2015年4月6日月曜日

4/6 レビ記9、詩篇10、箴言24、テサロニケ人への手紙記第一3

レビ記9
1 八日目になって、モーセはアロンとその子たち、およびイスラエルの長老たちを呼び寄せ、
2 アロンに言った、「あなたは雄の子牛の全きものを罪祭のために取り、また雄羊の全きものを燔祭のために取って、主の前にささげなさい。
3 あなたはまたイスラエルの人々に言いなさい、『あなたがたは雄やぎを罪祭のために取り、また一歳の全き子牛と小羊とを燔祭のために取りなさい、
4 また主の前にささげる酬恩祭のために雄牛と雄羊とを取り、また油を混ぜた素祭を取りなさい。主がきょうあなたがたに現れたもうからである』」。
5 彼らはモーセが命じたものを会見の幕屋の前に携えてきた。会衆がみな近づいて主の前に立ったので、
6 モーセは言った、「これは主があなたがたに、せよと命じられたことである。こうして主の栄光はあなたがたに現れるであろう」。
7 モーセはまたアロンに言った、「あなたは祭壇に近づき、あなたの罪祭と燔祭をささげて、あなたのため、また民のためにあがないをし、また民の供え物をささげて、彼らのためにあがないをし、すべて主がお命じになったようにしなさい」。
8 そこでアロンは祭壇に近づき、自分のための罪祭の子牛をほふった。
9 そしてアロンの子たちは、その血を彼のもとに携えてきたので、彼は指をその血に浸し、それを祭壇の角につけ、残りの血を祭壇のもとに注ぎ、
10 また罪祭の脂肪と腎臓と肝臓の小葉とを祭壇の上で焼いた。主がモーセに命じられたとおりである。
11 またその肉と皮とは宿営の外で火をもって焼き捨てた。
12 彼はまた燔祭の獣をほふり、アロンの子たちがその血を彼に渡したので、これを祭壇の周囲に注ぎかけた。
13 彼らがまた燔祭のもの、すなわち、その切り分けたものと頭とを彼に渡したので、彼はこれを祭壇の上で焼いた。
14 またその内臓と足とを洗い、祭壇の上で燔祭と共にこれを焼いた。
15 彼はまた民の供え物をささげた。すなわち、民のための罪祭のやぎを取ってこれをほふり、前のようにこれを罪のためにささげた。
16 また燔祭をささげた。すなわち、これを定めのようにささげた。
17 また素祭をささげ、そのうちから一握りを取り、朝の燔祭に加えて、これを祭壇の上で焼いた。
18 彼はまた民のためにささげる酬恩祭の犠牲の雄牛と雄羊とをほふり、アロンの子たちが、その血を彼に渡したので、彼はこれを祭壇の周囲に注ぎかけた。
19 またその雄牛と雄羊との脂肪、すなわち、脂尾、内臓をおおうもの、腎臓、肝臓の小葉。
20 これらの脂肪を彼らはその胸の上に載せて携えてきたので、彼はその脂肪を祭壇の上で焼いた。
21 その胸と右のももとは、アロンが主の前に揺り動かして揺祭とした。モーセが命じたとおりである。
22 アロンは民にむかって手をあげて、彼らを祝福し、罪祭、燔祭、酬恩祭をささげ終って降りた。
23 モーセとアロンは会見の幕屋に入り、また出てきて民を祝福した。そして主の栄光はすべての民に現れ、
24 主の前から火が出て、祭壇の上の燔祭と脂肪とを焼きつくした。民はみな、これを見て喜びよばわり、そしてひれ伏した。
 
詩篇10 
1 主よ、なにゆえ遠く離れて立たれるのですか。なにゆえ悩みの時に身を隠されるのですか。
2 悪しき者は高ぶって貧しい者を激しく責めます。どうぞ彼らがその企てたはかりごとにみずから捕えられますように。
3 悪しき者は自分の心の願いを誇り、むさぼる者は主をのろい、かつ捨てる。
4 悪しき者は誇り顔をして、神を求めない。その思いに、すべて「神はない」という。
5 彼の道は常に栄え、あなたのさばきは彼を離れて高く、彼はそのすべてのあだを口先で吹く。
6 彼は心の内に言う、「わたしは動かされることはなく、世々わざわいにあうことがない」と。
7 その口はのろいと、欺きと、しえたげとに満ち、その舌の下には害毒と不正とがある。
8 彼は村里の隠れ場におり、忍びやかな所で罪のない者を殺す。その目は寄るべなき者をうかがい、
9 隠れ場にひそむししのように、ひそかに待ち伏せする。彼は貧しい者を捕えようと待ち伏せし、貧しい者を網にひきいれて捕える。
10 寄るべなき者は彼の力によって打ちくじかれ、衰え、倒れる。
11 彼は心のうちに言う、「神は忘れた、神はその顔を隠した、神は絶えて見ることはなかろう」と。
12 主よ、立ちあがってください。神よ、み手をあげてください。苦しむ者を忘れないでください。
13 なにゆえ、悪しき者は神を侮り、心のうちに「あなたはとがめることをしない」と言うのですか。
14 あなたはみそなわし、悩みと苦しみとを見て、それをみ手に取られます。寄るべなき者はあなたに身をゆだねるのです。あなたはいつもみなしごを助けられました。
15 悪しき者と悪を行う者の腕を折り、その悪を一つも残さないまでに探り出してください。
16 主はとこしえに王でいらせられる。もろもろの国民は滅びて主の国から跡を断つでしょう。
17 主よ、あなたは柔和な者の願いを聞き、その心を強くし、耳を傾けて、
18 みなしごと、しえたげられる者とのためにさばきを行われます。地に属する人は再び人を脅かすことはないでしょう。

箴言24
1 悪を行う人をうらやんではならない、また彼らと共におることを願ってはならない。
2 彼らはその心に強奪を計り、そのくちびるに人をそこなうことを語るからである。
3 家は知恵によって建てられ、悟りによって堅くせられ、
4 また、へやは知識によってさまざまの尊く、麗しい宝で満たされる。
5 知恵ある者は強い人よりも強く、知識ある人は力ある人よりも強い。
6 良い指揮によって戦いをすることができ、勝利は多くの議する者がいるからである。
7 知恵は高くて愚かな者の及ぶところではない、愚かな者は門で口を開くことができない。
8 悪を行うことを計る者を人はいたずら者ととなえる。
9 愚かな者の計るところは罪であり、あざける者は人に憎まれる。
10 もしあなたが悩みの日に気をくじくならば、あなたの力は弱い。
11 死地にひかれゆく者を助け出せ、滅びによろめきゆく者を救え。
12 あなたが、われわれはこれを知らなかったといっても、心をはかる者はそれを悟らないであろうか。あなたの魂を守る者はそれを知らないであろうか。彼はおのおのの行いにより、人に報いないであろうか。
13 わが子よ、蜜を食べよ、これは良いものである、また、蜂の巣のしたたりはあなたの口に甘い。
14 知恵もあなたの魂にはそのようであることを知れ。それを得るならば、かならず報いがあって、あなたの望みは、すたらない。
15 悪しき者がするように、正しい者の家をうかがってはならない、その住む所に乱暴をしてはならない。
16 正しい者は七たび倒れても、また起きあがる、しかし、悪しき者は災によって滅びる。
17 あなたのあだが倒れるとき楽しんではならない、彼のつまずくとき心に喜んではならない。
18 主はそれを見て悪いこととし、その怒りを彼から転じられる。
19 悪を行う者のゆえに心を悩ましてはならない、よこしまな者をうらやんではならない。
20 悪しき者には後の良い報いはない、よこしまな者のともしびは消される。
21 わが子よ、主と王とを恐れよ、そのいずれにも不従順であってはならない。
22 その災はたちまち起るからである。この二つの者からくる滅びをだれが知り得ようか。
23 これらもまた知恵ある者の箴言である。片寄ったさばきをするのは、よくない。
24 悪しき者に向かって、「あなたは正しい」という者を、人々はのろい、諸民は憎む。
25 悪しき者をせめる者は恵みを得る、また幸福が与えられる。
26 正しい答をする者は、くちびるに、口づけするのである。
27 外で、あなたの仕事を整え、畑で、すべての物をおのれのために備え、その後あなたの家を建てるがよい。
28 ゆえなく隣り人に敵して、証言をしてはならない、くちびるをもって欺いてはならない。
29 「彼がわたしにしたように、わたしも彼にしよう、わたしは人がしたところにしたがって、その人に報いよう」と言ってはならない。
30 わたしはなまけ者の畑のそばと、知恵のない人のぶどう畑のそばを通ってみたが、
31 いばらが一面に生え、あざみがその地面をおおい、その石がきはくずれていた。
32 わたしはこれをみて心をとどめ、これを見て教訓を得た。
33 「しばらく眠り、しばらくまどろみ、手をこまぬいて、またしばらく休む」。
34 それゆえ、貧しさは盗びとのように、あなたに来、乏しさは、つわもののように、あなたに来る。

テサロニケ人への手紙記第一3
1 そこで、わたしたちはこれ以上耐えられなくなって、わたしたちだけがアテネに留まることに定め、
2 わたしたちの兄弟で、キリストの福音における神の同労者テモテをつかわした。それは、あなたがたの信仰を強め、
3 このような患難の中にあって、動揺する者がひとりもないように励ますためであった。あなたがたの知っているとおり、わたしたちは患難に会うように定められているのである。
4 そして、あなたがたの所にいたとき、わたしたちがやがて患難に会うことをあらかじめ言っておいたが、あなたがたの知っているように、今そのとおりになったのである。
5 そこで、わたしはこれ以上耐えられなくなって、もしや「試みる者」があなたがたを試み、そのためにわたしたちの労苦がむだになりはしないかと気づかって、あなたがたの信仰を知るために、彼をつかわしたのである。
6 ところが今テモテが、あなたがたの所からわたしたちのもとに帰ってきて、あなたがたの信仰と愛とについて知らせ、また、あなたがたがいつもわたしたちのことを覚え、わたしたちがあなたがたに会いたく思っていると同じように、わたしたちにしきりに会いたがっているという吉報をもたらした。
7 兄弟たちよ。それによって、わたしたちはあらゆる苦難と患難との中にありながら、あなたがたの信仰によって慰められた。
8 なぜなら、あなたがたが主にあって堅く立ってくれるなら、わたしたちはいま生きることになるからである。
9 ほんとうに、わたしたちの神のみまえで、あなたがたのことで喜ぶ大きな喜びのために、どんな感謝を神にささげたらよいだろうか。
10 わたしたちは、あなたがたの顔を見、あなたがたの信仰の足りないところを補いたいと、日夜しきりに願っているのである。
11 どうか、わたしたちの父なる神ご自身と、わたしたちの主イエスとが、あなたがたのところへ行く道を、わたしたちに開いて下さるように。
12 どうか、主が、あなたがた相互の愛とすべての人に対する愛とを、わたしたちがあなたがたを愛する愛と同じように、増し加えて豊かにして下さるように。
13 そして、どうか、わたしたちの主イエスが、そのすべての聖なる者と共にこられる時、神のみまえに、あなたがたの心を強め、清く、責められるところのない者にして下さるように。

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