2015年5月24日日曜日

5/24 民数記33、詩篇78:1~37、イザヤ書25、ヨハネの手紙第一3

民数記33
1 イスラエルの人々が、モーセとアロンとに導かれ、その部隊に従って、エジプトの国を出てから経た旅路は次のとおりである。
2 モーセは主の命により、その旅路にしたがって宿駅を書きとめた。その宿駅にしたがえば旅路は次のとおりである。
3 彼らは正月の十五日にラメセスを出立した。すなわち過越の翌日イスラエルの人々は、すべてのエジプトびとの目の前を意気揚々と出立した。
4 その時エジプトびとは、主に撃ち殺されたすべてのういごを葬っていた。主はまた彼らの神々にも罰を加えられた。
5 こうしてイスラエルの人々はラメセスを出立してスコテに宿営し、
6 スコテを出立して荒野の端にあるエタムに宿営し、
7 エタムを出立してバアル・ゼポンの前にあるピハヒロテに引き返してミグドルの前に宿営し、
8 ピハヒロテを出立して、海のなかをとおって荒野に入り、エタムの荒野を三日路ほど行って、メラに宿営し、
9 メラを出立し、エリムに行って宿営した。エリムには水の泉十二と、なつめやし七十本とがあった。
10 エリムを出立して紅海のほとりに宿営し、
11 紅海を出立してシンの荒野に宿営し、
12 シンの荒野を出立してドフカに宿営し、
13 ドフカを出立してアルシに宿営し、
14 アルシを出立してレピデムに宿営した。そこには民の飲む水がなかった。
15 レピデムを出立してシナイの荒野に宿営し、
16 シナイの荒野を出立してキブロテ・ハッタワに宿営し、
17 キブロテ・ハッタワを出立してハゼロテに宿営し、
18 ハゼロテを出立してリテマに宿営し、
19 リテマを出立してリンモン・パレツに宿営し、
20 リンモン・パレツを出立してリブナに宿営し、
21 リブナを出立してリッサに宿営し、
22 リッサを出立してケヘラタに宿営し、
23 ケヘラタを出立してシャペル山に宿営し、
24 シャペル山を出立してハラダに宿営し、
25 ハラダを出立してマケロテに宿営し、
26 マケロテを出立してタハテに宿営し、
27 タハテを出立してテラに宿営し、
28 テラを出立してミテカに宿営し、
29 ミテカを出立してハシモナに宿営し、
30 ハシモナを出立してモセラに宿営し、
31 モセラを出立してベネヤカンに宿営し、
32 ベネヤカンを出立してホル・ハギデガデに宿営し、
33 ホル・ハギデガデを出立してヨテバタに宿営し、
34 ヨテバタを出立してアブロナに宿営し、
35 アブロナを出立してエジオン・ゲベルに宿営し、
36 エジオン・ゲベルを出立してチンの荒野すなわちカデシに宿営し、
37 カデシを出立してエドムの国の端にあるホル山に宿営した。
38 イスラエルの人々がエジプトの国を出て四十年目の五月一日に、祭司アロンは主の命によりホル山に登って、その所で死んだ。
39 アロンはホル山で死んだとき百二十三歳であった。
40 カナンの地のネゲブに住んでいたカナンびとアラデの王は、イスラエルの人々の来るのを聞いた。
41 ついで、ホル山を出立してザルモナに宿営し、
42 ザルモナを出立してプノンに宿営し、
43 プノンを出立してオボテに宿営し、
44 オボテを出立してモアブの境にあるイエ・アバリムに宿営し、
45 イエ・アバリムを出立してデボン・ガドに宿営し、
46 デボン・ガドを出立してアルモン・デブラタイムに宿営し、
47 アルモン・デブラタイムを出立してネボの前にあるアバリムの山に宿営し、
48 アバリムの山を出立してエリコに近いヨルダンのほとりのモアブの平野に宿営した。
49 すなわちヨルダンのほとりのモアブの平野で、ベテエシモテとアベル・シッテムとの間に宿営した。
50 エリコに近いヨルダンのほとりのモアブの平野で、主はモーセに言われた、
51 「イスラエルの人々に言いなさい。あなたがたがヨルダンを渡ってカナンの地にはいるときは、
52 その地の住民をことごとくあなたがたの前から追い払い、すべての石像をこぼち、すべての鋳像をこぼち、すべての高き所を破壊しなければならない。
53 またあなたがたはその地の民を追い払って、そこに住まなければならない。わたしがその地をあなたがたの所有として与えたからである。
54 あなたがたは、おのおの氏族ごとにくじを引き、その地を分けて嗣業としなければならない。大きい部族には多くの嗣業を与え、小さい部族には少しの嗣業を与えなければならない。そのくじの当った所がその所有となるであろう。あなたがたは父祖の部族にしたがって、それを継がなければならない。
55 しかし、その地の住民をあなたがたの前から追い払わないならば、その残して置いた者はあなたがたの目にとげとなり、あなたがたの脇にいばらとなり、あなたがたの住む国において、あなたがたを悩ますであろう。
56 また、わたしは彼らにしようと思ったとおりに、あなたがたにするであろう」。
詩篇78:1~37
0 アサフのマスキールの歌
1 わが民よ、わが教を聞き、わが口の言葉に耳を傾けよ。
2 わたしは口を開いて、たとえを語り、いにしえからの、なぞを語ろう。
3 これはわれらがさきに聞いて知ったこと、またわれらの先祖たちがわれらに語り伝えたことである。
4 われらはこれを子孫に隠さず、主の光栄あるみわざと、その力と、主のなされたくすしきみわざとをきたるべき代に告げるであろう。
5 主はあかしをヤコブのうちにたて、おきてをイスラエルのうちに定めて、その子孫に教うべきことをわれらの先祖たちに命じられた。
6 これは次の代に生れる子孫がこれを知り、みずから起って、そのまた子孫にこれを伝え、
7 彼らをして神に望みをおき、神のみわざを忘れず、その戒めを守らせるためである。
8 またその先祖たちのようにかたくなで、そむく者のやからとなり、その心が定まりなく、その魂が神に忠実でないやからとならないためである。
9 エフライムの人々は武装し、弓を携えたが、戦いの日に引き返した。
10 彼らは神の契約を守らず、そのおきてにしたがって歩むことを拒み、
11 神がなされた事と、彼らに示されたくすしきみわざとを忘れた。
12 神はエジプトの地と、ゾアンの野でくすしきみわざを彼らの先祖たちの前に行われた。
13 神は海を分けて彼らを通らせ、水を立たせて山のようにされた。
14 昼は雲をもって彼らを導き、夜は、よもすがら火の光をもって彼らを導かれた。
15 神は荒野で岩を裂き、淵から飲むように豊かに彼らに飲ませ、
16 また岩から流れを引いて、川のように水を流れさせられた。
17 ところが彼らはなお神にむかって罪をかさね、荒野でいと高き者にそむき、
18 おのが欲のために食物を求めて、その心のうちに神を試みた。
19 また彼らは神に逆らって言った、「神は荒野に宴を設けることができるだろうか。
20 見よ、神が岩を打たれると、水はほとばしりいで、流れがあふれた。神はまたパンを与えることができるだろうか。民のために肉を備えることができるだろうか」と。
21 それゆえ、主は聞いて憤られた。火はヤコブにむかって燃えあがり、怒りはイスラエルにむかって立ちのぼった。
22 これは彼らが神を信ぜず、その救の力を信用しなかったからである。
23 しかし神は上なる大空に命じて天の戸を開き、
24 彼らの上にマナを降らせて食べさせ、天の穀物を彼らに与えられた。
25 人は天使のパンを食べた。神は彼らに食物をおくって飽き足らせられた。
26 神は天に東風を吹かせ、み力をもって南風を導かれた。
27 神は彼らの上に肉をちりのように降らせ、翼ある鳥を海の砂のように降らせて、
28 その宿営のなか、そのすまいのまわりに落された。
29 こうして彼らは食べて、飽き足ることができた。神が彼らにその望んだものを与えられたからである。
30 ところが彼らがまだその欲を離れず、食物がなお口の中にあるうちに、
31 神の怒りが彼らにむかって立ちのぼり、彼らのうちの最も強い者を殺し、イスラエルのうちのえり抜きの者を打ち倒された。
32 すべてこれらの事があったにもかかわらず、彼らはなお罪を犯し、そのくすしきみわざを信じなかった。
33 それゆえ神は彼らの日を息のように消えさせ、彼らの年を恐れをもって過ごさせられた。
34 神が彼らを殺されたとき、彼らは神をたずね、悔いて神を熱心に求めた。
35 こうして彼らは、神は彼らの岩、いと高き神は彼らのあがないぬしであることを思い出した。
36 しかし彼らはその口をもって神にへつらい、その舌をもって神に偽りを言った。
37 彼らの心は神にむかって堅実でなく、神の契約に真実でなかった。
イザヤ書25
1 主よ、あなたはわが神、わたしはあなたをあがめ、み名をほめたたえる。あなたはさきに驚くべきみわざを行い、いにしえから定めた計画を真実をもって行われたから。
2 あなたは町を石塚とし、堅固な町を荒塚とされた。外国人のやかたは、もはや町ではなく、とこしえに建てられることはない。
3 それゆえ、強い民はあなたを尊び、あらぶる国々の町はあなたを恐れる。
4 あなたは貧しい者のとりでとなり、乏しい者の悩みのときのとりでとなり、あらしをさける避け所となり、熱さをさける陰となられた。あらぶる者の及ぼす害は、石がきを打つあらしのごとく、
5 かわいた地の熱さのようだからである。あなたは外国人の騒ぎをおさえ、雲が陰をもって熱をとどめるようにあらぶる者の歌をとどめられる。
6 万軍の主はこの山で、すべての民のために肥えたものをもって祝宴を設け、久しくたくわえたぶどう酒をもって祝宴を設けられる。すなわち髄の多い肥えたものと、よく澄んだ長くたくわえたぶどう酒をもって祝宴を設けられる。
7 また主はこの山で、すべての民のかぶっている顔おおいと、すべての国のおおっているおおい物とを破られる。
8 主はとこしえに死を滅ぼし、主なる神はすべての顔から涙をぬぐい、その民のはずかしめを全地の上から除かれる。これは主の語られたことである。
9 その日、人は言う、「見よ、これはわれわれの神である。わたしたちは彼を待ち望んだ。彼はわたしたちを救われる。これは主である。わたしたちは彼を待ち望んだ。わたしたちはその救を喜び楽しもう」と。
10 主の手はこの山にとどまり、モアブは肥だめの中に踏まれるわらのように、おのれの所で踏みにじられる。
11 彼はその中で泳ぐ物が泳ごうとして手を伸ばすように、その手を伸ばす。しかし主はその高ぶりを、その手の巧みなわざと共に低くされる。
12 その石がきの高い城郭を主は傾け倒し、地に投げうって、ちりにかえされる。
ヨハネの手紙第一3
1 わたしたちが神の子と呼ばれるためには、どんなに大きな愛を父から賜わったことか、よく考えてみなさい。わたしたちは、すでに神の子なのである。世がわたしたちを知らないのは、父を知らなかったからである。
2 愛する者たちよ。わたしたちは今や神の子である。しかし、わたしたちがどうなるのか、まだ明らかではない。彼が現れる時、わたしたちは、自分たちが彼に似るものとなることを知っている。そのまことの御姿を見るからである。
3 彼についてこの望みをいだいている者は皆、彼がきよくあられるように、自らをきよくする。
4 すべて罪を犯す者は、不法を行う者である。罪は不法である。
5 あなたがたが知っているとおり、彼は罪をとり除くために現れたのであって、彼にはなんらの罪がない。
6 すべて彼におる者は、罪を犯さない。すべて罪を犯す者は彼を見たこともなく、知ったこともない者である。
7 子たちよ。だれにも惑わされてはならない。彼が義人であると同様に、義を行う者は義人である。
8 罪を犯す者は、悪魔から出た者である。悪魔は初めから罪を犯しているからである。神の子が現れたのは、悪魔のわざを滅ぼしてしまうためである。
9 すべて神から生れた者は、罪を犯さない。神の種が、その人のうちにとどまっているからである。また、その人は、神から生れた者であるから、罪を犯すことができない。
10 神の子と悪魔の子との区別は、これによって明らかである。すなわち、すべて義を行わない者は、神から出た者ではない。兄弟を愛さない者も、同様である。
11 わたしたちは互に愛し合うべきである。これが、あなたがたの初めから聞いていたおとずれである。
12 カインのようになってはいけない。彼は悪しき者から出て、その兄弟を殺したのである。なぜ兄弟を殺したのか。彼のわざが悪く、その兄弟のわざは正しかったからである。
13 兄弟たちよ。世があなたがたを憎んでも、驚くには及ばない。
14 わたしたちは、兄弟を愛しているので、死からいのちへ移ってきたことを、知っている。愛さない者は、死のうちにとどまっている。
15 あなたがたが知っているとおり、すべて兄弟を憎む者は人殺しであり、人殺しはすべて、そのうちに永遠のいのちをとどめてはいない。
16 主は、わたしたちのためにいのちを捨てて下さった。それによって、わたしたちは愛ということを知った。それゆえに、わたしたちもまた、兄弟のためにいのちを捨てるべきである。
17 世の富を持っていながら、兄弟が困っているのを見て、あわれみの心を閉じる者には、どうして神の愛が、彼のうちにあろうか。
18 子たちよ。わたしたちは言葉や口先だけで愛するのではなく、行いと真実とをもって愛し合おうではないか。
19 それによって、わたしたちが真理から出たものであることがわかる。そして、神のみまえに心を安んじていよう。
20 なぜなら、たといわたしたちの心に責められるようなことがあっても、神はわたしたちの心よりも大いなるかたであって、すべてをご存じだからである。
21 愛する者たちよ。もし心に責められるようなことがなければ、わたしたちは神に対して確信を持つことができる。
22 そして、願い求めるものは、なんでもいただけるのである。それは、わたしたちが神の戒めを守り、みこころにかなうことを、行っているからである。
23 その戒めというのは、神の子イエス・キリストの御名を信じ、わたしたちに命じられたように、互に愛し合うべきことである。
24 神の戒めを守る人は、神におり、神もまたその人にいます。そして、神がわたしたちのうちにいますことは、神がわたしたちに賜わった御霊によって知るのである。

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