2015年4月3日金曜日

4/3 レビ記6、詩篇5~6、箴言21、コロサイ人への手紙4

レビ記6
1 主はまたモーセに言われた、
2 「もし人が罪を犯し、主に対して不正をなしたとき、すなわち預かり物、手にした質草、またはかすめた物について、その隣人を欺き、あるいはその隣人をしえたげ、
3 あるいは落し物を拾い、それについて欺き、偽って誓うなど、すべて人がそれをなして罪となることの一つについて、
4 罪を犯し、とがを得たならば、彼はそのかすめた物、しえたげて取った物、預かった物、拾った落し物、
5 または偽り誓ったすべての物を返さなければならない。すなわち残りなく償い、更にその五分の一をこれに加え、彼が愆祭をささげる日に、これをその元の持ち主に渡さなければならない。
6 彼はその償いとして、あなたの値積りにしたがい、雄羊の全きものを、群れの中から取り、これを祭司のもとに携えてきて、愆祭として主にささげなければならない。
7 こうして、祭司が主の前で彼のためにあがないをするならば、彼はそのいずれを行ってとがを得てもゆるされるであろう」。
8 主はまたモーセに言われた、
9 「アロンとその子たちに命じて言いなさい、『燔祭のおきては次のとおりである。燔祭は祭壇の炉の上に、朝まで夜もすがらあるようにし、そこに祭壇の火を燃え続かせなければならない。
10 祭司は亜麻布の服を着、亜麻布のももひきを身につけ、祭壇の上で火に焼けた燔祭の灰を取って、これを祭壇のそばに置き、
11 その衣服を脱ぎ、ほかの衣服を着て、その灰を宿営の外の清い場所に携え出さなければならない。
12 祭壇の上の火は、そこに燃え続かせ、それを消してはならない。祭司は朝ごとに、たきぎをその上に燃やし、燔祭をその上に並べ、また酬恩祭の脂肪をその上で焼かなければならない。
13 火は絶えず祭壇の上に燃え続かせ、これを消してはならない。
14 素祭のおきては次のとおりである。アロンの子たちはそれを祭壇の前で主の前にささげなければならない。
15 すなわち素祭の麦粉一握りとその油を、素祭の上にある全部の乳香と共に取って、祭壇の上で焼き、香ばしいかおりとし、記念の分として主にささげなければならない。
16 その残りはアロンとその子たちが食べなければならない。すなわち、種を入れずに聖なる所で食べなければならない。会見の幕屋の庭でこれを食べなければならない。
17 これは種を入れて焼いてはならない。わたしはこれをわたしの火祭のうちから彼らの分として与える。これは罪祭および愆祭と同様に、いと聖なるものである。
18 アロンの子たちのうち、すべての男子はこれを食べることができる。これは主にささげる火祭のうちから、あなたがたが代々永久に受けるように定められた分である。すべてこれに触れるものは聖となるであろう』」。
19 主はまたモーセに言われた、
20 「アロンとその子たちが、アロンの油注がれる日に、主にささぐべき供え物は次のとおりである。すなわち麦粉十分の一エパを、絶えずささげる素祭とし、半ばは朝に、半ばは夕にささげなければならない。
21 それは油をよく混ぜて平鍋で焼き、それを携えてきて、細かく砕いた素祭とし、香ばしいかおりとして、主にささげなければならない。
22 彼の子たちのうち、油注がれて彼についで祭司となる者は、これをささげなければならない。これは永久に主に帰する分として、全く焼きつくすべきものである。
23 すべて祭司の素祭は全く焼きつくすべきものであって、これを食べてはならない」。
24 主はまたモーセに言われた、
25 「アロンとその子たちに言いなさい、『罪祭のおきては次のとおりである。罪祭は燔祭をほふる場所で、主の前にほふらなければならない。これはいと聖なる物である。
26 罪のためにこれをささげる祭司が、これを食べなければならない。すなわち会見の幕屋の庭の聖なる所で、これを食べなければならない。
27 すべてその肉に触れる者は聖となるであろう。もしその血が衣服にかかったならば、そのかかったものは聖なる所で洗わなければならない。
28 またそれを煮た土の器は砕かなければならない。もし青銅の器で煮たのであれば、それはみがいて、水で洗わなければならない。
29 祭司たちのうちのすべての男子は、これを食べることができる。これはいと聖なるものである。
30 しかし、その血を会見の幕屋に携えていって、聖所であがないに用いた罪祭は食べてはならない。これは火で焼き捨てなければならない。

詩篇5
0 聖歌隊の指揮者によって笛にあわせてうたわせたダビデの歌
1 主よ、わたしの言葉に耳を傾け、わたしの嘆きに、み心をとめてください。
2 わが王、わが神よ、わたしの叫びの声をお聞きください。わたしはあなたに祈っています。
3 主よ、朝ごとにあなたはわたしの声を聞かれます。わたしは朝ごとにあなたのためにいけにえを備えて待ち望みます。
4 あなたは悪しき事を喜ばれる神ではない。悪人はあなたのもとに身を寄せることはできない。
5 高ぶる者はあなたの目の前に立つことはできない。あなたはすべて悪を行う者を憎まれる。
6 あなたは偽りを言う者を滅ぼされる。主は血を流す者と、人をだます者を忌みきらわれる。
7 しかし、わたしはあなたの豊かないつくしみによって、あなたの家に入り、聖なる宮にむかって、かしこみ伏し拝みます。
8 主よ、わたしのあだのゆえに、あなたの義をもってわたしを導き、わたしの前にあなたの道をまっすぐにしてください。
9 彼らの口には真実がなく、彼らの心には滅びがあり、そののどは開いた墓、その舌はへつらいを言うのです。
10 神よ、どうか彼らにその罪を負わせ、そのはかりごとによって、みずから倒れさせ、その多くのとがのゆえに彼らを追いだしてください。彼らはあなたにそむいたからです。
11 しかし、すべてあなたに寄り頼む者を喜ばせ、とこしえに喜び呼ばわらせてください。また、み名を愛する者があなたによって喜びを得るように、彼らをお守りください。
12 主よ、あなたは正しい者を祝福し、盾をもってするように、恵みをもってこれをおおい守られます。

詩篇6
0 聖歌隊の指揮者によってシェミニテにあわせ琴をもってうたわせたダビデの歌
1 主よ、あなたの怒りをもって、わたしを責めず、あなたの激しい怒りをもって、わたしを懲らしめないでください。
2 主よ、わたしをあわれんでください。わたしは弱り衰えています。主よ、わたしをいやしてください。わたしの骨は悩み苦しんでいます。
3 わたしの魂もまたいたく悩み苦しんでいます。主よ、あなたはいつまでお怒りになるのですか。
4 主よ、かえりみて、わたしの命をお救いください。あなたのいつくしみにより、わたしをお助けください。
5 死においては、あなたを覚えるものはなく、陰府においては、だれがあなたをほめたたえることができましょうか。
6 わたしは嘆きによって疲れ、夜ごとに涙をもって、わたしのふしどをただよわせ、わたしのしとねをぬらした。
7 わたしの目は憂いによって衰え、もろもろのあだのゆえに弱くなった。
8 すべて悪を行う者よ、わたしを離れ去れ。主はわたしの泣く声を聞かれた。
9 主はわたしの願いを聞かれた。主はわたしの祈をうけられる。
10 わたしの敵は恥じて、いたく悩み苦しみ、彼らは退いて、たちどころに恥をうけるであろう。

箴言21
1 王の心は、主の手のうちにあって、水の流れのようだ、主はみこころのままにこれを導かれる。
2 人の道は自分の目には正しく見える、しかし主は人の心をはかられる。
3 正義と公平を行うことは、犠牲にもまさって主に喜ばれる。
4 高ぶる目とおごる心とは、悪しき人のともしびであって、罪である。
5 勤勉な人の計画は、ついにその人を豊かにする、すべて怠るものは貧しくなる。
6 偽りの舌をもって宝を得るのは、吹きはらわれる煙、死のわなである。
7 悪しき者の暴虐はその身を滅ぼす、彼らは公平を行うことを好まないからである。
8 罪びとの道は曲っている、潔白な人の行いはまっすぐである。
9 争いを好む女と一緒に家におるよりは屋根のすみにおるほうがよい。
10 悪しき者の魂は悪を行うことを願う、その隣り人にも好意をもって見られない。
11 あざけるものが罰をうけるならば、思慮のない者は知恵を得る。知恵ある者が教をうけるならば知識を得る。
12 正しい神は、悪しき者の家をみとめて、悪しき者を滅びに投げいれられる。
13 耳を閉じて貧しい者の呼ぶ声を聞かない者は、自分が呼ぶときに、聞かれない。
14 ひそかな贈り物は憤りをなだめる、ふところのまいないは激しい怒りを和らげる。
15 公義を行うことは、正しい者には喜びであるが、悪を行う者には滅びである。
16 悟りの道を離れる人は、死人の集会の中におる。
17 快楽を好む者は貧しい人となり、酒と油とを好む者は富むことがない。
18 悪しき者は正しい者のあがないとなり、不信実な者は正しい人に代る。
19 争い怒る女と共におるよりは、荒野に住むほうがましだ。
20 知恵ある者の家には尊い宝があり、愚かな人はこれを、のみ尽す。
21 正義といつくしみとを追い求める者は、命と誉とを得る。
22 知恵ある者は強い者の城にのぼって、その頼みとするとりでをくずす。
23 口と舌とを守る者はその魂を守って、悩みにあわせない。
24 高ぶりおごる者を「あざける者」となづける、彼は高慢無礼な行いをするものである。
25 なまけ者の欲望は自分の身を殺す、これはその手を働かせないからである。
26 悪しき者はひねもす人の物をむさぼる、正しい者は与えて惜しまない。
27 悪しき者の供え物は憎まれる、悪意をもってささげる時はなおさらである。
28 偽りの証人は滅ぼされる、よく聞く人の言葉はすたることがない。
29 悪しき者はあつかましくし、正しい人はその道をつつしむ。
30 主に向かっては知恵も悟りも、計りごとも、なんの役にも立たない。
31 戦いの日のために馬を備える、しかし勝利は主による。

コロサイ人への手紙4
1 主人たる者よ、僕を正しく公平に扱いなさい。あなたがたにも主が天にいますことが、わかっているのだから。
2 目をさまして、感謝のうちに祈り、ひたすら祈り続けなさい。
3 同時にわたしたちのためにも、神が御言のために門を開いて下さって、わたしたちがキリストの奥義を語れるように(わたしは、実は、そのために獄につながれているのである)、
4 また、わたしが語るべきことをはっきりと語れるように、祈ってほしい。
5 今の時を生かして用い、そとの人に対して賢く行動しなさい。
6 いつも、塩で味つけられた、やさしい言葉を使いなさい。そうすれば、ひとりびとりに対してどう答えるべきか、わかるであろう。
7 わたしの様子については、主にあって共に僕であり、また忠実に仕えている愛する兄弟テキコが、あなたがたにいっさいのことを報告するであろう。
8 わたしが彼をあなたがたのもとに送るのは、わたしたちの様子を知り、また彼によって心に励ましを受けるためなのである。
9 あなたがたのひとり、忠実な愛する兄弟オネシモをも、彼と共に送る。彼らはあなたがたに、こちらのいっさいの事情を知らせるであろう。
10 わたしと一緒に捕われの身となっているアリスタルコと、バルナバのいとこマルコとが、あなたがたによろしくと言っている。このマルコについては、もし彼があなたがたのもとに行くなら、迎えてやるようにとのさしずを、あなたがたはすでに受けているはずである。
11 また、ユストと呼ばれているイエスからもよろしく。割礼の者の中で、この三人だけが神の国のために働く同労者であって、わたしの慰めとなった者である。
12 あなたがたのうちのひとり、キリスト・イエスの僕エパフラスから、よろしく。彼はいつも、祈のうちであなたがたを覚え、あなたがたが全き人となり、神の御旨をことごとく確信して立つようにと、熱心に祈っている。
13 わたしは、彼があなたがたのため、またラオデキヤとヒエラポリスの人々のために、ひじょうに心労していることを、証言する。
14 愛する医者ルカとデマスとが、あなたがたによろしく。
15 ラオデキヤの兄弟たちに、またヌンパとその家にある教会とに、よろしく。
16 この手紙があなたがたの所で朗読されたら、ラオデキヤの教会でも朗読されるように、取り計らってほしい。またラオデキヤからまわって来る手紙を、あなたがたも朗読してほしい。
17 アルキポに、「主にあって受けた務をよく果すように」と伝えてほしい。
18 パウロ自身が、手ずからこのあいさつを書く。わたしが獄につながれていることを、覚えていてほしい。恵みが、あなたがたと共にあるように。

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