2015年5月25日月曜日

5/25 民数記34、詩篇78:38~72、イザヤ書26、ヨハネの手紙第一4

民数記34
1 主はモーセに言われた、
2 「イスラエルの人々に命じて言いなさい。あなたがたがカナンの地にはいるとき、あなたがたの嗣業となるべき地はカナンの地で、その全域は次のとおりである。
3 南の方はエドムに接するチンの荒野に始まり、南の境は、東は塩の海の端に始まる。
4 その境はアクラビムの坂の南を巡ってチンに向かい、カデシ・バルネアの南に至り、ハザル・アダルに進み、アズモンに及ぶ。
5 その境はまたアズモンから転じてエジプトの川に至り、海に及んで尽きる。
6 西の境はおおうみとその沿岸で、これがあなたがたの西の境である。
7 あなたがたの北の境は次のとおりである。すなわちおおうみからホル山まで線を引き、
8 ホル山からハマテの入口まで線を引き、その境をゼダデに至らせ、
9 またその境はジフロンに進み、ハザル・エノンに至って尽きる。これがあなたがたの北の境である。
10 あなたがたの東の境は、ハザル・エノンからシパムまで線を引き、
11 またその境はアインの東の方で、シパムからリブラに下り、またその境は下ってキンネレテの海の東の斜面に至り、
12 またその境はヨルダンに下り、塩の海に至って尽きる。あなたがたの国の周囲の境は以上のとおりである」。
13 モーセはイスラエルの人々に命じて言った、「これはあなたがたが、くじによって継ぐべき地である。主はこれを九つの部族と半部族とに与えよと命じられた。
14 それはルベンの子孫の部族とガドの子孫の部族とが共に父祖の家にしたがって、すでにその嗣業を受け、またマナセの半部族もその嗣業を受けていたからである。
15 この二つの部族と半部族とはエリコに近いヨルダンのかなた、すなわち東の方、日の出る方で、その嗣業を受けた」。
16 主はまたモーセに言われた、
17 「あなたがたに、嗣業として地を分け与える人々の名は次のとおりである。すなわち祭司エレアザルと、ヌンの子ヨシュアとである。
18 あなたがたはまた、おのおの部族から、つかさひとりずつを選んで、地を分け与えさせなければならない。
19 その人々の名は次のとおりである。すなわちユダの部族ではエフンネの子カレブ、
20 シメオンの子孫の部族ではアミホデの子サムエル、
21 ベニヤミンの部族ではキスロンの子エリダデ、
22 ダンの子孫の部族ではヨグリの子つかさブッキ、
23 ヨセフの子孫、すなわちマナセの部族ではエポデの子つかさハニエル、
24 エフライムの子孫の部族ではシフタンの子つかさケムエル、
25 ゼブルンの子孫の部族ではパルナクの子つかさエリザパン、
26 イッサカルの子孫の部族ではアザンの子つかさパルテエル、
27 アセルの子孫の部族ではシロミの子つかさアヒウデ、
28 ナフタリの子孫の部族では、アミホデの子つかさパダヘル。
29 カナンの地でイスラエルの人々に嗣業を分け与えることを主が命じられた人々は以上のとおりである」。
詩篇78:38~72
38 しかし神はあわれみに富まれるので、彼らの不義をゆるして滅ぼさず、しばしばその怒りをおさえて、その憤りをことごとくふり起されなかった。
39 また神は、彼らがただ肉であって、過ぎ去れば再び帰りこぬ風であることを思い出された。
40 幾たび彼らは野で神にそむき、荒野で神を悲しませたことであろうか。
41 彼らはかさねがさね神を試み、イスラエルの聖者を怒らせた。
42 彼らは神の力をも、神が彼らをあだからあがなわれた日をも思い出さなかった。
43 神はエジプトでもろもろのしるしをおこない、ゾアンの野でもろもろの奇跡をおこない、
44 彼らの川を血に変らせて、その流れを飲むことができないようにされた。
45 神ははえの群れを彼らのうちに送って彼らを食わせ、かえるを送って彼らを滅ぼされた。
46 また神は彼らの作物を青虫にわたし、彼らの勤労の実をいなごにわたされた。
47 神はひょうをもって彼らのぶどうの木を枯らし、霜をもって彼らのいちじく桑の木を枯らされた。
48 神は彼らの家畜をひょうにわたし、彼らの群れを燃えるいなずまにわたされた。
49 神は彼らの上に激しい怒りと、憤りと、恨みと、悩みと、滅ぼす天使の群れとを放たれた。
50 神はその怒りのために道を設け、彼らの魂を死から免れさせず、そのいのちを疫病にわたされた。
51 神はエジプトですべてのういごを撃ち、ハムの天幕で彼らの力の初めの子を撃たれた。
52 こうして神はおのれの民を羊のように引き出し、彼らを荒野で羊の群れのように導き、
53 彼らを安らかに導かれたので彼らは恐れることがなかった。しかし海は彼らの敵をのみつくした。
54 神は彼らをその聖地に伴い、その右の手をもって獲たこの山に伴いこられた。
55 神は彼らの前からもろもろの国民を追い出し、その地を分けて嗣業とし、イスラエルの諸族を彼らの天幕に住まわせられた。
56 しかし彼らはいと高き神を試み、これにそむいて、そのもろもろのあかしを守らず、
57 そむき去って、先祖たちのように真実を失い、狂った弓のようにねじれた。
58 彼らは高き所を設けて神を怒らせ、刻んだ像をもって神のねたみを起した。
59 神は聞いて大いに怒り、イスラエルを全くしりぞけられた。
60 神は人々のなかに設けた幕屋なるシロのすまいを捨て、
61 その力をとりことならせ、その栄光をあだの手にわたされた。
62 神はその民をつるぎにわたし、その嗣業にむかって大いなる怒りをもらされた。
63 火は彼らの若者たちを焼きつくし、彼らのおとめたちは婚姻の歌を失い、
64 彼らの祭司たちはつるぎによって倒れ、彼らのやもめたちは嘆き悲しむことさえしなかった。
65 そのとき主は眠った者のさめたように、勇士が酒によって叫ぶように目をさまして、
66 そのあだを撃ち退け、とこしえの恥を彼らに負わせられた。
67 神はヨセフの天幕をしりぞけ、エフライムの部族を選ばず、
68 ユダの部族を選び、神の愛するシオンの山を選ばれた。
69 神はその聖所を高い天のように建て、とこしえに基を定められた地のように建てられた。
70 神はそのしもべダビデを選んで、羊のおりから取り、
71 乳を与える雌羊の番をするところからつれて来て、その民ヤコブ、その嗣業イスラエルの牧者とされた。
72 こうして彼は直き心をもって彼らを牧し、巧みな手をもって彼らを導いた。

イザヤ書26
1 その日ユダの国で、この歌をうたう、「われわれは堅固な町をもつ。主は救をその石がきとし、またとりでとされる。
2 門を開いて、信仰を守る正しい国民を入れよ。
3 あなたは全き平安をもってこころざしの堅固なものを守られる。彼はあなたに信頼しているからである。
4 とこしえに主に信頼せよ、主なる神はとこしえの岩だからである。
5 主は高き所、そびえたつ町に住む者をひきおろし、これを伏させ、これを地に伏させて、ちりにかえされる。
6 こうして足で踏まれ、貧しい者の足で踏まれ、乏しい者はその上を歩む」。
7 正しい者の道は平らである。あなたは正しい者の道をなめらかにされる。
8 主よ、あなたがさばきをなさる道で、われわれはあなたを待ち望む。われわれの魂の慕うものは、あなたの記念の名である。
9 わが魂は夜あなたを慕い、わがうちなる霊は、せつにあなたを求める。あなたのさばきが地に行われるとき、世に住む者は正義を学ぶからである。
10 悪しき者は恵まれても、なお正義を学ばず、正しい地にあっても不義を行い、主の威光を仰ぐことをしない。
11 主よ、あなたのみ手が高くあがるけれども、彼らはそれを顧みない。どうか、あなたの、おのが民を救われる熱心を彼らに見させて、大いに恥じさせ、火をもってあなたの敵を焼き滅ぼしてください。
12 主よ、あなたはわれわれのために平和を設けられる。あなたはわれわれのためにわれわれのすべてのわざをなし遂げられた。
13 われわれの神、主よ、あなた以外のもろもろの主がわれわれを治めた。しかし、われわれはただ、あなたの名のみをあがめる。
14 死んだ者はまた生きない。亡霊は生き返らない。それで、あなたは彼らを罰して滅ぼし、彼らの思い出をことごとく消し去られた。
15 主よ、あなたはこの国民を増し加えられた。あなたはこの国民を増し加えられた。あなたは栄光をあらわされた。あなたは地の境を四方に広げられた。
16 主よ、彼らは悩みのとき、あなたに求めた。彼らがあなたの懲らしめにあったとき、祈をささげた。
17 主よ、はらめる女の産むときが近づいて苦しみ、その痛みによって叫ぶように、われわれはあなたのゆえに、そのようであった。
18 われわれは、はらみ、苦しんだ。しかしわれわれの産んだものは風にすぎなかった。われわれは救を地に施すこともせず、また世に住む者を滅ぼすこともしなかった。
19 あなたの死者は生き、彼らのなきがらは起きる。ちりに伏す者よ、さめて喜びうたえ。あなたの露は光の露であって、それを亡霊の国の上に降らされるからである。
20 さあ、わが民よ、あなたのへやにはいり、あなたのうしろの戸を閉じて、憤りの過ぎ去るまで、しばらく隠れよ。
21 見よ、主はそのおられる所を出て、地に住む者の不義を罰せられる。地はその上に流された血をあらわして、殺された者を、もはやおおうことがない。
ヨハネの手紙第一4
1 愛する者たちよ。すべての霊を信じることはしないで、それらの霊が神から出たものであるかどうか、ためしなさい。多くのにせ預言者が世に出てきているからである。
2 あなたがたは、こうして神の霊を知るのである。すなわち、イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白する霊は、すべて神から出ているものであり、
3 イエスを告白しない霊は、すべて神から出ているものではない。これは、反キリストの霊である。あなたがたは、それが来るとかねて聞いていたが、今やすでに世にきている。
4 子たちよ。あなたがたは神から出た者であって、彼らにうち勝ったのである。あなたがたのうちにいますのは、世にある者よりも大いなる者なのである。
5 彼らは世から出たものである。だから、彼らは世のことを語り、世も彼らの言うことを聞くのである。
6 しかし、わたしたちは神から出たものである。神を知っている者は、わたしたちの言うことを聞き、神から出ない者は、わたしたちの言うことを聞かない。これによって、わたしたちは、真理の霊と迷いの霊との区別を知るのである。
7 愛する者たちよ。わたしたちは互に愛し合おうではないか。愛は、神から出たものなのである。すべて愛する者は、神から生れた者であって、神を知っている。
8 愛さない者は、神を知らない。神は愛である。
9 神はそのひとり子を世につかわし、彼によってわたしたちを生きるようにして下さった。それによって、わたしたちに対する神の愛が明らかにされたのである。
10 わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して下さって、わたしたちの罪のためにあがないの供え物として、御子をおつかわしになった。ここに愛がある。
11 愛する者たちよ。神がこのようにわたしたちを愛して下さったのであるから、わたしたちも互に愛し合うべきである。
12 神を見た者は、まだひとりもいない。もしわたしたちが互に愛し合うなら、神はわたしたちのうちにいまし、神の愛がわたしたちのうちに全うされるのである。
13 神が御霊をわたしたちに賜わったことによって、わたしたちが神におり、神がわたしたちにいますことを知る。
14 わたしたちは、父が御子を世の救主としておつかわしになったのを見て、そのあかしをするのである。
15 もし人が、イエスを神の子と告白すれば、神はその人のうちにいまし、その人は神のうちにいるのである。
16 わたしたちは、神がわたしたちに対して持っておられる愛を知り、かつ信じている。神は愛である。愛のうちにいる者は、神におり、神も彼にいます。
17 わたしたちもこの世にあって彼のように生きているので、さばきの日に確信を持って立つことができる。そのことによって、愛がわたしたちに全うされているのである。
18 愛には恐れがない。完全な愛は恐れをとり除く。恐れには懲らしめが伴い、かつ恐れる者には、愛が全うされていないからである。
19 わたしたちが愛し合うのは、神がまずわたしたちを愛して下さったからである。
20 「神を愛している」と言いながら兄弟を憎む者は、偽り者である。現に見ている兄弟を愛さない者は、目に見えない神を愛することはできない。
21 神を愛する者は、兄弟をも愛すべきである。この戒めを、わたしたちは神から授かっている。

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