2015年4月10日金曜日

4/10 レビ記14、詩篇17、箴言28、テサロニケ人への手紙記第二2

レビ記14
1 主はまたモーセに言われた、
2 「重い皮膚病の患者が清い者とされる時のおきては次のとおりである。すなわち、その人を祭司のもとに連れて行き、
3 祭司は宿営の外に出て行って、その人を見、もし重い皮膚病の患部がいえているならば、
4 祭司は命じてその清められる者のために、生きている清い小鳥二羽と、香柏の木と、緋の糸と、ヒソプとを取ってこさせ、
5 祭司はまた命じて、その小鳥の一羽を、流れ水を盛った土の器の上で殺させ、
6 そして生きている小鳥を、香柏の木と、緋の糸と、ヒソプと共に取って、これをかの流れ水を盛った土の器の上で殺した小鳥の血に、その生きている小鳥と共に浸し、
7 これを重い皮膚病から清められる者に七たび注いで、その人を清い者とし、その生きている小鳥は野に放たなければならない。
8 清められる者はその衣服を洗い、毛をことごとくそり落し、水に身をすすいで清くなり、その後、宿営にはいることができる。ただし七日の間はその天幕の外にいなければならない。
9 そして七日目に毛をことごとくそらなければならない。頭の毛も、ひげも、まゆも、ことごとくそらなければならない。彼はその衣服を洗い、水に身をすすいで清くなるであろう。
10 八日目にその人は雄の小羊の全きもの二頭と、一歳の雌の小羊の全きもの一頭とを取り、また麦粉十分の三エパに油を混ぜた素祭と、油一ログとを取らなければならない。
11 清めをなす祭司は、清められる人とこれらの物とを、会見の幕屋の入口で主の前に置き、
12 祭司は、かの雄の小羊一頭を取って、これを一ログの油と共に愆祭としてささげ、またこれを主の前に揺り動かして揺祭としなければならない。
13 この雄の小羊は罪祭および燔祭をほふる場所、すなわち聖なる所で、これをほふらなければならない。愆祭は罪祭と同じく、祭司に帰するものであって、いと聖なる物である。
14 そして祭司はその愆祭の血を取り、これを清められる者の右の耳たぶと、右の手の親指と、右の足の親指とにつけなければならない。
15 祭司はまた一ログの油を取って、これを自分の左の手のひらに注ぎ、
16 そして祭司は右の指を左の手のひらにある油に浸し、その指をもって、その油を七たび主の前に注がなければならない。
17 祭司は手のひらにある油の残りを、清められる者の右の耳たぶと、右の手の親指と、右の足の親指とに、さきにつけた愆祭の血の上につけなければならない。
18 そして祭司は手のひらになお残っている油を、清められる者の頭につけ、主の前で、その人のためにあがないをしなければならない。
19 また祭司は罪祭をささげて、汚れのゆえに、清められねばならぬ者のためにあがないをし、その後、燔祭のものをほふらなければならない。
20 そして祭司は燔祭と素祭とを祭壇の上にささげ、その人のために、あがないをしなければならない。こうしてその人は清くなるであろう。
21 その人がもし貧しくて、それに手の届かない時は、自分のあがないのために揺り動かす愆祭として、雄の小羊一頭を取り、また素祭として油を混ぜた麦粉十分の一エパと、油一ログとを取り、
22 さらにその手の届く山ばと二羽、または家ばとのひな二羽を取らなければならない。その一つは罪祭のため、他の一つは燔祭のためである。
23 そして八日目に、その清めのために会見の幕屋の入口におる祭司のもと、主の前にこれを携えて行かなければならない。
24 祭司はその愆祭の雄の小羊と、一ログの油とを取り、これを主の前に揺り動かして揺祭としなければならない。
25 そして祭司は愆祭の雄の小羊をほふり、その愆祭の血を取って、これを清められる者の右の耳たぶと、右の手の親指と、右の足の親指とにつけなければならない。
26 また祭司はその油を自分の左の手のひらに注ぎ、
27 祭司はその右の指をもって、左の手のひらにある油を、七たび主の前に注がなければならない。
28 また祭司はその手のひらにある油を、清められる者の右の耳たぶと、右の手の親指と、右の足の親指とに、すなわち、愆祭の血をつけたところにつけなければならない。
29 また祭司は手のひらに残っている油を、清められる者の頭につけ、主の前で、その人のために、あがないをしなければならない。
30 その人はその手の届く山ばと一羽、または家ばとのひな一羽をささげなければならない。
31 すなわち、その手の届くものの一つを罪祭とし、他の一つを燔祭として素祭と共にささげなければならない。こうして祭司は清められる者のために、主の前にあがないをするであろう。
32 これは重い皮膚病の患者で、その清めに必要なものに、手の届かない者のためのおきてである」。
33 主はまたモーセとアロンに言われた、
34 「あなたがたに所有として与えるカナンの地に、あなたがたがはいる時、その所有の地において、家に悪性のかびが生じるならば、
35 その家の持ち主はきて、祭司に告げ、『かびのようなものが、わたしの家にあります』と言わなければならない。
36 祭司は命じて、祭司がそのかびを見に行く前に、その家をあけさせ、その家にあるすべての物が汚されないようにし、その後、祭司は、はいってその家を見なければならない。
37 そのかびを見て、もしそのかびが家の壁にあって、青または赤のくぼみをもち、それが壁よりも低く見えるならば、
38 祭司はその家を出て、家の入口にいたり、七日の間その家を閉鎖しなければならない。
39 祭司は七日目に、またきてそれを見、そのかびがもし家の壁に広がっているならば、
40 祭司は命じて、そのかびの生じている石を取り出し、町の外の汚れた物を捨てる場所に捨てさせ、
41 またその家の内側のまわりを削らせ、その削ったしっくいを町の外の汚れた物を捨てる場所に捨てさせ、
42 ほかの石を取って、元の石のところに入れさせ、またほかのしっくいを取って、家を塗らせなければならない。
43 このように石を取り出し、家を削り、塗りかえた後に、そのかびがもし再び家に生じるならば、
44 祭司はまたきて見なければならない。かびがもし家に広がっているならば、これは家にある特に悪性のかびであって、これは汚れた物である。
45 その家は、こぼち、その石、その木、その家のしっくいは、ことごとく町の外の汚れた物を捨てる場所に運び出さなければならない。
46 その家が閉鎖されている日の間に、これにはいる者は夕まで汚れるであろう。
47 その家に寝る者はその衣服を洗わなければならない。その家で食する者も、その衣服を洗わなければならない。
48 しかし、祭司がはいって見て、もし家を塗りかえた後に、そのかびが家に広がっていなければ、これはそのかびがおさまったのであるから、祭司はその家を清いものとしなければならない。
49 また彼はその家を清めるために、小鳥二羽と、香柏の木と、緋の糸と、ヒソプとを取り、
50 その小鳥の一羽を流れ水を盛った土の器の上で殺し、
51 香柏の木と、ヒソプと、緋の糸と、生きている小鳥とを取って、その殺した小鳥の血と流れ水に浸し、これを七たび家に注がなければならない。
52 こうして祭司は小鳥の血と流れ水と、生きている小鳥と、香柏の木と、ヒソプと、緋の糸とをもって家を清め、
53 その生きている小鳥は町の外の野に放して、その家のために、あがないをしなければならない。こうして、それは清くなるであろう」。
54 これは重い皮膚病のすべての患部、かいせん、
55 および衣服と家の悪性のかび、
56 ならびに腫と、吹出物と、光る所とに関するおきてであって、
57 いつそれが汚れているか、いつそれが清いかを教えるものである。これが重い皮膚病に関するおきてである。

詩篇17
0 ダビデの祈
1 主よ、正しい訴えを聞き、わたしの叫びにみ心をとめ、偽りのないくちびるから出るわたしの祈に耳を傾けてください。
2 どうかわたしについての宣告がみ前から出て、あなたの目が公平をみられるように。
3 あなたがわたしの心をためし、夜、わたしに臨み、わたしを試みられても、わたしのうちになんの悪い思いをも見いだされないでしょう。わたしの口も罪を犯しません。
4 人のおこないの事をいえば、あなたのくちびるの言葉によって、わたしは不法な者の道を避けました。
5 わたしの歩みはあなたの道に堅く立ち、わたしの足はすべることがなかったのです。
6 神よ、わたしはあなたに呼ばわります。あなたはわたしに答えられます。どうか耳を傾けて、わたしの述べることをお聞きください。
7 寄り頼む者をそのあだから右の手で救われる者よ、あなたのいつくしみを驚くばかりにあらわし、
8 ひとみのようにわたしを守り、みつばさの陰にわたしを隠し、
9 わたしをしえたげる悪しき者から、わたしを囲む恐ろしい敵から、のがれさせてください。
10 彼らはその心を閉じて、あわれむことなく、その口をもって高ぶって語るのです。
11 彼らはわたしを追いつめ、わたしを囲み、わたしを地に投げ倒さんと、その目をそそぎます。
12 彼らはかき裂かんと、いらだつししのごとく、隠れた所にひそみ待つ子じしのようです。
13 主よ、立ちあがって、彼らに立ちむかい、彼らを倒してください。つるぎをもって悪しき者からわたしのいのちをお救いください。
14 主よ、み手をもって人々からわたしをお救いください。すなわち自分の分け前をこの世で受け、あなたの宝をもってその腹を満たされる世の人々からわたしをお救いください。彼らは多くの子に飽き足り、その富を幼な子に残すのです。
15 しかしわたしは義にあって、み顔を見、目ざめる時、みかたちを見て、満ち足りるでしょう。

箴言28
1 悪しき者は追う人もないのに逃げる、正しい人はししのように勇ましい。
2 国の罪によって、治める者は多くなり、さとく、また知識ある人によって、国はながく保つ。
3 貧しい者をしえたげる貧しい人は、糧食を残さない激しい雨のようだ。
4 律法を捨てる者は悪しき者をほめる、律法を守る者はこれに敵対する。
5 悪人は正しいことを悟らない、主を求める者はこれをことごとく悟る。
6 正しく歩む貧しい者は、曲った道を歩む富める者にまさる。
7 律法を守る者は賢い子である、不品行な者と交わるものは、父をはずかしめる。
8 利息と高利とによってその富をます者は、貧しい者を恵む者のために、それをたくわえる。
9 耳をそむけて律法を聞かない者は、その祈でさえも憎まれる。
10 正しい者を悪い道に惑わす者は、みずから自分の穴に陥る、しかし誠実な人は幸福を継ぐ。
11 富める人は自分の目に自らを知恵ある者と見る、しかし悟りのある貧しい者は彼を見やぶる。
12 正しい者が勝つときは、大いなる栄えがある、悪しき者が起るときは、民は身をかくす。
13 その罪を隠す者は栄えることがない、言い表わしてこれを離れる者は、あわれみをうける。
14 常に主を恐れる人はさいわいである、心をかたくなにする者は災に陥る。
15 貧しい民を治める悪いつかさは、ほえるしし、または飢えたくまのようだ。
16 悟りのないつかさは残忍な圧制者である、不正の利を憎む者は長命を得る。
17 人を殺してその血を身に負う者は死ぬまで、のがれびとである、だれもこれを助けてはならない。
18 正しく歩む者は救を得、曲った道に歩む者は穴に陥る。
19 自分の田地を耕す者は食糧に飽き、無益な事に従う者は貧乏に飽きる。
20 忠実な人は多くの祝福を得る、急いで富を得ようとする者は罰を免れない。
21 人を片寄り見ることは良くない、人は一切れのパンのために、とがを犯すことがある。
22 欲の深い人は急いで富を得ようとする、かえって欠乏が自分の所に来ることを知らない。
23 人を戒める者は舌をもってへつらう者よりも、大いなる感謝をうける。
24 父や母の物を盗んで「これは罪ではない」と言う者は、滅ぼす者の友である。
25 むさぼる者は争いを起し、主に信頼する者は豊かになる。
26 自分の心を頼む者は愚かである、知恵をもって歩む者は救を得る。
27 貧しい者に施す者は物に不足しない、目をおおって見ない人は多くののろいをうける。
28 悪しき者が起るときは、民は身をかくす、その滅びるときは、正しい人が増す。

テサロニケ人への手紙記第二2
1 さて兄弟たちよ。わたしたちの主イエス・キリストの来臨と、わたしたちがみもとに集められることとについて、あなたがたにお願いすることがある。
2 霊により、あるいは言葉により、あるいはわたしたちから出たという手紙によって、主の日はすでにきたとふれまわる者があっても、すぐさま心を動かされたり、あわてたりしてはいけない。
3 だれがどんな事をしても、それにだまされてはならない。まず背教のことが起り、不法の者、すなわち、滅びの子が現れるにちがいない。
4 彼は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して立ち上がり、自ら神の宮に座して、自分は神だと宣言する。
5 わたしがまだあなたがたの所にいた時、これらの事をくり返して言ったのを思い出さないのか。
6 そして、あなたがたが知っているとおり、彼が自分に定められた時になってから現れるように、いま彼を阻止しているものがある。
7 不法の秘密の力が、すでに働いているのである。ただそれは、いま阻止している者が取り除かれる時までのことである。
8 その時になると、不法の者が現れる。この者を、主イエスは口の息をもって殺し、来臨の輝きによって滅ぼすであろう。
9 不法の者が来るのは、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力と、しるしと、不思議と、
10 また、あらゆる不義の惑わしとを、滅ぶべき者どもに対して行うためである。彼らが滅びるのは、自分らの救となるべき真理に対する愛を受けいれなかった報いである。
11 そこで神は、彼らが偽りを信じるように、迷わす力を送り、
12 こうして、真理を信じないで不義を喜んでいたすべての人を、さばくのである。
13 しかし、主に愛されている兄弟たちよ。わたしたちはいつもあなたがたのことを、神に感謝せずにはおられない。それは、神があなたがたを初めから選んで、御霊によるきよめと、真理に対する信仰とによって、救を得させようとし、
14 そのために、わたしたちの福音によりあなたがたを召して、わたしたちの主イエス・キリストの栄光にあずからせて下さるからである。
15 そこで、兄弟たちよ。堅く立って、わたしたちの言葉や手紙で教えられた言伝えを、しっかりと守り続けなさい。
16 どうか、わたしたちの主イエス・キリストご自身と、わたしたちを愛し、恵みをもって永遠の慰めと確かな望みとを賜わるわたしたちの父なる神とが、
17 あなたがたの心を励まし、あなたがたを強めて、すべての良いわざを行い、正しい言葉を語る者として下さるように。

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