2015年5月3日日曜日

5/3 民数記10、詩篇46~47、雅歌8、ヘブル人への手紙8

民数記10 
1 主はモーセに言われた、
2 「銀のラッパを二本つくりなさい。すなわち、打物造りとし、それで会衆を呼び集め、また宿営を進ませなさい。
3 この二つを吹くときは、全会衆が会見の幕屋の入口に、あなたの所に集まってこなければならない。
4 もしその一つだけを吹くときは、イスラエルの氏族の長であるつかさたちが、あなたの所に集まってこなければならない。
5 またあなたがたが警報を吹き鳴らす時は、東の方の宿営が、道に進まなければならない。
6 二度目の警報を吹き鳴らす時は、南の方の宿営が、道に進まなければならない。すべて道に進む時は、警報を吹き鳴らさなければならない。
7 また会衆を集める時にも、ラッパを吹き鳴らすが、警報は吹き鳴らしてはならない。
8 アロンの子である祭司たちが、ラッパを吹かなければならない。これはあなたがたが、代々ながく守るべき定めとしなければならない。
9 また、あなたがたの国で、あなたがたをしえたげるあだとの戦いに出る時は、ラッパをもって、警報を吹き鳴らさなければならない。そうするならば、あなたがたは、あなたがたの神、主に覚えられて、あなたがたの敵から救われるであろう。
10 また、あなたがたの喜びの日、あなたがたの祝いの時、および月々の第一日には、あなたがたの燔祭と酬恩祭の犠牲をささげるに当って、ラッパを吹き鳴らさなければならない。そうするならば、あなたがたの神は、それによって、あなたがたを覚えられるであろう。わたしはあなたがたの神、主である」。
11 第二年の二月二十日に、雲があかしの幕屋を離れてのぼったので、
12 イスラエルの人々は、シナイの荒野を出て、その旅路に進んだが、パランの荒野に至って、雲はとどまった。
13 こうして彼らは、主がモーセによって、命じられたところにしたがって、道に進むことを始めた。
14 先頭には、ユダの子たちの宿営の旗が、その部隊を従えて進んだ。ユダの部隊の長はアミナダブの子ナション、
15 イッサカルの子たちの部族の部隊の長はツアルの子ネタニエル、
16 ゼブルンの子たちの部族の部隊の長はヘロンの子エリアブであった。
17 そして幕屋は取りくずされ、ゲルションの子たち、およびメラリの子たちは幕屋を運び進んだ。
18 次にルベンの宿営の旗が、その部隊を従えて進んだ。ルベンの部隊の長はシデウルの子エリヅル、
19 シメオンの子たちの部族の部隊の長はツリシャダイの子シルミエル、
20 ガドの子たちの部族の部隊の長はデウエルの子エリアサフであった。
21 そしてコハテびとは聖なる物を運び進んだ。これが着くまでに、人々は幕屋を建て終るのである。
22 次にエフライムの子たちの宿営の旗が、その部隊を従えて進んだ。エフライムの部隊の長はアミホデの子エリシャマ、
23 マナセの子たちの部族の部隊の長はパダヅルの子ガマリエル、
24 ベニヤミンの子たちの部族の部隊の長はギデオニの子アビダンであった。
25 次にダンの子たちの宿営の旗が、その部隊を従えて進んだ。この部隊はすべての宿営のしんがりであった。ダンの部隊の長はアミシャダイの子アヒエゼル、
26 アセルの子たちの部族の部隊の長はオクランの子パギエル、
27 ナフタリの子たちの部族の部隊の長はエナンの子アヒラであった。
28 イスラエルの人々が、その道に進む時は、このように、その部隊に従って進んだ。
29 さて、モーセは、妻の父、ミデヤンびとリウエルの子ホバブに言った、「わたしたちは、かつて主がおまえたちに与えると約束された所に向かって進んでいます。あなたも一緒においでください。あなたが幸福になられるようにいたしましょう。主がイスラエルに幸福を約束されたのですから」。
30 彼はモーセに言った、「わたしは行きません。わたしは国に帰って、親族のもとに行きます」。
31 モーセはまた言った、「どうかわたしたちを見捨てないでください。あなたは、わたしたちが荒野のどこに宿営すべきかを御存じですから、わたしたちの目となってください。
32 もしあなたが一緒においでくださるなら、主がわたしたちに賜わる幸福をあなたにも及ぼしましょう」。
33 こうして彼らは主の山を去って、三日の行程を進んだ。主の契約の箱は、その三日の行程の間、彼らに先立って行き、彼らのために休む所を尋ねもとめた。
34 彼らが宿営を出て、道に進むとき、昼は主の雲が彼らの上にあった。
35 契約の箱の進むときモーセは言った、「主よ、立ちあがってください。あなたの敵は打ち散らされ、あなたを憎む者どもは、あなたの前から逃げ去りますように」。
36 またそのとどまるとき、彼は言った、「主よ、帰ってきてください、イスラエルのちよろずの人に」。

詩篇46
0 聖歌隊の指揮者によって女の声のしらべにあわせてうたわせたコラの子の歌

1 神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである。
2 このゆえに、たとい地は変り、山は海の真中に移るとも、われらは恐れない。
3 たといその水は鳴りとどろき、あわだつとも、そのさわぎによって山は震え動くとも、われらは恐れない。〔セラ
4 一つの川がある。その流れは神の都を喜ばせ、いと高き者の聖なるすまいを喜ばせる。
5 神がその中におられるので、都はゆるがない。神は朝はやく、これを助けられる。
6 もろもろの民は騒ぎたち、もろもろの国は揺れ動く、神がその声を出されると地は溶ける。
7 万軍の主はわれらと共におられる、ヤコブの神はわれらの避け所である。〔セラ
8 来て、主のみわざを見よ、主は驚くべきことを地に行われた。
9 主は地のはてまでも戦いをやめさせ、弓を折り、やりを断ち、戦車を火で焼かれる。
10 「静まって、わたしこそ神であることを知れ。わたしはもろもろの国民のうちにあがめられ、全地にあがめられる」。
11 万軍の主はわれらと共におられる、ヤコブの神はわれらの避け所である。〔セラ

詩篇47
0 聖歌隊の指揮者によってうたわせたコラの子の歌

1 もろもろの民よ、手をうち、喜びの声をあげ、神にむかって叫べ。
2 いと高き主は恐るべく、全地をしろしめす大いなる王だからである。
3 主はもろもろの民をわれらに従わせ、もろもろの国をわれらの足の下に従わせられた。
4 主はその愛されたヤコブの誇をわれらの嗣業として、われらのために選ばれた。〔セラ
5 神は喜び叫ぶ声と共にのぼり、主はラッパの声と共にのぼられた。
6 神をほめうたえよ、ほめうたえよ、われらの王をほめうたえよ、ほめうたえよ。
7 神は全地の王である。巧みな歌をもってほめうたえよ。
8 神はもろもろの国民を統べ治められる。神はその聖なるみくらに座せられる。
9 もろもろの民の君たちはつどい来て、アブラハムの神の民となる。地のもろもろの盾は神のものである。神は大いにあがめられる。
 
雅歌8 
1 どうか、あなたは、わが母の乳ぶさを吸ったわが兄弟のようになってください。わたしがそとであなたに会うとき、あなたに口づけしても、だれもわたしをいやしめないでしょう。
2 わたしはあなたを導いて、わが母の家に行き、わたしを産んだ者のへやにはいり、香料のはいったぶどう酒、ざくろの液を、あなたに飲ませましょう。
3 どうか、彼の左の手がわたしの頭の下にあり、右の手がわたしを抱いてくれるように。
4 エルサレムの娘たちよ、わたしはあなたがたに誓い、お願いする、愛のおのずから起るときまでは、ことさらに呼び起すことも、さますこともしないように。
5 自分の愛する者によりかかって、荒野から上って来る者はだれですか。りんごの木の下で、わたしはあなたを呼びさました。あなたの母上は、かしこで、あなたのために産みの苦しみをなし、あなたの産んだ者が、かしこで産みの苦しみをした。
6 わたしをあなたの心に置いて印のようにし、あなたの腕に置いて印のようにしてください。愛は死のように強く、ねたみは墓のように残酷だからです。そのきらめきは火のきらめき、最もはげしい炎です。
7 愛は大水も消すことができない、洪水もおぼれさせることができない。もし人がその家の財産をことごとく与えて、愛に換えようとするならば、いたくいやしめられるでしょう。
8 わたしたちに小さい妹がある、まだ乳ぶさがない。わたしたちの妹に縁談のある日には、彼女のために何をしてやろうか。
9 彼女が城壁であるなら、その上に銀の塔を建てよう。彼女が戸であるなら、香柏の板でそれを囲もう。
10 わたしは城壁、わたしの乳ぶさは、やぐらのようでありました。それでわたしは彼の目には、平和をもたらす者のようでありました。
11 ソロモンはバアルハモンにぶどう園をもっていた。彼はぶどう園を、守る者どもにあずけて、おのおのその実のために銀一千を納めさせた。
12 わたしのものであるぶどう園は、わたしの前にある。ソロモンよ、あなたは一千を獲るでしょう、その実を守る者どもは二百を獲るでしょう。
13 園の中に住む者よ、わたしの友だちはあなたの声に耳を傾けます、どうぞ、それをわたしに聞かせてください。
14 わが愛する者よ、急いでください。かんばしい山々の上で、かもしかのように、また若い雄じかのようになってください。

ヘブル人への手紙8
1 以上述べたことの要点は、このような大祭司がわたしたちのためにおられ、天にあって大能者の御座の右に座し、
2 人間によらず主によって設けられた真の幕屋なる聖所で仕えておられる、ということである。
3 おおよそ、大祭司が立てられるのは、供え物やいけにえをささげるためにほかならない。したがって、この大祭司もまた、何かささぐべき物を持っておられねばならない。
4 そこで、もし彼が地上におられたなら、律法にしたがって供え物をささげる祭司たちが、現にいるのだから、彼は祭司ではあり得なかったであろう。
5 彼らは、天にある聖所のひな型と影とに仕えている者にすぎない。それについては、モーセが幕屋を建てようとしたとき、御告げを受け、「山で示された型どおりに、注意してそのいっさいを作りなさい」と言われたのである。
6 ところがキリストは、はるかにすぐれた務を得られたのである。それは、さらにまさった約束に基いて立てられた、さらにまさった契約の仲保者となられたことによる。
7 もし初めの契約に欠けたところがなかったなら、あとのものが立てられる余地はなかったであろう。
8 ところが、神は彼らを責めて言われた、「主は言われる、見よ、わたしがイスラエルの家およびユダの家と、新しい契約を結ぶ日が来る。
9 それは、わたしが彼らの先祖たちの手をとって、エジプトの地から導き出した日に、彼らと結んだ契約のようなものではない。彼らがわたしの契約にとどまることをしないので、わたしも彼らをかえりみなかったからであると、主が言われる。
10 わたしが、それらの日の後、イスラエルの家と立てようとする契約はこれである、と主が言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの思いの中に入れ、彼らの心に書きつけよう。こうして、わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となるであろう。
11 彼らは、それぞれ、その同胞に、また、それぞれ、その兄弟に、主を知れ、と言って教えることはなくなる。なぜなら、大なる者から小なる者に至るまで、彼らはことごとく、わたしを知るようになるからである。
12 わたしは、彼らの不義をあわれみ、もはや、彼らの罪を思い出すことはしない」。
13 神は、「新しい」と言われたことによって、初めの契約を古いとされたのである。年を経て古びたものは、やがて消えていく。

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