そして戦いに出たいくさびとに、人または牛、またはろば、または羊を、おのおの五百ごとに一つを取り、みつぎとして主にささげさせなさい。
29 すなわち彼らが受ける半分のなかから、それを取り、主にささげる物として祭司エレアザルに渡しなさい。
30 またイスラエルの人々が受ける半分のなかから、その獲た人または牛、またはろば、または羊などの家畜を、おのおの五十ごとに一つを取り、主の幕屋の務をするレビびとに与えなさい」。
31 モーセと祭司エレアザルとは主がモーセに命じられたとおりに行った。
32 そこでその獲物、すなわち、いくさびとたちが奪い取ったものの残りは羊六十七万五千、
33 牛七万二千、
34 ろば六万一千、
35 人三万二千、これはみな男と寝ず、男を知らない女であった。
36 そしてその半分、すなわち戦いに出た者の分は羊三十三万七千五百、
37 主にみつぎとした羊は六百七十五。
38 牛は三万六千、そのうちから主にみつぎとしたものは七十二。
39 ろばは三万五百、そのうちから主にみつぎとしたものは六十一。
40 人は一万六千、そのうちから主にみつぎとしたものは三十二人であった。
41 モーセはそのみつぎを主にささげる物として祭司エレアザルに渡した。主がモーセに命じられたとおりである。
42 モーセが戦いに出た人々とは別にイスラエルの人々に与えた半分、
43 すなわち会衆の受けた半分は羊三十三万七千五百、
44 牛三万六千、
45 ろば三万五百、
46 人一万六千であって、
47 モーセはイスラエルの人々の受けた半分のなかから、人および獣をおのおの五十ごとに一つを取って、主の幕屋の務をするレビびとに与えた。主がモーセに命じられたとおりである。
48 時に軍勢の将であったものども、すなわち千人の長たちと百人の長たちとがモーセのところにきて、
49 モーセに言った、「しもべらは、指揮下のいくさびとを数えましたが、われわれのうち、ひとりも欠けた者はありませんでした。
50 それで、われわれは、おのおの手に入れた金の飾り物、すなわち腕飾り、腕輪、指輪、耳輪、首飾りなどを主に携えてきて供え物とし、主の前にわれわれの命のあがないをしようと思います」。
51 モーセと祭司エレアザルとは、彼らから細工を施した金の飾り物を受け取った。
52 千人の長たちと百人の長たちとが、主にささげものとした金は合わせて一万六千七百五十シケル。
53 いくさびとは、おのおの自分のぶんどり物を獲た。
54 モーセと祭司エレアザルとは、千人の長たちと百人の長たちとから、その金を受け取り、それを携えて会見の幕屋に入り、主の前に置いてイスラエルの人々のために記念とした。
詩篇75
0 聖歌隊の指揮者によって、「滅ぼすな」というしらべにあわせてうたわせたアサフの歌、さんび
1 神よ、われらはあなたに感謝します。われらは感謝します。われらはあなたのみ名を呼び、あなたのくすしきみわざを語ります。
2 定まった時が来れば、わたしは公平をもってさばく。
3 地とすべてこれに住むものがよろめくとき、わたしはその柱を堅くする。〔セラ
4 わたしは、誇る者には「誇るな」と言い、悪しき者には「角をあげるな、
5 角を高くあげるな、高慢な態度をもって語るな」と言う。
6 上げることは東からでなく、西からでなく、また荒野からでもない。
7 それはさばきを行われる神であって、神はこれを下げ、かれを上げられる。
8 主の手には杯があって、よく混ぜた酒があわだっている。主がこれを注ぎ出されると、地のすべての悪しき者はこれを一滴も残さずに飲みつくすであろう。
9 しかしわたしはとこしえに喜び、ヤコブの神をほめうたいます。
10 悪しき者の角はことごとく切り離されるが正しい者の角はあげられるであろう。

詩篇76
0 聖歌隊の指揮者によって琴にあわせてうたわせたアサフの歌、さんび
1 神はユダに知られ、そのみ名はイスラエルにおいて偉大である。
2 その幕屋はサレムにあり、そのすまいはシオンにある。
3 かしこで神は弓の火矢を折り、盾とつるぎと戦いの武器をこわされた。〔セラ
4 あなたは永久の山々にまさって光栄あり、威厳がある。
5 雄々しい者はかすめられ、彼らは眠りに沈み、いくさびとは皆その手を施すことができなかった。
6 ヤコブの神よ、あなたのとがめによって、乗り手と馬とは深い眠りに陥った。
7 しかし、あなたこそは恐るべき方である。あなたが怒りを発せられるとき、だれがみ前に立つことができよう。
8 あなたは天からさばきを仰せられた。神が地のしえたげられた者を救うために、さばきに立たれたとき、地は恐れて、沈黙した。〔セラ
9 (8節に合節)
10 まことに人の怒りはあなたをほめたたえる。怒りの余りをあなたは帯とされる。
11 あなたがたの神、主に誓いを立てて、それを償え。その周囲のすべての者は恐るべき主に贈り物をささげよ。
12 主はもろもろの君たちのいのちを断たれる。主は地の王たちの恐るべき者である。
イザヤ書23
1 ツロについての託宣。タルシシのもろもろの船よ、泣き叫べ、ツロは荒れすたれて、家なく、船泊まりする港もないからだ。この事はクプロの地から彼らに告げ知らせられる。
2 海べに住む民よ、シドンの商人よ、もだせ、あなたがたの使者は海を渡り、大いなる水の上にあった。
3 ツロの収入はシホルの穀物、ナイル川の収穫であった。ツロはもろもろの国びとの商人であった。
4 シドンよ、恥じよ、海は言った、海の城は言う、「わたしは苦しまず、また産まなかった。わたしは若い男子を養わず、また処女を育てなかった」。
5 この報道がエジプトに達するとき、彼らはツロについての報道によって、いたく苦しむ。
6 タルシシに渡れ、海べに住む民よ、泣き叫べ。
7 これがその起源も古い町、自分の足で移り、遠くにまで移住した町、あなたがたの喜び誇る町なのか。
8 ツロにむかってこれを定めたのはだれか。ツロは冠を授けた町、その商人は君たち、その貿易業者は地の尊い人々であった。
9 万軍の主はすべての栄光の誇を汚し、地のすべての尊い者をはずかしめるためにこれを定められたのだ。
10 タルシシの娘よ、ナイル川のようにおのが地にあふれよ。もはや束縛するものはない。
11 主はその手を海の上に伸べて国々を震い動かされた。主はカナンについて詔を出し、そのとりでをこわされた。
12 主は言われた、「しえたげられた処女シドンの娘よ、あなたはもはや喜ぶことはない。立って、クプロに渡れ、そこでもあなたは安息を得ることはない」。
13 カルデヤびとの国を見よ、アッスリヤではなく、この民がツロを野の獣のすみかに定めた。彼らはやぐらを建て、もろもろの宮殿をこわして荒塚とした。
14 タルシシのもろもろの船よ、泣き叫べ、あなたがたのとりでは荒れすたれたから。
15 その日、ツロはひとりの王のながらえる日と同じく七十年の間忘れられ、七十年終って後、ツロは遊女の歌のようになる、
16 「忘れられた遊女よ、琴を執って町を経めぐり、巧みに弾じ、多くの歌をうたって、人に思い出されよ」。
17 七十年終って後、主はツロを顧みられる。ツロは再び淫行の価を得て、地のおもてにある世のすべての国々と姦淫を行い、
18 その商品とその価とは主にささげられる。これはたくわえられることなく、積まれることなく、その商品は主の前に住む者のために豊かな食物となり、みごとな衣服となる。
ヨハネの手紙第一1
1 初めからあったもの、わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て手でさわったもの、すなわち、いのちの言について——
2 このいのちが現れたので、この永遠のいのちをわたしたちは見て、そのあかしをし、かつ、あなたがたに告げ知らせるのである。この永遠のいのちは、父と共にいましたが、今やわたしたちに現れたものである——
3 すなわち、わたしたちが見たもの、聞いたものを、あなたがたにも告げ知らせる。それは、あなたがたも、わたしたちの交わりにあずかるようになるためである。わたしたちの交わりとは、父ならびに御子イエス・キリストとの交わりのことである。
4 これを書きおくるのは、わたしたちの喜びが満ちあふれるためである。
5 わたしたちがイエスから聞いて、あなたがたに伝えるおとずれは、こうである。神は光であって、神には少しの暗いところもない。
6 神と交わりをしていると言いながら、もし、やみの中を歩いているなら、わたしたちは偽っているのであって、真理を行っているのではない。
7 しかし、神が光の中にいますように、わたしたちも光の中を歩くならば、わたしたちは互に交わりをもち、そして、御子イエスの血が、すべての罪からわたしたちをきよめるのである。
8 もし、罪がないと言うなら、それは自分を欺くことであって、真理はわたしたちのうちにない。
9 もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は真実で正しいかたであるから、その罪をゆるし、すべての不義からわたしたちをきよめて下さる。
10 もし、罪を犯したことがないと言うなら、それは神を偽り者とするのであって、神の言はわたしたちのうちにない。

0 件のコメント:

コメントを投稿