2015年4月1日水曜日

4/1 レビ記4章、詩篇1~2篇、箴言19章、コロサイ人への手紙2章

レビ記4
1 主はまたモーセに言われた、
2 「イスラエルの人々に言いなさい、『もし人があやまって罪を犯し、主のいましめにそむいて、してはならないことの一つをした時は次のようにしなければならない。
3 すなわち、油注がれた祭司が罪を犯して、とがを民に及ぼすならば、彼はその犯した罪のために雄の全き子牛を罪祭として主にささげなければならない。
4 その子牛を会見の幕屋の入口に連れてきて主の前に至り、その子牛の頭に手を置き、その子牛を主の前で、ほふらなければならない。
5 油注がれた祭司は、その子牛の血を取って、それを会見の幕屋に携え入り、
6 そして祭司は指をその血に浸して、聖所の垂幕の前で主の前にその血を七たび注がなければならない。
7 祭司はまたその血を取り、主の前で会見の幕屋の中にある香ばしい薫香の祭壇の角に、それを塗らなければならない。その子牛の血の残りはことごとく会見の幕屋の入口にある燔祭の祭壇のもとに注がなければならない。
8 またその罪祭の子牛から、すべての脂肪を取らなければならない。すなわち内臓をおおう脂肪と内臓の上のすべての脂肪、
9 二つの腎臓とその上の腰のあたりにある脂肪、ならびに腎臓と共に取られる肝臓の上の小葉である。
10 これを取るには酬恩祭の犠牲の雄牛から取るのと同じようにしなければならない。そして祭司はそれを燔祭の祭壇の上で焼かなければならない。
11 その子牛の皮とそのすべての肉、およびその頭と足と内臓と汚物など、
12 すべてその子牛の残りは、これを宿営の外の、清い場所なる灰捨場に携え出し、火をもってこれをたきぎの上で焼き捨てなければならない。すなわちこれは灰捨場で焼き捨てらるべきである。
13 もしイスラエルの全会衆があやまちを犯し、そのことが会衆の目に隠れていても、主のいましめにそむいて、してはならないことの一つをなして、とがを得たならば、
14 その犯した罪が現れた時、会衆は雄の子牛を罪祭としてささげなければならない。すなわちそれを会見の幕屋の前に連れてきて、
15 会衆の長老たちは、主の前でその子牛の頭に手を置き、その子牛を主の前で、ほふらなければならない。
16 そして、油注がれた祭司は、その子牛の血を会見の幕屋に携え入り、
17 祭司は指をその血に浸し、垂幕の前で主の前に七たび注がなければならない。
18 またその血を取って、会見の幕屋の中の主の前にある祭壇の角に、それを塗らなければならない。その血の残りはことごとく会見の幕屋の入口にある燔祭の祭壇のもとに注がなければならない。
19 またそのすべての脂肪を取って祭壇の上で焼かなければならない。
20 すなわち祭司は罪祭の雄牛にしたように、この雄牛にも、しなければならない。こうして、祭司が彼らのためにあがないをするならば、彼らはゆるされるであろう。
21 そして、彼はその雄牛を宿営の外に携え出し、はじめの雄牛を焼き捨てたように、これを焼き捨てなければならない。これは会衆の罪祭である。
22 またつかさたる者が罪を犯し、あやまって、その神、主のいましめにそむき、してはならないことの一つをして、とがを得、
23 もしその犯した罪を知るようになったときは、供え物として雄やぎの全きものを連れてきて、
24 そのやぎの頭に手を置き、燔祭をほふる場所で、主の前にこれをほふらなければならない。これは罪祭である。
25 祭司は指でその罪祭の血を取り、燔祭の祭壇の角にそれを塗り、残りの血は燔祭の祭壇のもとに注がなければならない。
26 また、そのすべての脂肪は、酬恩祭の犠牲の脂肪と同じように、祭壇の上で焼かなければならない。こうして、祭司が彼のためにその罪のあがないをするならば、彼はゆるされるであろう。
27 また一般の人がもしあやまって罪を犯し、主のいましめにそむいて、してはならないことの一つをして、とがを得、
28 その犯した罪を知るようになったときは、その犯した罪のために供え物として雌やぎの全きものを連れてきて、
29 その罪祭の頭に手を置き、燔祭をほふる場所で、その罪祭をほふらなければならない。
30 そして祭司は指でその血を取り、燔祭の祭壇の角にこれを塗り、残りの血をことごとく祭壇のもとに注がなければならない。
31 またそのすべての脂肪は酬恩祭の犠牲から脂肪を取るのと同じように取り、これを祭壇の上で焼いて主にささげる香ばしいかおりとしなければならない。こうして祭司が彼のためにあがないをするならば、彼はゆるされるであろう。
32 もし小羊を罪祭のために供え物として連れてくるならば、雌の全きものを連れてこなければならない。
33 その罪祭の頭に手を置き、燔祭をほふる場所で、これをほふり、罪祭としなければならない。
34 そして祭司は指でその罪祭の血を取り、燔祭の祭壇の角にそれを塗り、残りの血はことごとく祭壇のもとに注がなければならない。
35 またそのすべての脂肪は酬恩祭の犠牲から小羊の脂肪を取るのと同じように取り、祭司はこれを主にささげる火祭のように祭壇の上で焼かなければならない。こうして祭司が彼の犯した罪のためにあがないをするならば、彼はゆるされるであろう。

詩篇1
1 悪しき者のはかりごとに歩まず、罪びとの道に立たず、あざける者の座にすわらぬ人はさいわいである。
2 このような人は主のおきてをよろこび、昼も夜もそのおきてを思う。
3 このような人は流れのほとりに植えられた木の時が来ると実を結び、その葉もしぼまないように、そのなすところは皆栄える。
4 悪しき者はそうでない、風の吹き去るもみがらのようだ。
5 それゆえ、悪しき者はさばきに耐えない。罪びとは正しい者のつどいに立つことができない。
6 主は正しい者の道を知られる。しかし、悪しき者の道は滅びる。

詩篇2
1 なにゆえ、もろもろの国びとは騒ぎたち、もろもろの民はむなしい事をたくらむのか。
2 地のもろもろの王は立ち構え、もろもろのつかさはともに、はかり、主とその油そそがれた者とに逆らって言う、
3 「われらは彼らのかせをこわし、彼らのきずなを解き捨てるであろう」と。
4 天に座する者は笑い、主は彼らをあざけられるであろう。
5 そして主は憤りをもって彼らに語り、激しい怒りをもって彼らを恐れ惑わせて言われる、
6 「わたしはわが王を聖なる山シオンに立てた」と。
7 わたしは主の詔をのべよう。主はわたしに言われた、「おまえはわたしの子だ。きょう、わたしはおまえを生んだ。
8 わたしに求めよ、わたしはもろもろの国を嗣業としておまえに与え、地のはてまでもおまえの所有として与える。
9 おまえは鉄のつえをもって彼らを打ち破り、陶工の作る器物のように彼らを打ち砕くであろう」と。
10 それゆえ、もろもろの王よ、賢くあれ、地のつかさらよ、戒めをうけよ。
11 恐れをもって主に仕え、おののきをもって
12 その足に口づけせよ。さもないと主は怒って、あなたがたを道で滅ぼされるであろう、その憤りがすみやかに燃えるからである。すべて主に寄り頼む者はさいわいである。

箴言19
1 正しく歩む貧しい者は、曲ったことを言う愚かな者にまさる。
2 人が知識のないのは良くない、足で急ぐ者は道に迷う。
3 人は自分の愚かさによって道につまずき、かえって心のうちに主をうらむ。
4 富は多くの新しい友を作る、しかし貧しい人はその友に捨てられる。
5 偽りの証人は罰を免れない、偽りをいう者はのがれることができない。
6 気前のよい人にこびる者は多い、人はみな贈り物をする人の友となる。
7 貧しい者はその兄弟すらもみなこれを憎む、ましてその友はこれに遠ざからないであろうか。言葉をかけてこれを呼んでも、去って帰らないのである。
8 知恵を得る者は自分の魂を愛し、悟りを保つ者は幸を得る。
9 偽りの証人は罰を免れない、偽りをいう者は滅びる。
10 愚かな者が、ぜいたくな暮しをするのは、ふさわしいことではない、しもべたる者が、君たる者を治めるなどは、なおさらである。
11 悟りは人に怒りを忍ばせる、あやまちをゆるすのは人の誉である。
12 王の怒りは、ししのほえるようであり、その恵みは草の上におく露のようである。
13 愚かな子はその父の災である、妻の争うのは、雨漏りの絶えないのとひとしい。
14 家と富とは先祖からうけつぐもの、賢い妻は主から賜わるものである。
15 怠りは人を熟睡させる、なまけ者は飢える。
16 戒めを守る者は自分の魂を守る、み言葉を軽んじる者は死ぬ。
17 貧しい者をあわれむ者は主に貸すのだ、その施しは主が償われる。
18 望みのあるうちに、自分の子を懲らせ、これを滅ぼす心を起してはならない。
19 怒ることの激しい者は罰をうける、たとい彼を救ってやっても、さらにくり返さねばならない。
20 勧めを聞き、教訓をうけよ、そうすれば、ついには知恵ある者となる。
21 人の心には多くの計画がある、しかしただ主の、み旨だけが堅く立つ。
22 人に望ましいのは、いつくしみ深いことである、貧しい人は偽りをいう人にまさる。
23 主を恐れることは人を命に至らせ、常に飽き足りて、災にあうことはない。
24 なまけ者は、手を皿に入れても、それを口に持ってゆくことをしない。
25 あざける者を打て、そうすれば思慮のない者も慎む。さとき者を戒めよ、そうすれば彼は知識を得る。
26 父に乱暴をはたらき、母を追い出す者は、恥をきたらし、はずかしめをまねく子である。
27 わが子よ、知識の言葉をはなれて人を迷わせる教訓を聞くことをやめよ。
28 悪い証人はさばきをあざけり、悪しき者の口は悪をむさぼり食う。
29 さばきはあざける者のために備えられ、むちは愚かな者の背のために備えられる。

コロサイ人への手紙2
1 わたしが、あなたがたとラオデキヤにいる人たちのため、また、直接にはまだ会ったことのない人々のために、どんなに苦闘しているか、わかってもらいたい。
2 それは彼らが、心を励まされ、愛によって結び合わされ、豊かな理解力を十分に与えられ、神の奥義なるキリストを知るに至るためである。
3 キリストのうちには、知恵と知識との宝が、いっさい隠されている。
4 わたしがこう言うのは、あなたがたが、だれにも巧みな言葉で迷わされることのないためである。
5 たとい、わたしは肉体においては離れていても、霊においてはあなたがたと一緒にいて、あなたがたの秩序正しい様子とキリストに対するあなたがたの強固な信仰とを見て、喜んでいる。
6 このように、あなたがたは主キリスト・イエスを受けいれたのだから、彼にあって歩きなさい。
7 また、彼に根ざし、彼にあって建てられ、そして教えられたように、信仰が確立されて、あふれるばかり感謝しなさい。
8 あなたがたは、むなしいだましごとの哲学で、人のとりこにされないように、気をつけなさい。それはキリストに従わず、世のもろもろの霊力に従う人間の言伝えに基くものにすぎない。
9 キリストにこそ、満ちみちているいっさいの神の徳が、かたちをとって宿っており、
10 そしてあなたがたは、キリストにあって、それに満たされているのである。彼はすべての支配と権威とのかしらであり、
11 あなたがたはまた、彼にあって、手によらない割礼、すなわち、キリストの割礼を受けて、肉のからだを脱ぎ捨てたのである。
12 あなたがたはバプテスマを受けて彼と共に葬られ、同時に、彼を死人の中からよみがえらせた神の力を信じる信仰によって、彼と共によみがえらされたのである。
13 あなたがたは、先には罪の中にあり、かつ肉の割礼がないままで死んでいた者であるが、神は、あなたがたをキリストと共に生かし、わたしたちのいっさいの罪をゆるして下さった。
14 神は、わたしたちを責めて不利におとしいれる証書を、その規定もろともぬり消し、これを取り除いて、十字架につけてしまわれた。
15 そして、もろもろの支配と権威との武装を解除し、キリストにあって凱旋し、彼らをその行列に加えて、さらしものとされたのである。
16 だから、あなたがたは、食物と飲み物とにつき、あるいは祭や新月や安息日などについて、だれにも批評されてはならない。
17 これらは、きたるべきものの影であって、その本体はキリストにある。
18 あなたがたは、わざとらしい謙そんと天使礼拝とにおぼれている人々から、いろいろと悪評されてはならない。彼らは幻を見たことを重んじ、肉の思いによっていたずらに誇るだけで、
19 キリストなるかしらに、しっかりと着くことをしない。このかしらから出て、からだ全体は、節と節、筋と筋とによって強められ結び合わされ、神に育てられて成長していくのである。
20 もしあなたがたが、キリストと共に死んで世のもろもろの霊力から離れたのなら、なぜ、なおこの世に生きているもののように、
21 「さわるな、味わうな、触れるな」などという規定に縛られているのか。
22 これらは皆、使えば尽きてしまうもの、人間の規定や教によっているものである。
23 これらのことは、ひとりよがりの礼拝とわざとらしい謙そんと、からだの苦行とをともなうので、知恵のあるしわざらしく見えるが、実は、ほしいままな肉欲を防ぐのに、なんの役にも立つものではない。

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