2015年4月5日日曜日

4/5 レビ記8、詩篇9、箴言23、テサロニケ人への手紙第一2

レビ記8
1 主はまたモーセに言われた、
2 「あなたはアロンとその子たち、およびその衣服、注ぎ油、罪祭の雄牛、雄羊二頭、種入れぬパン一かごを取り、
3 また全会衆を会見の幕屋の入口に集めなさい」。
4 モーセは主が命じられたようにした。そして会衆は会見の幕屋の入口に集まった。
5 そこでモーセは会衆にむかって言った、「これは主があなたがたにせよと命じられたことである」。
6 そしてモーセはアロンとその子たちを連れてきて、水で彼らを洗い清め、
7 アロンに服を着させ、帯をしめさせ、衣をまとわせ、エポデを着けさせ、エポデの帯をしめさせ、それをもってエポデを身に結いつけ、
8 また胸当を着けさせ、その胸当にウリムとトンミムを入れ、
9 その頭に帽子をかぶらせ、その帽子の前に金の板、すなわち聖なる冠をつけさせた。主がモーセに命じられたとおりである。
10 モーセはまた注ぎ油を取り、幕屋とそのうちのすべての物に油を注いでこれを聖別し、
11 かつ、それを七たび祭壇に注ぎ、祭壇とそのもろもろの器、洗盤とその台に油を注いでこれを聖別し、
12 また注ぎ油をアロンの頭に注ぎ、彼に油を注いでこれを聖別した。
13 モーセはまたアロンの子たちを連れてきて、服を彼らに着させ、帯を彼らにしめさせ、頭巾を頭に巻かせた。主がモーセに命じられたとおりである。
14 彼はまた罪祭の雄牛を連れてこさせ、アロンとその子たちは、その罪祭の雄牛の頭に手を置いた。
15 モーセはこれをほふり、その血を取り、指をもってその血を祭壇の四すみの角につけて祭壇を清め、また残りの血を祭壇のもとに注いで、これを聖別し、これがためにあがないをした。
16 モーセはまたその内臓の上のすべての脂肪、肝臓の小葉、二つの腎臓とその脂肪とを取り、これを祭壇の上で焼いた。
17 ただし、その雄牛の皮と肉と汚物は宿営の外で、火をもって焼き捨てた。主がモーセに命じられたとおりである。
18 彼はまた燔祭の雄羊を連れてこさせ、アロンとその子たちは、その雄羊の頭に手を置いた。
19 モーセはこれをほふって、その血を祭壇の周囲に注ぎかけた。
20 そして、モーセはその雄羊を節々に切り分かち、その頭と切り分けたものと脂肪とを焼いた。
21 またモーセは水でその内臓と足とを洗い、その雄羊をことごとく祭壇の上で焼いた。これは香ばしいかおりのための燔祭であって、主にささげる火祭である。主がモーセに命じられたとおりである。
22 彼はまたほかの雄羊、すなわち任職の雄羊を連れてこさせ、アロンとその子たちは、その雄羊の頭に手を置いた。
23 モーセはこれをほふり、その血を取って、アロンの右の耳たぶと、右手の親指と、右足の親指とにつけた。
24 またモーセはアロンの子たちを連れてきて、その血を彼らの右の耳たぶと、右手の親指と、右足の親指とにつけた。そしてモーセはその残りの血を、祭壇の周囲に注ぎかけた。
25 彼はまたその脂肪、すなわち脂尾、内臓の上のすべての脂肪、肝臓の小葉、二つの腎臓とその脂肪、ならびにその右のももを取り、
26 また主の前にある種入れぬパンのかごから種入れぬ菓子一つと、油を入れたパンの菓子一つと、煎餅一つとを取って、かの脂肪と右のももとの上に載せ、
27 これをすべてアロンの手と、その子たちの手に渡し、主の前に揺り動かさせて揺祭とした。
28 そしてモーセはこれを彼らの手から取り、祭壇の上で燔祭と共に焼いた。これは香ばしいかおりとする任職の供え物であって、主にささげる火祭である。
29 そしてモーセはその胸を取り、主の前にこれを揺り動かして揺祭とした。これは任職の雄羊のうちモーセに帰すべき分であった。主がモーセに命じられたとおりである。
30 モーセはまた注ぎ油と祭壇の上の血とを取り、これをアロンとその服、またその子たちとその服とに注いで、アロンとその服、およびその子たちと、その服とを聖別した。
31 モーセはまたアロンとその子たちに言った、「会見の幕屋の入口でその肉を煮なさい。そして任職祭のかごの中のパンと共に、それをその所で食べなさい。これは『アロンとその子たちが食べなければならない、と言え』とわたしが命じられたとおりである。
32 あなたがたはその肉とパンとの残ったものを火で焼き捨てなければならない。
33 あなたがたはその任職祭の終る日まで七日の間、会見の幕屋の入口から出てはならない。あなたがたの任職は七日を要するからである。
34 きょう行ったように、あなたがたのために、あがないをせよ、と主はお命じになった。
35 あなたがたは会見の幕屋の入口に七日の間、日夜とどまり、主の仰せを守って、死ぬことのないようにしなければならない。わたしはそのように命じられたからである」。
36 アロンとその子たちは主がモーセによってお命じになったことを、ことごとく行った。

詩篇9
0 聖歌隊の指揮者によってムツラベンのしらべにあわせてうたわせたダビデの歌
1 わたしは心をつくして主に感謝し、あなたのくすしきみわざをことごとく宣べ伝えます。
2 いと高き者よ、あなたによってわたしは喜びかつ楽しみ、あなたの名をほめ歌います。
3 わたしの敵は退くとき、つまずき倒れてあなたの前に滅びました。
4 あなたがわたしの正しい訴えを助け守られたからです。あなたはみくらに座して、正しいさばきをされました。
5 あなたはもろもろの国民を責め、悪しき者を滅ぼし、永久に彼らの名を消し去られました。
6 敵は絶えはてて、とこしえに滅び、あなたが滅ぼされたもろもろの町はその記憶さえ消えうせました。
7 しかし主はとこしえに、み位に座し、さばきのために、みくらを設けられました。
8 主は正義をもって世界をさばき、公平をもってもろもろの民をさばかれます。
9 主はしえたげられる者のとりで、なやみの時のとりでです。
10 み名を知る者はあなたに寄り頼みます。主よ、あなたを尋ね求める者をあなたは捨てられたことがないからです。
11 シオンに住まわれる主にむかってほめうたい、そのみわざをもろもろの民のなかに宣べ伝えよ。
12 血を流す者にあだを報いられる主は彼らを心にとめ、苦しむ者の叫びをお忘れにならないからです。
13 主よ、わたしをあわれんでください。死の門からわたしを引きあげられる主よ、あだする者のわたしを悩ますのをみそなわしてください。
14 そうすれば、わたしはあなたのすべての誉を述べ、シオンの娘の門で、あなたの救を喜ぶことができましょう。
15 もろもろの国民は自分の作った穴に陥り、隠し設けた網に自分の足を捕えられる。
16 主はみずからを知らせ、さばきを行われた。悪しき者は自分の手で作ったわなに捕えられる。〔ヒガヨン、セラ
17 悪しき者、また神を忘れるもろもろの国民は陰府へ去って行く。
18 貧しい者は常に忘れられるのではない。苦しむ者の望みはとこしえに滅びるのではない。
19 主よ、立ちあがってください。人に勝利を得させず、もろもろの国民に、み前でさばきを受けさせてください。
20 主よ、彼らに恐れを起させ、もろもろの国民に自分がただ、人であることを知らせてください。〔セラ

箴言23
1 治める人と共に座して食事するとき、あなたの前にあるものを、よくわきまえ、
2 あなたがもし食をたしなむ者であるならば、あなたののどに刀をあてよ。
3 そのごちそうをむさぼり食べてはならない、これは人を欺く食物だからである。
4 富を得ようと苦労してはならない、かしこく思いとどまるがよい。
5 あなたの目をそれにとめると、それはない、富はたちまち自ら翼を生じて、わしのように天に飛び去るからだ。
6 物惜しみする人のパンを食べてはならない、そのごちそうをむさぼり願ってはならない。
7 彼は心のうちで勘定する人のように、「食え、飲め」とあなたに言うけれども、その心はあなたに真実ではない。
8 あなたはついにその食べた物を吐き出すようになり、あなたのねんごろな言葉もむだになる。
9 愚かな者の耳に語ってはならない、彼はあなたの言葉が示す知恵をいやしめるからだ。
10 古い地境を移してはならない、みなしごの畑を侵してはならない。
11 彼らのあがない主は強くいらせられ、あなたに逆らって彼らの訴えを弁護されるからだ。
12 あなたの心を教訓に用い、あなたの耳を知識の言葉に傾けよ。
13 子を懲らすことを、さし控えてはならない、むちで彼を打っても死ぬことはない。
14 もし、むちで彼を打つならば、その命を陰府から救うことができる。
15 わが子よ、もしあなたの心が賢くあれば、わたしの心もまた喜び、
16 もしあなたのくちびるが正しい事を言うならば、わたしの心も喜ぶ。
17 心に罪びとをうらやんではならない、ただ、ひねもす主を恐れよ。
18 かならず後のよい報いがあって、あなたの望みは、すたらない。
19 わが子よ、よく聞いて、知恵を得よ、かつ、あなたの心を道に向けよ。
20 酒にふけり、肉をたしなむ者と交わってはならない。
21 酒にふける者と、肉をたしなむ者とは貧しくなり、眠りをむさぼる者は、ぼろを身にまとうようになる。
22 あなたを生んだ父のいうことを聞き、年老いた母を軽んじてはならない。
23 真理を買え、これを売ってはならない、知恵と教訓と悟りをも買え。
24 正しい人の父は大いによろこび、知恵ある子を生む者は子のために楽しむ。
25 あなたの父母を楽しませ、あなたを産んだ母を喜ばせよ。
26 わが子よ、あなたの心をわたしに与え、あなたの目をわたしの道に注げ。
27 遊女は深い穴のごとく、みだらな女は狭い井戸のようだ。
28 彼女は盗びとのように人をうかがい、かつ世の人のうちに、不信実な者を多くする。
29 災ある者はだれか、憂いある者はだれか、争いをする者はだれか、煩いある者はだれか、ゆえなく傷をうける者はだれか、赤い目をしている者はだれか。
30 酒に夜をふかす者、行って、混ぜ合わせた酒を味わう者である。
31 酒はあかく、杯の中にあわだち、なめらかにくだる、あなたはこれを見てはならない。
32 これはついに、へびのようにかみ、まむしのように刺す。
33 あなたの目は怪しいものを見、あなたの心は偽りを言う。
34 あなたは海の中に寝ている人のように、帆柱の上に寝ている人のようになる。
35 あなたは言う、「人がわたしを撃ったが、わたしは痛くはなかった。わたしを、たたいたが、わたしは何も覚えはない。いつわたしはさめるのか、また酒を求めよう」と。

テサロニケ人への手紙記第一2
1 兄弟たちよ。あなたがた自身が知っているとおり、わたしたちがあなたがたの所にはいって行ったことは、むだではなかった。
2 それどころか、あなたがたが知っているように、わたしたちは、先にピリピで苦しめられ、はずかしめられたにもかかわらず、わたしたちの神に勇気を与えられて、激しい苦闘のうちに神の福音をあなたがたに語ったのである。
3 いったい、わたしたちの宣教は、迷いや汚れた心から出たものでもなく、だましごとでもない。
4 かえって、わたしたちは神の信任を受けて福音を託されたので、人間に喜ばれるためではなく、わたしたちの心を見分ける神に喜ばれるように、福音を語るのである。
5 わたしたちは、あなたがたが知っているように、決してへつらいの言葉を用いたこともなく、口実を設けて、むさぼったこともない。それは、神があかしして下さる。
6 また、わたしたちは、キリストの使徒として重んじられることができたのであるが、あなたがたからにもせよ、ほかの人々からにもせよ、人間からの栄誉を求めることはしなかった。
7 むしろ、あなたがたの間で、ちょうど母がその子供を育てるように、やさしくふるまった。
8 このように、あなたがたを慕わしく思っていたので、ただ神の福音ばかりではなく、自分のいのちまでもあなたがたに与えたいと願ったほどに、あなたがたを愛したのである。
9 兄弟たちよ。あなたがたはわたしたちの労苦と努力とを記憶していることであろう。すなわち、あなたがたのだれにも負担をかけまいと思って、日夜はたらきながら、あなたがたに神の福音を宣べ伝えた。
10 あなたがたもあかしし、神もあかしして下さるように、わたしたちはあなたがた信者の前で、信心深く、正しく、責められるところがないように、生活をしたのである。
11 そして、あなたがたも知っているとおり、父がその子に対してするように、あなたがたのひとりびとりに対して、
12 御国とその栄光とに召して下さった神のみこころにかなって歩くようにと、勧め、励まし、また、さとしたのである。
13 これらのことを考えて、わたしたちがまた絶えず神に感謝しているのは、あなたがたがわたしたちの説いた神の言を聞いた時に、それを人間の言葉としてではなく、神の言として——事実そのとおりであるが——受けいれてくれたことである。そして、この神の言は、信じるあなたがたのうちに働いているのである。
14 兄弟たちよ。あなたがたは、ユダヤの、キリスト・イエスにある神の諸教会にならう者となった。すなわち、彼らがユダヤ人たちから苦しめられたと同じように、あなたがたもまた同国人から苦しめられた。
15 ユダヤ人たちは主イエスと預言者たちとを殺し、わたしたちを迫害し、神を喜ばせず、すべての人に逆らい、
16 わたしたちが異邦人に救の言を語るのを妨げて、絶えず自分の罪を満たしている。そこで、神の怒りは最も激しく彼らに臨むに至ったのである。
17 兄弟たちよ。わたしたちは、しばらくの間、あなたがたから引き離されていたので——心においてではなく、からだだけではあるが——なおさら、あなたがたの顔を見たいと切にこいねがった。
18 だから、わたしたちは、あなたがたの所に行こうとした。ことに、このパウロは、一再ならず行こうとしたのである。それだのに、わたしたちはサタンに妨げられた。
19 実際、わたしたちの主イエスの来臨にあたって、わたしたちの望みと喜びと誇の冠となるべき者は、あなたがたを外にして、だれがあるだろうか。
20 あなたがたこそ、実にわたしたちのほまれであり、喜びである。

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